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2024/06/29

清水寺

 先日、出張で京都、大阪方面に行ってきました。


合間に時間が出来たので、ちょっと足を伸ばして清水寺へ。

たぶん30年ぶり(!)くらいの訪問でした。





お約束の奥の院側から見た清水寺。

やはりここからの眺めが一番映える、気がします。複雑な形状で柔らかに波打つような檜皮葺の屋根がとてもキレイです。懸造の架構もよくわかるし、左手には京都市街が望めて、とてもフォトジェニックなアングルです。



音羽の滝。

清水寺の開創の起源になった滝で、寺名もここが由来になっているそうです。

並んでいるのはほとんど海外からの観光客の方々で、30年前からの時代の流れを感じてしまいました。。。






下から見上げた本堂。

懸造りといわれる、貫をつかった釘を全く使用していない架構。

大阪万博の大規模木造建築「リング」のモデルとなっています。


下からの見上げもなかなか迫力があるのですが、意外に皆さんスルーしてゆきます。。。


まあ、じっくり眺めているのはケンチク好きのみ、、、というのは30年前と変わらないような。



本堂の手前の石垣も改めて見ると見事なものです。奥に懸造りの舞台がちょっと見えています。



ふと考えてみると、本堂もより頑丈な石垣の上につくれば良かったのではないか、、、と思ったのですが、調べてみると懸造りでつくられている、いわゆる「舞台」部分は、後から増築でつくられたようです。


江戸時代の参拝客の増加に対応して、崖側のせり出した部分に仮設的につくったのが「舞台」部分のようです。


屋根の複雑な形状も、増築を重ねた結果と考えると合点がゆく感じがします。


一般にも知られる名建築の中には増築を重ねて現在に至っているものがけっこうあるのですが、様々な変化に対応しながら改善を積み重ねていった結果、名建築が生まれる、というのもひとつの真理かもしれません。



翻って自分の30年前と較べると、当時は単体のケンチクばかりを見てましたが、今回は周りの部分や歴史的な成り立ちも含めてケンチクを見る視点を持てたことが自分自身の多少の成長、、、かもしれません。


ケンチクやアート、映画にしても、定番の名作を時々見返すことで、自分の年齢や経験に応じて視点や感想が変わってくるトコロが面白いなあと思います。



まあ、清水寺のような名建築は、もうちょっと頻繁に来るべきとも思うのですが、いつでも来られると思うとあっという間に10年、20年経ってしまう、、、というものです。




今回は、芦屋にあるフランク・ロイド・ライトの旧山邑邸も久々に訪問できたので、近々にレビューできればと思います。








2024/03/26

オンラインセミナー@SUMIKA

 家づくりマッチングのサイト「SUMIKA」さんのオンラインセミナーにて「二世帯住宅」について、「府中エコ・コートハウス」を事例として解説しています。


下記のリンクからぜひご一覧ください。


「二世帯住宅のつくりかた:中庭のある独立型二世帯住宅のエコハウス」



正直、拙い解説だなあと我ながら思っていますが(笑、、、二世帯住宅の計画について基礎的なことを解説しています。



二世帯住宅の新築にご興味のある方にとっては参考になる内容になっているかと思いますので、ぜひご覧ください。





2022/10/22

イッタラ展

 フィンランドのガラスメーカー、「イッタラ」社のプロダクトを紹介する展覧会が渋谷の文化村ミュージアムで開催されているので行ってきました。



イッタラは、北欧好きには著名なガラスのメーカーですが、近年はイッセイ・ミヤケや日本の著名なデザイナーともコラボしており、人気のある北欧ブランドのひとつです。



ケンチクの世界では、フィンランドを代表する巨匠、アルヴァ・アアルトのガラス製品を手掛けていることでも知られています。



展覧会場を入ってすぐのエリアに展示されている、「アアルトベース」の展示。



自由な曲線をかたどった「アアルトベース」は1930年代に開発され、90年近く経った現在でも未だにイッタラを代表するプロダクトといえるようです。


かくいう私もフィンランドに行った際に小ぶりの「アアルトベース」を買いました。

ヘルシンキの本店で購入したのがささやかな自慢ですが(笑、日本でもイッタラのお店やネット通販等で色々と購入する方法があるので、さほど珍しいものではないかと思います。



「アアルトベース」をはじめ、シンプルで飽きのこないロングライフデザインと手の届く価格がイッタラの魅力と思いますが、中にはガラス技術を駆使した鳥のデコイのようなプロダクトもあります。





展覧会の最後にディスプレイされていた、ガラスの鳥の数々。

現在はほとんどのプロダクトが機械生産されているようですが、どこかに高い技術を持った手仕事の痕跡を残しているようなところが、イッタラの魅力なのかもしれません。





このグラスも、イッタラの「ウルティマ ツーレ」というグラス。

ラップランドの氷が溶ける様子にインスパイアされてデザインされたもののようですが、ガラスの表面の木の幹を思わせる模様やグラスの底の凹凸が反映した光の様子が、有機的な美しさを創り出しています。

そのせいか、氷が似合うグラスだなあと思います。


このプロダクトも、1960年代のデザインですが、全く古さを感じさせない、ロングライフデザインになっています。



こうした定番デザインがある一方で、新たなデザイナーを招いてのチャレンジをする姿勢が支持されて今の人気につながっているのかと思いますが、どこか自然の優しさを感じさせる有機的なデザインが今の時代に合っているのかなと思います。



同じことは、建築のデザインにもいえるかと思いますが、飽きのこない、どこか優しさのあるデザインの建築をつくることが出来れば、、、と思います。








2022/09/08

フィン・ユール展

 気づけば9月に入っていますが、今年はケンチク・デザイン系の展覧会が充実しています。


そのひとつである、「フィン・ユールとデンマークの椅子」展に行ってきました。


デンマークの著名な椅子・インテリアのデザイナーであるフィン・ユールを軸に、デンマークの名作椅子を紹介する展覧会でした。




会場は東京都美術館。前川國男設計のクラシック・モダンな空間の美術館ですが、北欧モダニズムによる椅子の展示と美術館の空間がマッチしてました。





こちらは日本でも有名なアルネ・ヤコブセンのデザインした椅子の展示コーナー。




この椅子は、シドニー・オペラハウスで有名なヨーン・ウッツォンのデザイン。ウッツォンも北欧系の出身と理解していましたが、実はデンマークの方だそうです。

この椅子の、ちょっと癖のある曲線のフォルムはオーロラをイメージしているそうです。




こちらの椅子は、フィン・ユールのデザインした椅子の中でも代表的な「ザ・チェアー」。

シンプルながらしなやかな曲線が特徴的で、とても座りやすそうです。

北欧デザインらしい木の質感と優しさを持った椅子だなと思います。



こちらの展示も、全てフィン・ユールのデザインした椅子。


いずれも柔らかな曲線を使っており、普通っぽさの中にあるちょっとした癖のようなカーブラインが印象的です。


恥ずかしながらフィン・ユールという方を全く知らなかったのですが、、、微妙な曲線が多く製造が難しいからか、現在は廃番になっている製品も多いようです。

ただ、まだ販売されている製品もあるようで、フィン・ユールをはじめとする現在流通しているデンマークの椅子プロダクトに、触って座れるコーナーが、展示室の最後にありました。


20世紀初頭からのデンマークの椅子のデザインを概観できる上に試し座りも出来るので、椅子好き、北欧デザイン好きには大変オススメの展覧会です。




10月9日まで、東京都美術館で開催されています。




2022/07/06

琉球展

 6月の話しになりますが、東京国立博物館で「琉球展」を開催していたので行ってきました。


沖縄の本土復帰50周年記念の展覧会で、7月中旬からは九州国立博物館で開催されるそうです。


恥ずかしながら、何故か沖縄に行ったことが無く、自分にとって数少ない未踏県のひとつです。ちなみに、個人的に未だに未踏なのは、富山、鳥取、徳島、高知、そして沖縄です。

あと5県なので、いつかは訪問して47都道府県全てを踏破したいのですが、それぞれなかなかに遠い、、、ので、機会を逸している感じです。


話しが逸れましたが、未踏の沖縄を多少とも体験する、、、ということで展覧会に行ってきました。


展示は沖縄の歴史や文化を総合的に概観する、というもので、教科書ではなかなかじっくり学べない琉球史をざっと見通せた感じです。


やはり、独立国家としての歴史が長く、地理的に交通の要衝ということもあって、様々な文化の影響を受けつつ独自の文化的、芸術的なアイデンティティを築いてきたことが理解できました。




こちらの写真は琉球国王、尚家の王族が身につけた着物。鳳凰柄が鮮やか。




こちらは同じく尚王家の酒器。錫製の瓶にガラスの飾り玉をつけているそうです。

こういうガラス細工の酒器は初めてみましたが、西洋由来の舶来品、といわれても納得しそうな無国籍感、時代の超越感があります。




撮影可能エリアが限られていましたので、ご紹介できるのは上記の2枚のみですが、他にも色々な文化財が展示されていて、充実の展示ボリュームでした。




建築では、2019年に火事で消失した首里城関連の展示もほんの少しありました。

沖縄の古建築も、赤い瓦や鮮やかな色彩、うねるような石垣等が非常に魅力的ですが、それらの遺構の一部は世界遺産に指定されていて、沖縄各地に保存されています。

残念ながら今回の展示では建築系の展示物が少なめだったのですが、実際に訪れる、という宿題をいただいた、、、のかなと思います。


沖縄は建築の世界遺産も魅力ですが、その他の自然遺産、文化遺産も非常に魅力的で、それらを含めていつか世界遺産巡りをしてみたいものです。


そして歴史的にも、戦争の痛ましい記憶がまだまだ残る場所ですが、自然、文化、歴史を含めて魅力あふれる沖縄だなあと思います。


未踏の自分が言うのもおこがましい、、、のですが。



いずれにしても、時間をかけてじっくり訪れてみたい土地のひとつです。












2022/02/03

アアルトの器

前回の投稿からのフィンランドつながりで、アアルトの器についてご紹介。


フィンランドデザイン展ではアアルトの器も展示されていましたが、ウチの自宅でも小さなアアルトの器を使っているので、ちょっと並べてみました。




右が花瓶で左がボウル。

いずれもフィンランドの湖の形状をモチーフに有機的な形態がつくられていると言われています。


そして、驚くべきはオリジナルのデザインは1930年代になされており、そこから大きな変更が無い点。


もちろん、製法や色、サイズはバリエーションが増えて洗練されているようですが、ほぼ80年間オリジナルのデザインを維持し、今だに市販されて人気のある製品であるというのは本当に驚きです。



今見ても古さを全く感じさせませんが、そういうロングライフ・デザインを生み出しているのは素晴らしいなあと思います。





ボウルにリンゴを盛り付けてみたところ。

こういう濃い色合いの食器は日本だと敬遠されることが多いと思いますが、有機的な形状もあいまって、新鮮に感じます。



そして、心なしかリンゴが美味しく感じられる、、、気がします。




アアルトは都市や建築から器に至るまで、大小様々なスケールのデザインで傑作を残していますが、こういうデザインを生み出すことが出来ればなあと、つとに思います。






2022/01/27

フィンランドデザイン展

 今週末に会期末を迎える、渋谷の東急文化村で開催中の「ザ・フィンランドデザイン展」に行ってきました。


フィンランドというと、ムーミンやサウナで有名な北欧の国ですが、デザイン関連の世界でも家具のアルテック、陶器類のイッタラ、アラビア、ファブリックのマリメッコ等々、日本でもお馴染みのブランドが多くみられます。


展覧会はこれらのデザインブランドの始原にあたる20世紀前半から中盤にかけての主要なデザイナーを紹介する、概要を把握する入門編として最適な展覧会でした。


フィンランドは北欧の比較的小さな国ですが、森と水の自然に親しむ文化というのが日本人の感性と近いところもあるせいか、近年特に人気がある国のひとつと思います。


かくいう私も2016年に初めて訪れて、色々と見学・勉強させていただきました。



展覧会で印象的だったのは、女性のデザイナーが多く活躍していた点で、陶器やテキスタイルといったジャンルの影響もあるかもしれませんが、女性の社会進出や働き方についても学ぶべき部分が多くあるのだろうと思いました。






写真は会場内で撮影OKだった、家具の展示スペース。

展示されている家具はアルテック社の製品がほとんどですが、デザインしたのはフィンランドの巨匠建築家、アルヴァ・アアルトとその妻アイノ・アアルト。


多くの製品がデザインされたのは1930-40年代のようですが、今見ても有機的な曲線と優しい木を使用したプロダクトは古びることなく、いまだ人気のプロダクトです。




こうした持続的でロングライフなデザインを生み出したいと常々思いますが、色々と勉強になる展覧会でした。




すでに会期末ですが、予約制の展覧会なのでお早めに来訪されるのが良いかと思います。






2021/12/30

実物大ガンダム

 気づけば2021年も残すところわずかになりましたが、この一年を振り返ると外出が難しい期間が長かったので、ご多分に漏れず、ほぼ家と事務所、スーパーを往復する毎日でした。


そんな中で、自分的に記憶に残った今年のトピックはというと、横浜で公開されている「実物大の動くガンダム」の見学に行ったこと、がその一つとして挙げられます。


この動くガンダムは昨年暮れから公開されていて、来年3月まで期間限定で公開されています。

ちょうどコロナ禍の自粛期間のタイミングにずっと重なっていたので、行くに行けない状況が続いていたのですが、先日ようやく観に行くことが出来ました。




ゆっくりながら動くガンダム。

整備場での可動試験をイメージした設定になっているようです。

ガンダムは約18mなので、建物でいうとだいたい6階建てに相当します。脇のデッキに人影が見えますが、その巨大さがよくわかります。





夜間はこんな感じでライトアップされています。

昼間もいいですが、夜間だと非日常感が強くなって、よりフィクションの世界に浸れる感じです。







脇のデッキから見たところ。ガンダムの腰のところに支持アームがついていて、背後の黒い重機によってコントロールされて移動しています。


出来うるなら完全に自立して歩く姿を見たい、、、ものですが、荷重的に18mを歩かせるのが非常に難しいのと、地震や風圧に対する安全性からこういう形になったようです。確かに、18mの巨人が万一転倒したら、、、それだけで大事故のニュースになりそうです。


技術的には遊園地のアトラクションに近い気がしますが、重機と建築の技術をベースに各種の演出技術を組み合わせてつくられた、という印象です。

プロジェクトを統括しているのは乃村工藝社という、展示施設やイベント、インテリア等の分野で有名な施工会社が担当していますが、ケンチク系の会社が統括しているというのはこの実物大ガンダム、というプロジェクトの技術的な属性を象徴している気がします。


まあ、そういう意味ではケンチク的にも大変興味深い点があったのですが、やはり40年の年月を経てもなお人々を惹きつける魅力がある、というのは、ガンダムというロボットのデザイン自体が古臭さを感じさせない、シンプルなロングライフ・デザインであるから、という点も一因にあるかなと思います。

ガンダムのデザインをしたのは、大河原邦男先生というアニメのメカ・デザインの巨匠の方ですが、美大でデザインを学ばれたキャリアの方です。

大河原さんのデザインはパッと見でキャラの性格が理解できて、機能美を感じるものですが、モダニズムのデザイン的な美学を感じさせるのはデザインに対する基礎的な教養をお持ちなのかと思います。





脇のデッキから、横浜の港の夕景をバックに。
トリコロールカラーの直線的なエッジの効いたデザイン、というのはモダニズム・デザインの王道を行っている気がします。
そして近くで見ると、あたかも本当に動く機体が整備場に収納されているかのようで、テンションがあがります。






そして、ガンダムの脇で、はしゃぐオジサン(笑。






思えば、ガンダムのプラモデルを子供の頃に一生懸命につくったことが、今の職業にも繋がっています。


その当時は、40年後にもこのような形で、実体化したガンダムを楽しめる日が来るとは夢にも思っていませんでしたが、この40年で色々な世代の人に色々な方法で楽しめる、持続的なコンテンツに成長したのだと思います。



そして、自分自身もガンダムにも負けないような、シンプルなロングライフ・デザインで使い手から愛されるようなケンチクづくりをこれからも継続してゆければ、、、と思いを新たにした次第です。




最後に、今年も大変な日々でしたが、皆さまも良いお年を、お過ごしください。



2021/09/02

イサム・ノグチ展

 先日、上野で開催されていたイサム・ノグチ展に行ってきました。



最近の展覧会に多い、撮影OKな展示スペースがあり、皆さんこぞって写真を撮っていました。

写真はイサム・ノグチの有名な照明「Akari」シリーズで構成したインスタレーション。


いわゆる「映え」スポットとして記念写真を撮る方もチラホラと。





こちらは吊りタイプの「Akari」。


大きさが2m程度あるので、実際に見るとなかなかの迫力があります。

製品として市販されているものもありますが、見たことが無い、複雑なタイプもありました。




こちらは、イサム・ノグチとしては珍しい、陶芸のカップ。おたまのような単純なフォルムが特徴的です。




イサム・ノグチといえば「Akari」や石の彫刻が有名ですが、80年代後半くらいに鋼板による作品づくりにも取り組んでいたそうです。


こちらの作品のタイトルは「座禅」。

そういわれると確かに座禅を組んだ御仁に見えてきます。



他にも色々な作品が展示されていましたが、特に印象に残ったものをピックアップしました。



イサム・ノグチは有名なモダン建築に設置された彫刻も多いので、なんとなく知った気になっていましたが、色々なことに幅広くチャレンジしていることを改めて学んだ気がします。



「Akari」シリーズは今だに定番の照明として、自分の設計においてもスペックインすることがありますが、どの作品・プロダクトを見ても、石のような硬い素材から紙のように柔らかな素材まで幅広く取り扱いつつ、単純でちょっとユーモアのある普遍的でシンプルな形をしていて、ひと目でイサム・ノグチと分かるような造形をしています。


やはりそうした普遍的な単純性が古めかしくならない理由なのでしょうが、そうした魅力を建築においても追求すべく、日々の設計活動に取り組みたいと改めて思った次第です。




まあ、その境地に到達するには遥かなる道のりですが(笑、、、、ユーモアも忘れずに日々楽しく取り組むことも、大事かなあと思います。











2021/08/04

野老さんの展示会

 代官山の蔦屋で、東京オリンピックのエンブレムのデザインで知られる美術家・野老朝雄さんの作品展示・販売会が8/31まで開催されています。(こちらのリンク)





先日、野老さんの作品集が発売されているのですが、その書籍の販売に関連した展示会のようです。一点ものの美術作品からプロダクト製品まで、展示されているものはだいたい購入できるみたいです。
いずれの作品も、オリンピックのエンブレム同様にシンプルですが、論理的で幾何学的なルールでつくられています。使っている色彩も藍色が多いので、作品によってはなんだかエンブレムのバリエーションを見ているような気にもなります。







近年は立体作品にも力を入れているそうで、3Dプリンターやレーザープリンターを駆使して写真にあるような複雑な立体を制作しているとのことでした。





野老さんはもともと建築を学ばれていて、時々建築に関連するプロジェクトも手掛けていらっしゃいます。
それもあって、何度かお会いしたことがあるのですが、とても穏やかな職人気質な方です。
今回も、オープニングに際して会場にいらっしゃったので、少しお話を伺うことが出来ました。(ちょっと自慢です・・・。)




ここ数日はオリンピックのエンブレムを見かけない日は無い、、、くらいですが、見かけるたびにシンプルで良いデザインだなあと思ってしまいます。





今後、活動の幅をさらに拡げてゆかれるのでしょうが、個人的にその活動から目が離せない、尊敬する美術家・デザイナーの一人です。






2021/02/25

フローリング@ショールーム

 現在設計中の府中の住宅について、お施主様とフローリングを検討しに渋谷にある「無垢フローリングドットコム」さんのショールームにお邪魔してきました。








良さげなフローリングのサンプルを床に並べて、それぞれの風合いの確認。



無垢フローリングはやはり質感の良さや長期的なスパンでのメンテナンスの良さが長所ですが、その分手間がかかったり価格がお高めだったりする点が短所だったりします。


とはいえ、一度手にとってみるとその良さは一目瞭然、、、ということで、いくつかの候補を持ち帰って長短を比較検討することとなりました。



やはり建材は大きなサイズで実物を見ないとわからないもので、その点はオンラインでは再現できない点があります。



ここ最近、各社のショールームは感染対策として完全予約制のところが多く、ショールームによっては日程の空きがなかなか無く、気軽に行きづらくなっているのが悩ましいところです。

とはいえ、実物を色々見ないと良し悪しが判断出来ないので、お施主様とのショールーム巡りは設計のプロセスの中でも重要なイベントのひとつです。




もうすぐ緊急事態宣言も解除されそうですが、また気兼ねなくショールームに行ける世の中に早く戻って欲しいものです。






2021/02/23

シンプル・エコなプロダクト#3 風船クロック

 先日、注文していたプロダクトが事務所に届きました。


倉俣史朗デザインの「風船クロック」。





時計を覆うフードが透明なアクリルでできていて、その見た目から通称「風船クロック」と言われています。



80年代にデザインされたプロダクトですが、今だに販売されていて、ロングセラーになっています。


そんなロングセラー商品でありますが、薄くて微妙な曲面のあるアクリル・フードをつくる技術が大変難しく、制作の手間を鑑みて昨年大幅に値上げされました。


実は値上げ前に駆け込みで発注したのですが、、、数ヶ月待った上で先週ようやく届きました。


実物は直径30cm、厚みが10cmくらいあるので、けっこうボリューム感がありますが、透明なので、繊細ではかない感じもします。

そして、アクリルがつくる微妙な陰影が壁面に投影されて、白い壁面に映えるデザインだなと思います。



倉俣史朗のデザインは極限までシンプルで、大胆でもありながら普遍的なデザインになっており、いくつかのプロダクトは今も生産・販売されていてロングライフ・デザインの代表例になっています。

一般的な意味での「エコ」ではないかもしれないですが、40年近くずっと形を変えずに生産されていることを考えると、「シンプルでエコロジカル」なデザインだなあと思います。




これから、事務所のインテリアの一部として一緒に時を刻んでいってほしいなと思います。





2020/12/08

シンプル・エコな雑貨#2 iphone12

 携帯電話のバッテリーがだいぶ消耗してきましたので、思い切ってiphone12に機種変更しました。


これで、個人的に6代目のiphone です。



今回は新色のブルーにしました。

シリコンのカバーもアップル純正にしましたが、マットな質感が良い感じです。


日本の場合、キャリアと契約している携帯電話はリサイクルのシステムが確立しているので、所有しているというよりリースしている感覚に個人的には感じるのですが、こういうサイクルが確立されているのはエコロジカルな気がします。

今回の12からはイヤホンや充電コンセントが省略されていて、包装や付属品も簡略化されています。


やはりエコやサステナビリティに配慮してとのことですが、プロダクト製品のエコ配慮はこれまで形式的なものが多かったのが本格的な取り組み方へと世の中全体が変化しつつあるように思います。



ともあれ、新しいiphoneはカメラに超広角レンズがあって、室内も広い画角で撮ることが出来ます。

職業柄、建築やインテリアを撮る場合にこういう広角レンズは大変重宝します。もう中途半端なデジタルカメラは不要、、、と思える性能になりつつある気がします。

これが今回の機種変更の動機のひとつでもあったのですが、やはり機種変更するとこうした新しいテクノロジーの進化を実感できます。



何より、シンプルで洗練され、かつエコロジカルな配慮もあるアップル製品は所有する喜びや楽しみがある、数少ない工業製品であることは間違いないかと思います。






2020/05/12

シンプル・エコな雑貨#1

設計・デザインの仕事をしていると、普段使っているモノも自分が良いなあを思うモノをなるだけ使いたいと思うものですが、今回はシンプルなデザインとエコなスペックのある雑貨をちょっとご紹介したいと思います。




特別な雑貨ではないですが、、、今年7月のレジ袋有料化に伴って最近よく見かける、エコバッグです。


どちらかというと地味な柄のバッグですが、画家ジャン・ミッシェル・バスキアの図柄を使った、アート柄のエコバッグ、というのがポイントです。


バスキアは某社長さんが123億円で落札して日本での知名度が一気に上がった、主に1980年代にNYで活躍した画家です。


このアート柄エコバックはシリーズ化されていて、葛飾北斎やピカソ、モネ、ウォーホルといった古今東西の有名画家の図柄をアレンジしたバッグが製品化されています。


その中でバスキアのこの図柄のバッグは一番地味、、、と思われる図柄ですが、日常に溶け込んで目立たない図柄なのがオジサンには似合うかなあ(笑、と思って普段使いしている
次第です。



7月の有料化に向けてエコバッグも多様な製品が販売されていますが、エコバッグを日常的に使い始めるといつも廃棄していたレジ袋がとても貴重なものに感じます。


エコ的な観点からもエコバッグは有効ですが、持っていてちょっと楽しくなるような雑貨を普段から持ち歩いていると気持ちも晴れやかになる、感じもします。




特に外出するのがスーパーくらいしか無い昨今の状況では、身の回り品のちょっとした彩りが気分をあげるという意味でも有効なアイテムかなと思います。





今後も機会をみて、身の回りの「シンプル・エコ」な雑貨をご紹介してゆければと思います。









2020/05/06

ワークスペースその2

先日、マンションリノベでのワークスペースをブログでご紹介しましたが、今回は戸建て住宅「MINI Step House/みどりのK邸」での事例をご紹介します。


                 photo:黒住直臣

こちらの住宅は木造の2階建て住宅です。
上の写真はダイニングとキッチン廻りを写したものですが、1階のダイニング・テーブルの上にある2階のテラスのような部分がワークスペースになります。


写真では家具が入っていないのでわかりにくいのですが、、、1畳ほどの小さなスペースになっています。
こちらのスペースには隣接する寝室からアクセスするようになっているので、なんとなく入りづらいプライベートなスペースになっています。一見すると開放的なテラスのようですが、実は最もプライバシーの高いスペース、とも言えます。





こちらの写真はワークスペース内のもの。
正面の照明の下にデスクを置く想定です。小さなスペースですが、デスクと本棚を置くくらいの余裕はあり、ダンナさんが使う想定でつくりました。ちょっとした書斎兼隠れ家、といった感じでしょうか。


こちらのスペースは基本設計の完了時は何も無かったのですが、実施設計の後半に差し掛かったところで、吹抜けの上部の有効利用、ということで急きょ追加しました。






また、この住宅にはもう一箇所デスクスペースがあります。


             photo:黒住直臣


キッチンの脇にある、こちらも小さなスペースです。写真の左側がキッチンで廊下を挟んで反対側にある、ちょっと照明が光っている部分がデスクスペースになっています。
このキッチン脇のワークスペースはキッチン廻りに居る時間の多い奥様が主に使うスペースとして設計しました。




赤いクロスの貼ってあるニッチに板を渡してデスクにしています。
こちらも写真だと飾り棚のように見えるので、わかりづらいのですが、実際にはパソコンやプリンタ、電話等の通信機器が置かれています。





新築住宅の場合はこういうチョイ足し的なスペースを自由に創ることが出来るのが長所といえます。





家の中に色々な居場所があって、用途や目的に応じて選択の余地があるとより快適でストレスの無い生活が送れるものと思います。
ネットの世界で可能な事がより多くなりリアルな空間の有効性・重要性が相対的に低下する一方で、安全・安心で居心地の良い居場所としての住宅の重要性も今後より増してゆく気がします。












2014/10/06

歴代 i phone

先日、i phone6が発売されましたが、発売初日にたまたま代官山のツタヤに立ち寄ったら在庫アリになっていたので、その場で機種更新しました。

ちょっとラッキー、だったのですが、今回は割りと在庫が十分にあるようで、すでに街中でi phone6を持っている方をちらほらと見かけたりします。


で、下の写真がi phone5の下取り前に撮った、林所有の歴代i phone とi pod。







左からi pod (第5世代)、i phone3G、i phone5、i phone6。


面白いことにだんだん大型化しています。



ふつうは内部機構の改良と共に小型化するのが家電の一般的な進化の流れに思いますが、画面は大型の方が使い勝手が良い、というスマホ全体の潮流とのバランスなのかもしれません。


個人的にはポケットに入れて携帯していることが多いので、これ以上の大型化はちょっと難儀に思うのですが、i phone6くらいの大きさが限界ギリギリかな、という気もします。


ちなみに厚さはだんだん薄くなってきていて、重さも軽くなっています。
そういう意味ではツールが「ハコ」から「カード」に変化している感じです。


i phone6にはおサイフ機能や健康管理機能が付加されている訳ですが、すでに電話としての機能は多彩な機能の一部分になりつつあります。
もはや家の鍵とかクレジットカードや財布のように手放せないツールとなっている訳ですが、今後も更に進化するのかなと思います。



写真の第5世代i podを買ったのは2005年なのですが、音楽とちょっとしたビデオの再生が機能の全てでした。で、こうして新旧並べてその機能を較べてみると、ここ10年足らずのうちにものすごい進化を遂げていることが実感できます。



翻って、自分の生活や建築のデザインやテクノロジーの10年間の変化というのを考えると、進化のスピードが雲泥の差だなあ、、、と思ってしまう訳ですが、やはりIT業界はドッグ・イヤーで進んでいる、ということなのかもしれません。




いずれにしてもアップルには今後も世界を変えるような素晴らしいプロダクトを期待したいものです。



ちょっと評論めいた文章になりましたが、歴代のi phoneを並べてみて、来し方行く末について感慨深くなった次第です。。。






2012/06/05

Supercar

最近、ジムショ近くの代官山ツタヤによく行きますが、ランボルギーニの新車が展示されていました。





オープンカーでしたが、運転席まわりのディテールがすごくかっこいい。




高級時計とかも同じでしょうが、丁寧に造りこまれたディテールと革やメタルとかの見た目と触感の良い素材を組み合わせたデザインに見惚れてしまいます。

ランボルギーニのようなスーパーカーというのは我々の世代にとってコドモの頃からの憧れでもあるわけですが、こうして間近に見る機会は希少なものです。


まあ、これで住宅一軒分くらいの値段、、、、と考えると触れることすら躊躇してしまう訳ですが写真右上のお子様の手が車体に伸びてます。

だっこしていた外国人のお父さん、即刻注意してました(笑・・・・。



こういう高級なクラフト感のある建築はなかなか昨今の日本の景況では出来ないものですが、前職で担当した表参道の某ブランド系テナントビルではこれに近いチャレンジをすることができました。設計も施工監理もすごく大変でしたが、やりがいはあるというものです。


そうした経験を糧に、これからもこういうクラフトのような建築を目指してチャレンジ続けたい、、、と思います。




2011/07/02

greenfan

節電の夏シリーズ、になりますが、先日扇風機を事務所に導入しました。







バルミューダ社のGreenfan。
この夏の扇風機ブームで在庫の無い状態が続いているようですが、5月に注文してなんとか間に合いました。
現行モデルは「Greenfan2」ですが、入荷待ちが7月末だったので、入荷の早い初代Greenfanにしました。
高級デザイン家電、という範疇になるかと思いますが、消費電力が少ない点と柔らかい風が吹く点、部材がしっかりしていて長く使える点などの性能的な長所と、なによりデザイン的な良品の少ない扇風機というジャンルにおいて、シンプルでちゃんと細部まできちんとデザインしている数少ない製品という長所、から一念発起して購入しました。

実際に使ってみると音が静かな点と風が拡散されるように自然に吹いてくる点が良いなと。
事務所の相方は「i mac みたい。」とか言ってましたが、デスクに置いてもそれなりにサマになる感じはします。

あと、お値段もそれなりですが、「さすがに高級家電、吹いてくる風が安物と全く違うのうっ!」という気持ちによる心理的涼感効果、というか催眠効果は絶大、、、な気がします。



自分だけかもしれませんが・・・。




とはいえ、良い製品というのは使ってみるとやはり違いを実感するもので、そういう製品を大事に使い続けるということもサスティナブル社会を実現するためのひとつの選択になりえます。

建築も同じで、初期投資が多少高くとも、長く大事に使われて愛される建物が結局環境に優しいのだと思います。それは性能面もさることながら、感情移入できるような情緒面=デザインのクオリティも大事と考えます。

ちょっと我田引水な話しですが、デザインを生業としている以上、自分達の日常の選択においてもそうしたコンセプトをつらぬき通せたらなあ、と思っています。

2010/09/03

定性的/定量的

学術用語のようですが、建築の良し悪しを判断する時には「定性的」な評価軸と「定量的」な評価軸があります。

ウィキでみると「定性的研究」というのは「対象の質的な側面に注目した研究」とあり、「定量的研究」は「対象の量的な側面に注目し、数値を用いた記述、分析を伴う研究」とあります。

ものすごく単純化すると、ある対象を「質」で評価するか「量」で評価するか、ということになります。

「定量的」に建築を評価するというのは割と方法が確立されていて、たとえばnLDKの間取りとか坪単価とか、面積、高さ、寸法といった数値に還元することが可能です。建築の見積書はそれが更に徹底していて、ある建物にかかる材料の数量、単価、人工、手間などを細分化して数字として積み上げていきます。いかなる建築であれ、数字に還元されつくしているので、金額的に比較可能な対象となりうる。
また建築にかかる各種法規も定量的な基準を設定することで構造的な安全や高さの限度、シックハウスの予防等を確保しようとしています。


一方で「定性的」な評価軸の代表はデザインの良し悪し、です。
例えば映画のアカデミー賞とか建築でいえばプリツカー賞とかは判断のつきにくい芸術というものに対して賞を授与することによって定性的な判断の基準をつくり、良し悪しをわかりやすくできるようにしているといえます。
とはいえ何が良くて何が悪いのか、というのは多くの場合、曖昧で主観的な基準になってしまうので、説明がしづらい要素になります。なので、不動産などの経済的ルールの俎上に載せると定性的な評価軸というのはほとんど決め手にならないのが現状といえます。
それでも「建築家による狭小住宅」というジャンルが近年定着しているのは、「狭小」という定量的なハンディキャップを「定性的」な建築家のデザイン・計画力によって魅力あるものに昇華しているから成立している訳です。

なので、「定性的」な評価軸で建築を判断するという傾向は専門家のみによって共有されるものから専門家でない一般の方々にまで徐々に拡がりつつあるのは事実です。

その一方でたとえば環境性能やエコポイント、耐震等級とか、新たな「定量的」な評価軸も次々に出てきていて、「定性的」な評価軸の一般的認知の拡がりとあわせて、建築をつくる条件や評価軸が段々と複雑化しているのが昨今の建築をめぐる状況といえます。
つまり建築をつくろう、建てようという時に何を基準に判断するか、という選択が複雑化していて、非常に戸惑う状況になりつつある、といえます。

建築家としては定量的なポイントを押さえるのは当然として、定性的なポイントをさらに研鑽していく、という点が大事な訳ですが、単にコストを高くするということではなくて、いかに知恵やアイデアを絞るか、という点が肝要に思われます。コストを高くすればある程度いいものが出来るのは当然、ともいえますが、実は世の中で名作といわれる建築が一様にコストをかけているものかというとそうでもないものです。

ただ、そういう知恵やアイデアというのは個別の特殊解であるので、伝えにくい曖昧模糊とした存在であるのも事実です。そうすると定量的な評価軸を説明するのが一番伝えやすいのですが、価格競争で消耗戦になることもままある。


まあ、こうした状況で建築家という商売をやるというのは大変な面も色々ある訳ですが、こういうブログを書いているというのも、自分達の仕事に限らず「定性的」な事物の魅力や楽しさを伝えることが出来れば、、、という思いが多分にあります。なかなか言葉で記述しきれない訳ですが。。。

また、こういう判断基準が錯綜している状況では何が自分にとって大事なのか、という価値観が問われるのですが、直観を信じるというのは意外に正しいのかな、という気もします。
自分自身がモノをつくる時にもいえるのですが、どこに優先順位をつけて進めてゆくかというのは割と瞬間的な直観の判断に拠っているなと。


モノを創造する場合でも消費する場合でも複雑な状況に直面するのが現代社会な訳ですが、直観力を磨く、というのは大事な気がします。で、それは「定性的」な判断である場合が多い。

建築をやっていると、こうした「定性的/定量的」な価値判断にぶつかるケースが最近よくあるので、ちょっと書いてみました。

2010/08/23

シャア専用

繁忙期には、必然的にコンビニ通いが多くなります。


で、ちょっと衝動買いしたのが、


「シャア専用カップヌードル」。








1/380スケールのガンプラがついています。


「シャア専用」、という言葉の響きに多くの団塊ジュニア世代♂は、機敏に反応します。

まあ言わずもがな、かもしれませんが、シャアはガンダムの敵キャラな訳ですが、あまりにもキャラが立っていたが故に30年経った今もなお愛されていると。
そしてその名を冠したグッズ=「シャア専用」には何故かプレミアム感が漂い、つい購入してしまう訳です。



シャア専用、の商品としての一般的な特徴を挙げてみると、



・赤い。

・高級感がある。

・数量限定である。

・必要以上にスペックが良い。



といったところでしょうか。。。

クルマでいうと、フェラーリとか、アルファロメオというのはもうそのまま「シャア専用」、といえる。

逆にいうと、これらのクルマをイメージすることで「シャア専用」というのがどれだけのプレミアムとステータスを持っているものなのか、理解できるかと思います。



で、写真のカップヌードルはチリトマト味です。赤いです。
ガンプラのおまけがついていて=スペックが良い、しかも数量限定。

ということで「シャア専用」足りうる条件を満たしている、といえます。

まあ、中味はごく普通のカップヌードルですが。。。

とはいえ、そんなごく普通のカップヌードルが「シャア専用」と名付けられることで、「うわぁ、なんか美味しいんじゃなかろうか?」とか、「無くなる前に買っちゃえ!」とか、そういう衝動を引き起こす力を持っている。


で、ついでに持っていることを自慢したくなる。
そんな不純な動機でブログにアップしてしまった訳ですが。。。







ちなみに、建築分野における「シャア専用」ってなんだろ、と考えてみたのですが、ありました、ひとつだけ。






Casa Barragan。





メキシコの伝説的な建築家、ルイス・バラガンの自邸です。



世界遺産です。
赤いです。
一軒だけです。

つまり「シャア専用」に近い、と。(強引ですけど・・・・。)



バラガンは終生独身で建築家兼デベロッパーだったのですが、晩年に建てた彼一人のための住宅で、メイドを雇って悠々自適な老後を過ごしたみたいです。

まあ、そういう意味ではバリバリにエリートでプレミアムなんだぜオレは、といったイケイケ風情の「シャア専用」というよりかは、バリバリの人生の荒波を超えてきて戦士の休息ここでとりますよ私は、といった風情の「引退したシャア専用」、といった方がより的確かもしれません。


住宅で赤とかピンクとかいった色彩を全面的に使うのはなかなか難しいのです。
落ち着かなくなるといいますか。

バラガン邸は日差しが強くてからっとした気候風土のメキシコだから成り立つ、ともいえる訳です。


日本で「シャア専用」仕様の住宅をつくると、、、ま、色々大変でしょう。。。



ということで、デザインネタというより雑学ネタ、ですけど、夏休みシーズンだからいっか、と思ってちょっと書いてみました。


まあ、日常にちょっとしたお笑いは必要です、残暑まだまだ厳しいですが皆様ご自愛ください・・・。