先日、外苑前で開催されていたTokyo Art Book Fairに行ってきました。
京都造形芸術大学の東京校舎が会場で、初めて足を運びましたが、Art本のコミケという感じで賑わっていました。
(写真はわざと人物を外しているので賑わいがわかりませんが・・・)
フェアに行ったついでに近くの絵画館に行ってきました。
明治天皇を記念した絵画を展示する為の空間で、建物はよく知っていても内部に入ったことはありませんでした。
展示空間はちょっと時間が止まっている空間、ともいえるのですが、今の日本にはなかなか見られない、格式のある空間でした。(残念ながら撮影禁止です)
で、絵画館からいちょう並木を見返したところ。
反対側からの景色は見慣れたものですが、グラウンドを間に挟んでその先に道路が伸びています。
ちなみに画面の下はデータのバグです・・・。
外苑前は国立競技場の建て替えで色々と話題になっていますが、都心に残されたゼイタクな緑の空間を環境を守りながら如何に活用してゆくか、建築家のみならず運営面からもより検討していただきたいものです。
2014/09/25
2014/09/15
東洋館
ちょっと前になりますが、最近リニューアルされた東京国立博物館の東洋館を見学してきました。
設計はMOMAの設計者でもある谷口吉生の父上である谷口吉郎。
調べると1968年の竣工でした。
外観は新古典主義的なクラシックな趣の漂う建物です。
屋根には切妻型の傾斜屋根がかかっていて、それによってなんとなく和風のテイストを醸しだしています。これは通称(?)「屋形船」と呼ばれる意匠の形式で、近代的な建築に和風の趣きを持たせたい際によく用いられてきました。「屋形船」は、少し古臭い意匠、という意味合いもあります。
そんな建築界一般の評価もあったのと、20数年前、、、に見学した際のどことなく重い館内の雰囲気が馴染まなくて、東博には何度も通いつつも東洋館にはあまり足を運んだことがありませんでした。
でも、昨年館内がリニューアルされたので良い機会と思い久々に見学してきました。
館内に入ると、想像以上に、というか全く想像と違って、良い空間です。
半階づつあがってゆく形式のいわゆるスキップフロアになっていて、コンクリートの柱と梁が力強い空間をつくっています。
この写真だとスキップフロアがよくわかります。
外観の古典的なたたずまいからは想像のつかない、ダイナミックな空間です。
ちょうど照明も良い感じの暗さになっていて重い空間からシックな空間に変わっていました。
ちょっと惜しいのは、この空間はもともと大きな窓があってトップライトもあり外光が降り注ぐ空間として設計されていたのに、それが活かされていない点、でしょうか。
希少な文化財の保護という観点からすると太陽光を取り込むのはありえない訳ですが、自然光がさんさんと降り注ぐ空間も見てみたい気がします。
美術品と光の関係ではもともと置かれていた空間の状態の光がベストな訳で、今後の展示空間の選択として、紫外線等をカットした上で自然光を取り入れる形式があり得るかと思います。
東洋館の展示に目を向けると、館内はアジア地域の文化財を展示しており、国宝クラスの美術品もゴロゴロしているので、なかなか見応えがありました。
全体的に東博の持っているコレクションはさすがに日本を代表するミュージアムとして良いモノがそろっていると思います。
一方で日本を代表するナショナル・ミュージアムであるものの、まだまだ欧米のミュージアムに較べるとミュージアム全体の施設の充実度は一考の余地がある気がします。
自分が初めて東博に足を運んでから20数年経つのですが、その当時から比べると格段に良くなっています。
そしてこれからまだまだ発展していって欲しいと思います。
設計はMOMAの設計者でもある谷口吉生の父上である谷口吉郎。
調べると1968年の竣工でした。
外観は新古典主義的なクラシックな趣の漂う建物です。
屋根には切妻型の傾斜屋根がかかっていて、それによってなんとなく和風のテイストを醸しだしています。これは通称(?)「屋形船」と呼ばれる意匠の形式で、近代的な建築に和風の趣きを持たせたい際によく用いられてきました。「屋形船」は、少し古臭い意匠、という意味合いもあります。
そんな建築界一般の評価もあったのと、20数年前、、、に見学した際のどことなく重い館内の雰囲気が馴染まなくて、東博には何度も通いつつも東洋館にはあまり足を運んだことがありませんでした。
でも、昨年館内がリニューアルされたので良い機会と思い久々に見学してきました。
館内に入ると、想像以上に、というか全く想像と違って、良い空間です。
半階づつあがってゆく形式のいわゆるスキップフロアになっていて、コンクリートの柱と梁が力強い空間をつくっています。
この写真だとスキップフロアがよくわかります。
外観の古典的なたたずまいからは想像のつかない、ダイナミックな空間です。
ちょうど照明も良い感じの暗さになっていて重い空間からシックな空間に変わっていました。
ちょっと惜しいのは、この空間はもともと大きな窓があってトップライトもあり外光が降り注ぐ空間として設計されていたのに、それが活かされていない点、でしょうか。
希少な文化財の保護という観点からすると太陽光を取り込むのはありえない訳ですが、自然光がさんさんと降り注ぐ空間も見てみたい気がします。
美術品と光の関係ではもともと置かれていた空間の状態の光がベストな訳で、今後の展示空間の選択として、紫外線等をカットした上で自然光を取り入れる形式があり得るかと思います。
東洋館の展示に目を向けると、館内はアジア地域の文化財を展示しており、国宝クラスの美術品もゴロゴロしているので、なかなか見応えがありました。
全体的に東博の持っているコレクションはさすがに日本を代表するミュージアムとして良いモノがそろっていると思います。
一方で日本を代表するナショナル・ミュージアムであるものの、まだまだ欧米のミュージアムに較べるとミュージアム全体の施設の充実度は一考の余地がある気がします。
自分が初めて東博に足を運んでから20数年経つのですが、その当時から比べると格段に良くなっています。
そしてこれからまだまだ発展していって欲しいと思います。
2014/09/09
満月
本日はスーパームーンだそうで、目黒川にも大きな月が顔を出しています。
カメラだと夜の光はなかなか捉えられないものですが、雲間の月の明るさや大きさは街の明かりにも負けていない感じです。
気づいたら目黒川関連の投稿が多い昨今ですが、、、それだけシゴトをしているということ(?、です。
最近は暑さも和らいで過ごしやすくなっていますが、皆さまも季節も変わり目にご自愛ください。
カメラだと夜の光はなかなか捉えられないものですが、雲間の月の明るさや大きさは街の明かりにも負けていない感じです。
気づいたら目黒川関連の投稿が多い昨今ですが、、、それだけシゴトをしているということ(?、です。
最近は暑さも和らいで過ごしやすくなっていますが、皆さまも季節も変わり目にご自愛ください。
2014/09/05
blog:Tokyo Architect
先日、ランビアーシが「Tokyo Architect」というツイッターを開始したことをお知らせしましたが、同じタイトルでブログも開始しました。「Tokyo-Architect.com」になります。
ツイッター同様、東京在住の外国人建築家、という視点から情報をアップしていく予定です。
こちらのブログでは日本語でユルめの情報発信、、、をしていますが、複合的な視点を持ちえているのがLHAの強みかと思います。
事務所のホームページ、ブログ、ツイッターとそれぞれのメディアを活かしながら情報を更新してゆきたいと思いますので、ご期待ください。
ツイッター同様、東京在住の外国人建築家、という視点から情報をアップしていく予定です。
こちらのブログでは日本語でユルめの情報発信、、、をしていますが、複合的な視点を持ちえているのがLHAの強みかと思います。
事務所のホームページ、ブログ、ツイッターとそれぞれのメディアを活かしながら情報を更新してゆきたいと思いますので、ご期待ください。
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