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2022/10/29

LAPIN KULTA

 イッタラ展の会場のグッズコーナーには北欧の雑貨も販売されていて、何故かビールも売っていました。


そのひとつが、LAPIN KULTA(ラピン クルタ)。





「ラップランドで採掘される黄金」という名前の由来だそうで、北極圏の雪解け水を使い1873年当時の酵母でつくられたビール、ということです。


ほぼPR文の引用ですが(笑、、、なんだか北欧のロマンを感じさせるビール、ということで買ってみました。



実際に飲んでみると、苦味とクセのある個性的な風味、、、でした。

微妙な言い回しではありますが(笑、世の中には色々な味のビールがあるものです。。。



最近はクラフトビールが流行っているので、旅行に行った際には様々なご当地ビールが楽しめるものですが、国や地域ごとに色々な味が楽しめるのはありがたいものです。



中には、相性が悪い風味もあったりもしますが(笑、それもまた一興、といえるかもしれません。



最近は海外の方の言葉が街中でチラホラ聞こえるようになってきましたが、一切の規制なく往来が出来るように、早くなってほしいものです。





2022/10/22

イッタラ展

 フィンランドのガラスメーカー、「イッタラ」社のプロダクトを紹介する展覧会が渋谷の文化村ミュージアムで開催されているので行ってきました。



イッタラは、北欧好きには著名なガラスのメーカーですが、近年はイッセイ・ミヤケや日本の著名なデザイナーともコラボしており、人気のある北欧ブランドのひとつです。



ケンチクの世界では、フィンランドを代表する巨匠、アルヴァ・アアルトのガラス製品を手掛けていることでも知られています。



展覧会場を入ってすぐのエリアに展示されている、「アアルトベース」の展示。



自由な曲線をかたどった「アアルトベース」は1930年代に開発され、90年近く経った現在でも未だにイッタラを代表するプロダクトといえるようです。


かくいう私もフィンランドに行った際に小ぶりの「アアルトベース」を買いました。

ヘルシンキの本店で購入したのがささやかな自慢ですが(笑、日本でもイッタラのお店やネット通販等で色々と購入する方法があるので、さほど珍しいものではないかと思います。



「アアルトベース」をはじめ、シンプルで飽きのこないロングライフデザインと手の届く価格がイッタラの魅力と思いますが、中にはガラス技術を駆使した鳥のデコイのようなプロダクトもあります。





展覧会の最後にディスプレイされていた、ガラスの鳥の数々。

現在はほとんどのプロダクトが機械生産されているようですが、どこかに高い技術を持った手仕事の痕跡を残しているようなところが、イッタラの魅力なのかもしれません。





このグラスも、イッタラの「ウルティマ ツーレ」というグラス。

ラップランドの氷が溶ける様子にインスパイアされてデザインされたもののようですが、ガラスの表面の木の幹を思わせる模様やグラスの底の凹凸が反映した光の様子が、有機的な美しさを創り出しています。

そのせいか、氷が似合うグラスだなあと思います。


このプロダクトも、1960年代のデザインですが、全く古さを感じさせない、ロングライフデザインになっています。



こうした定番デザインがある一方で、新たなデザイナーを招いてのチャレンジをする姿勢が支持されて今の人気につながっているのかと思いますが、どこか自然の優しさを感じさせる有機的なデザインが今の時代に合っているのかなと思います。



同じことは、建築のデザインにもいえるかと思いますが、飽きのこない、どこか優しさのあるデザインの建築をつくることが出来れば、、、と思います。








2022/09/08

フィン・ユール展

 気づけば9月に入っていますが、今年はケンチク・デザイン系の展覧会が充実しています。


そのひとつである、「フィン・ユールとデンマークの椅子」展に行ってきました。


デンマークの著名な椅子・インテリアのデザイナーであるフィン・ユールを軸に、デンマークの名作椅子を紹介する展覧会でした。




会場は東京都美術館。前川國男設計のクラシック・モダンな空間の美術館ですが、北欧モダニズムによる椅子の展示と美術館の空間がマッチしてました。





こちらは日本でも有名なアルネ・ヤコブセンのデザインした椅子の展示コーナー。




この椅子は、シドニー・オペラハウスで有名なヨーン・ウッツォンのデザイン。ウッツォンも北欧系の出身と理解していましたが、実はデンマークの方だそうです。

この椅子の、ちょっと癖のある曲線のフォルムはオーロラをイメージしているそうです。




こちらの椅子は、フィン・ユールのデザインした椅子の中でも代表的な「ザ・チェアー」。

シンプルながらしなやかな曲線が特徴的で、とても座りやすそうです。

北欧デザインらしい木の質感と優しさを持った椅子だなと思います。



こちらの展示も、全てフィン・ユールのデザインした椅子。


いずれも柔らかな曲線を使っており、普通っぽさの中にあるちょっとした癖のようなカーブラインが印象的です。


恥ずかしながらフィン・ユールという方を全く知らなかったのですが、、、微妙な曲線が多く製造が難しいからか、現在は廃番になっている製品も多いようです。

ただ、まだ販売されている製品もあるようで、フィン・ユールをはじめとする現在流通しているデンマークの椅子プロダクトに、触って座れるコーナーが、展示室の最後にありました。


20世紀初頭からのデンマークの椅子のデザインを概観できる上に試し座りも出来るので、椅子好き、北欧デザイン好きには大変オススメの展覧会です。




10月9日まで、東京都美術館で開催されています。




2022/02/03

アアルトの器

前回の投稿からのフィンランドつながりで、アアルトの器についてご紹介。


フィンランドデザイン展ではアアルトの器も展示されていましたが、ウチの自宅でも小さなアアルトの器を使っているので、ちょっと並べてみました。




右が花瓶で左がボウル。

いずれもフィンランドの湖の形状をモチーフに有機的な形態がつくられていると言われています。


そして、驚くべきはオリジナルのデザインは1930年代になされており、そこから大きな変更が無い点。


もちろん、製法や色、サイズはバリエーションが増えて洗練されているようですが、ほぼ80年間オリジナルのデザインを維持し、今だに市販されて人気のある製品であるというのは本当に驚きです。



今見ても古さを全く感じさせませんが、そういうロングライフ・デザインを生み出しているのは素晴らしいなあと思います。





ボウルにリンゴを盛り付けてみたところ。

こういう濃い色合いの食器は日本だと敬遠されることが多いと思いますが、有機的な形状もあいまって、新鮮に感じます。



そして、心なしかリンゴが美味しく感じられる、、、気がします。




アアルトは都市や建築から器に至るまで、大小様々なスケールのデザインで傑作を残していますが、こういうデザインを生み出すことが出来ればなあと、つとに思います。