2020/10/29

栗きんとん

 秋の夜長に栗きんとんをいただきました。




中津川の松月堂さんという和菓子屋さんの栗きんとん。

栗と砂糖しか使っていない、昔ながらの製法ということで、シンプルながらも滋味深い味わいのお菓子でした。



今年は夏から秋への移り変わりが唐突にやってきましたが、寒暖差が急だとなんとなく四季の情緒も感じられず、残念な感じもします。




とはいえ、こういう季節ものの食べ物をいただくと、四季をより実感できる、、、気がします。


やはり四季折々に旬の美味しい食材をいただくのが健康にも良いのだろうと思います。


どうもごちそうさまでした。





2020/10/20

葛西臨海水族園

 久々に葛西臨海水族園に行ってきました。

葛西臨海水族園の建物は改築の話が進んでおり、谷口吉生さん設計の建築が存亡の危機にさらされています。

今回は谷口研究所でこの建物を担当されていた矢板久明さん、村松基安さんという実力派のベテラン建築家お二人に直々に案内していただけるという貴重なツアーにたまたま参加することが出来、内部を見学してきました。



平日の雨天だったので、人がいない状態でガラスのドームが撮れました。いつも人がワンサカいて、建築をベストアングルで撮れない、、、というのがささやかな悩みだったので(笑、今回ラッキーな雨、、、と思ってしまいました。
このガラスのドームは鉄骨とガラスの組み合わせがとてもシンプルかつ繊細で、30年経った今も色褪せない魅力があります。




こちらも定番のマグロの回遊水槽。
目の前で泳ぎ回る大きなマグロはいつ見ても迫力があります。




こちらはメンテナンス用のキャットウォークからの眺め。水槽の上からのぞくことも出来、水族館の裏側の設備が垣間見えます。



ちょっと劣化している部分はあるものの、展示施設としてはまだまだ十分に魅力的なケンチクだと改めて思いました。

しかし、東京都は設備の劣化やバリアフリーの不備を理由に改築や建物そのものを取り壊すか、水族館でない用途への改築を検討しているそうです。

現役で十分通用する上に、将来的には他の谷口建築と合わせて世界遺産にもなりえるほどのクオリティのある建築であると思っていますが、経済的・商業的な論理が優先される状況が解体が取りざたされる背景にあるようです。

とはいえ、こうした建築の価値を正確に評価して、その価値を発信してゆくことが文化・
観光資源としてもより有効ですし、持続的な社会の実現、という観点からも効果的ではないかと思います。



現況では取り壊しという最悪のケースは避けられそう、、、というニュースもありますが、まだまだ現役の名建築を活用し、維持してゆくことの重要性をキチンと伝えることがより必要なのではないかと、強く考えさせられた機会でした。




今後、事の行く末を見守る状況が続きそうですが、微力ながら何か貢献できればなあと思った次第です。



2020/10/10

お刺身

 今年はコロナ禍の影響で外食を控える日々が続いていましたが、個人的に、ここ最近になってようやく飲食店に出向く頻度がコロナ禍以前の状態に戻りつつある感じです。




写真は、近所にある居酒屋さんの刺身盛り。

鯛、鮭、ぶり、まぐろ、いなだ、タコ、さば、きびなご・・・。

新鮮かつ大ぶりな身のお刺身で、大変美味しくいただきました。



こういう質・量・コスパを満たすようなお刺身は都内近隣のスーパーではなかなか売っておらず、魚介が得意な居酒屋さんならではの味わいだなあと思います。




鮮魚の味わいをなんとなく忘れかけていたので、久々のお刺身がちょっと新鮮でした。



やはり日常生活の変化がコロナ禍以降に色々と起こっていると思いますが、良くも悪くも食生活も変化していることに改めて気づいた次第です。






2020/10/05

石元泰博展@写真美術館

 恵比寿でリフォームの打合せをした後の帰りしな、東京都写真美術館に立ち寄ってみました。

写真美術館では現在、桂離宮等の建築写真で有名な写真家、石元泰博さんの展覧会をやっています。


石元さんは2012年にお亡くなりになられていますが、今年は生誕100年ということで、写真美術館、オペラシティアートギャラリー、高知県立美術館の3館でそれぞれ回顧展をやっています。


写真美術館では「生命体としての都市」、というテーマで回顧する展示でした。



写真は展覧会で買った絵ハガキですが、1950年代のシカゴの都市の写真です。

今回の展覧会のポスターにもなっている写真ですが、幾何学的でキリッとした画面の力強い構成が気持ちの良い写真です。



展覧会はこうした主にモノクロの写真をひたすらシンプルに並べた部屋がテーマごとにまとまっており、そのシンプルでミニマムな雰囲気がなかなか心地よい空間になってました。



作品はシカゴだけでなく、1950年代から2000年代にいたるまでの様々な表情の東京を写した写真がセレクトされており、それぞれの時代の空気を鋭く捉えた見応えのある作品群が展示されています。



モノクロの写真が多いのでちょっと地味な感じですが(笑、実は奥が深くて色んな視点から楽しめる展覧会だと思います。




芸術の秋のお散歩に、ちょっとオススメの展覧会です。




2020/10/01

日比谷公園

 先日、映画を観に日比谷ミッドタウンに行きました。


日比谷のミッドタウンは2018年に開業してからあまり足を運ぶ機会がありませんでしたが、今回はたまたま観たい映画があったので、久々に訪れてみました。



映画館としてはシネコンで人気のあるTOHOシネマズが入っていて大小さまざまな映画が観られるコンプレックスになっています。

おそらく都内でも屈指の規模のシネコンかなと思います。


TOHOシネマズのインテリアは撮影しなかったのですが、、、その巨大なロビーから眺めた日比谷公園の景色がなかなかの絶景でした。





日比谷公園の緑越しに東京のスカイスクレーパーが見えていますが、この空の抜け感がなかなか気持ち良いです。



都内にいるとこういう開けた空が見られる場所は限られますが、10階以下の高さからこういう景色が眺められるのはゼイタクだなあと思います。



TOHOシネマズも新しくてシートもロビーもゆったりしていたので、何か映画を見る際には絶景を堪能しつつブラリと出来る、オススメのシネコンです。