2週間くらい前になりますが、古市事務所時代の先輩・同僚だったアトリエハコの七島さん佐野さんからオープンハウスの案内をもらったので行ってきました。
家は駒沢大学近くのいい場所でした。
横長の水平窓のところがメインリビングです。
中に入るとこんな感じ。
各フロアの床面積は30㎡程度らしく、決して広いとはいえないのですが、連続水平窓と高めの天井高のおかげですごい広く感じます。やっぱその辺は建築家の成せる技、といいますか流石です。
階段もキレイ。
小さな住宅な縦に空間をつなげることでより広く感じられる訳ですが、窓を工夫することで光井戸にもなって下階にも光が降り注ぐ訳です。
水廻りもオシャレ。小さい空間はいかに合理的にギリギリサイズでつくるか、というのが大事な訳ですが、洗面や鏡のデザインにその辺の工夫が見て取れます。
で、電気のスイッチプレートもオシャレ。
住宅の設備機器というのはなかなかデザイン的に秀でたものが少なくて、いつも苦労する訳ですが、こういうシンプルで余計な飾りの無いスイッチというのはミニマムな空間に非常に似合います。
比較的小さい住宅ですが、細かいところまで手を抜かずにキッチリやっているというのが、さすがです。
お施主さんのこだわりも強かったようですが、こだわりの分、坪単価もそれなりに高かった、、、ようです。
全体として、お施主さんと建築家の思い入れが結晶になった住宅、という感じがすごく伝わってきました。
まあ、色々勉強になったのと、やっぱり同じ釜のメシを食った人たちが活躍しているというのは自分としても頑張らねば、、、というヤル気や元気をもらえるので、つい載せちゃいました。
2010/08/31
2010/08/28
スペイン グラナダ
暑い日が続いてます。
なので、いかにも暑さの似合う、常夏風情のスペイン旅行のアーカイブを久々にアップします。
写真だけ見るといかにも紺碧の空に灼熱の太陽が降り注ぐ風景が拡がっていますが、、、極寒でした。
ということでグラナダ編です。
------------------------------------------------------
翌日、コルドバをあとにしてグラナダへ。こちらも鉄道の旅でしたが、列車の本数が少ない上に遅延もあって、到着したのは夜10時半くらい・・・。なかなか国内旅行の様に効率的にはいきません。その上ホテルの予約もしていなかったですが、幸いシーズンオフのせいか、飛び込み一軒目のホテルに泊まることが出来ました。
で、翌朝、グラナダ訪問の目的である、世界遺産アルハンブラ宮殿へ。
アルハンブラ宮殿は市街地を見下ろす丘の上に拡がる宮殿群です。いくつかのエリアに分かれているのですが、ナスル朝宮殿が最も保存状態がよく、イスラム建築の美の結晶を今にとどめています。
ナスル朝宮殿は建物と中庭が有機的に連結された空間になっています。長い年月をかけて増築を重ねた結果ですが、日射や暑さの厳しい風土にあって水と光と風をいかに室内に取り込むか、という生活上の課題に対する知恵の結晶ともいえます。建物には一様にイスラムパターンの細工が施してあって、緻密な意匠が展開されていますが、決して大ぶりでなく、巨大なスケールで圧倒するというよりは、あくまでも居住の快適性を基軸にすえた空間づくりに見えました。ちなみに写真では池が鏡面の様に美しく反射して、いかにも涼しげですが、時期的に、涼しいを明らかに通り越して厳寒でした、一部氷も張っていましたし・・・。
宮殿の丘からは市街地が一望できます。周辺環境からの独立性と見晴らしの良さは、城塞として最適な立地だったのかもしれません。
そして、夕食ならびに猫の写真。夕食はステーキでした。だいたい旅の途中で一回くらいはこういうガッツリ系の食事をしたくなるもんです。それと猫は明らかに日本にいそうでいない、不思議な模様の持ち主でした。
グラナダではフラメンコを観に行きました。当初観るつもりは無かったのですが、意外に手軽に見られるようだったので、行ってみました。洞窟住居を改造したバルでフラメンコを観ながら異国情緒を堪能する、、はずが、観客は9割がた日本人!
街中では日本人らしき方々を見かけなかったので、ちょっと驚きでした。ほぼツアー客だったみたいですが、眼の前で熱演されるフラメンコを前にしながら居眠りしている御仁がチラチラと・・・。なんだか日本のハードスケジュールをそのままスペインに持ってきている感じでしたが、さながらスペインの伝統芸能と日本の日常風景の共存、という光景はかなりシュールでした。とはいえ、フラメンコの踊り手の凛とした強さのある所作は、立ち居振る舞いが美しく、日本で特に女性に人気があるのもわかる気がしました。
なので、いかにも暑さの似合う、常夏風情のスペイン旅行のアーカイブを久々にアップします。
写真だけ見るといかにも紺碧の空に灼熱の太陽が降り注ぐ風景が拡がっていますが、、、極寒でした。
ということでグラナダ編です。
------------------------------------------------------
翌日、コルドバをあとにしてグラナダへ。こちらも鉄道の旅でしたが、列車の本数が少ない上に遅延もあって、到着したのは夜10時半くらい・・・。なかなか国内旅行の様に効率的にはいきません。その上ホテルの予約もしていなかったですが、幸いシーズンオフのせいか、飛び込み一軒目のホテルに泊まることが出来ました。
で、翌朝、グラナダ訪問の目的である、世界遺産アルハンブラ宮殿へ。
アルハンブラ宮殿は市街地を見下ろす丘の上に拡がる宮殿群です。いくつかのエリアに分かれているのですが、ナスル朝宮殿が最も保存状態がよく、イスラム建築の美の結晶を今にとどめています。
ナスル朝宮殿は建物と中庭が有機的に連結された空間になっています。長い年月をかけて増築を重ねた結果ですが、日射や暑さの厳しい風土にあって水と光と風をいかに室内に取り込むか、という生活上の課題に対する知恵の結晶ともいえます。建物には一様にイスラムパターンの細工が施してあって、緻密な意匠が展開されていますが、決して大ぶりでなく、巨大なスケールで圧倒するというよりは、あくまでも居住の快適性を基軸にすえた空間づくりに見えました。ちなみに写真では池が鏡面の様に美しく反射して、いかにも涼しげですが、時期的に、涼しいを明らかに通り越して厳寒でした、一部氷も張っていましたし・・・。
そして、夕食ならびに猫の写真。夕食はステーキでした。だいたい旅の途中で一回くらいはこういうガッツリ系の食事をしたくなるもんです。それと猫は明らかに日本にいそうでいない、不思議な模様の持ち主でした。
グラナダではフラメンコを観に行きました。当初観るつもりは無かったのですが、意外に手軽に見られるようだったので、行ってみました。洞窟住居を改造したバルでフラメンコを観ながら異国情緒を堪能する、、はずが、観客は9割がた日本人!
街中では日本人らしき方々を見かけなかったので、ちょっと驚きでした。ほぼツアー客だったみたいですが、眼の前で熱演されるフラメンコを前にしながら居眠りしている御仁がチラチラと・・・。なんだか日本のハードスケジュールをそのままスペインに持ってきている感じでしたが、さながらスペインの伝統芸能と日本の日常風景の共存、という光景はかなりシュールでした。とはいえ、フラメンコの踊り手の凛とした強さのある所作は、立ち居振る舞いが美しく、日本で特に女性に人気があるのもわかる気がしました。
2010/08/23
シャア専用
繁忙期には、必然的にコンビニ通いが多くなります。
で、ちょっと衝動買いしたのが、
「シャア専用カップヌードル」。
1/380スケールのガンプラがついています。
「シャア専用」、という言葉の響きに多くの団塊ジュニア世代♂は、機敏に反応します。
まあ言わずもがな、かもしれませんが、シャアはガンダムの敵キャラな訳ですが、あまりにもキャラが立っていたが故に30年経った今もなお愛されていると。
そしてその名を冠したグッズ=「シャア専用」には何故かプレミアム感が漂い、つい購入してしまう訳です。
シャア専用、の商品としての一般的な特徴を挙げてみると、
・赤い。
・高級感がある。
・数量限定である。
・必要以上にスペックが良い。
といったところでしょうか。。。
クルマでいうと、フェラーリとか、アルファロメオというのはもうそのまま「シャア専用」、といえる。
逆にいうと、これらのクルマをイメージすることで「シャア専用」というのがどれだけのプレミアムとステータスを持っているものなのか、理解できるかと思います。
で、写真のカップヌードルはチリトマト味です。赤いです。
ガンプラのおまけがついていて=スペックが良い、しかも数量限定。
ということで「シャア専用」足りうる条件を満たしている、といえます。
まあ、中味はごく普通のカップヌードルですが。。。
とはいえ、そんなごく普通のカップヌードルが「シャア専用」と名付けられることで、「うわぁ、なんか美味しいんじゃなかろうか?」とか、「無くなる前に買っちゃえ!」とか、そういう衝動を引き起こす力を持っている。
で、ついでに持っていることを自慢したくなる。
そんな不純な動機でブログにアップしてしまった訳ですが。。。
ちなみに、建築分野における「シャア専用」ってなんだろ、と考えてみたのですが、ありました、ひとつだけ。
Casa Barragan。
メキシコの伝説的な建築家、ルイス・バラガンの自邸です。
世界遺産です。
赤いです。
一軒だけです。
つまり「シャア専用」に近い、と。(強引ですけど・・・・。)
バラガンは終生独身で建築家兼デベロッパーだったのですが、晩年に建てた彼一人のための住宅で、メイドを雇って悠々自適な老後を過ごしたみたいです。
まあ、そういう意味ではバリバリにエリートでプレミアムなんだぜオレは、といったイケイケ風情の「シャア専用」というよりかは、バリバリの人生の荒波を超えてきて戦士の休息ここでとりますよ私は、といった風情の「引退したシャア専用」、といった方がより的確かもしれません。
住宅で赤とかピンクとかいった色彩を全面的に使うのはなかなか難しいのです。
落ち着かなくなるといいますか。
バラガン邸は日差しが強くてからっとした気候風土のメキシコだから成り立つ、ともいえる訳です。
日本で「シャア専用」仕様の住宅をつくると、、、ま、色々大変でしょう。。。
ということで、デザインネタというより雑学ネタ、ですけど、夏休みシーズンだからいっか、と思ってちょっと書いてみました。
まあ、日常にちょっとしたお笑いは必要です、残暑まだまだ厳しいですが皆様ご自愛ください・・・。
で、ちょっと衝動買いしたのが、
「シャア専用カップヌードル」。
1/380スケールのガンプラがついています。
「シャア専用」、という言葉の響きに多くの団塊ジュニア世代♂は、機敏に反応します。
まあ言わずもがな、かもしれませんが、シャアはガンダムの敵キャラな訳ですが、あまりにもキャラが立っていたが故に30年経った今もなお愛されていると。
そしてその名を冠したグッズ=「シャア専用」には何故かプレミアム感が漂い、つい購入してしまう訳です。
シャア専用、の商品としての一般的な特徴を挙げてみると、
・赤い。
・高級感がある。
・数量限定である。
・必要以上にスペックが良い。
といったところでしょうか。。。
クルマでいうと、フェラーリとか、アルファロメオというのはもうそのまま「シャア専用」、といえる。
逆にいうと、これらのクルマをイメージすることで「シャア専用」というのがどれだけのプレミアムとステータスを持っているものなのか、理解できるかと思います。
で、写真のカップヌードルはチリトマト味です。赤いです。
ガンプラのおまけがついていて=スペックが良い、しかも数量限定。
ということで「シャア専用」足りうる条件を満たしている、といえます。
まあ、中味はごく普通のカップヌードルですが。。。
とはいえ、そんなごく普通のカップヌードルが「シャア専用」と名付けられることで、「うわぁ、なんか美味しいんじゃなかろうか?」とか、「無くなる前に買っちゃえ!」とか、そういう衝動を引き起こす力を持っている。
で、ついでに持っていることを自慢したくなる。
そんな不純な動機でブログにアップしてしまった訳ですが。。。
ちなみに、建築分野における「シャア専用」ってなんだろ、と考えてみたのですが、ありました、ひとつだけ。
Casa Barragan。
メキシコの伝説的な建築家、ルイス・バラガンの自邸です。
世界遺産です。
赤いです。
一軒だけです。
つまり「シャア専用」に近い、と。(強引ですけど・・・・。)
バラガンは終生独身で建築家兼デベロッパーだったのですが、晩年に建てた彼一人のための住宅で、メイドを雇って悠々自適な老後を過ごしたみたいです。
まあ、そういう意味ではバリバリにエリートでプレミアムなんだぜオレは、といったイケイケ風情の「シャア専用」というよりかは、バリバリの人生の荒波を超えてきて戦士の休息ここでとりますよ私は、といった風情の「引退したシャア専用」、といった方がより的確かもしれません。
住宅で赤とかピンクとかいった色彩を全面的に使うのはなかなか難しいのです。
落ち着かなくなるといいますか。
バラガン邸は日差しが強くてからっとした気候風土のメキシコだから成り立つ、ともいえる訳です。
日本で「シャア専用」仕様の住宅をつくると、、、ま、色々大変でしょう。。。
ということで、デザインネタというより雑学ネタ、ですけど、夏休みシーズンだからいっか、と思ってちょっと書いてみました。
まあ、日常にちょっとしたお笑いは必要です、残暑まだまだ厳しいですが皆様ご自愛ください・・・。
2010/08/20
キノコ
久々のアップになります。
ちょうどお盆に締切りのピークが来たのですが、、、なんとか乗り切りました。
で、ひと息ついたところでジムショのベランダにある植裁にふと目をやると、、、キノコが生えている。
ここ2日くらいで急に成長したみたいです、真っ白でちょっと不気味です。
菌類にはうといので名称とかはわからないですが、とりあえず食べるのはマズいだろう、というのはなんとなくわかります、色彩、形状が怪しすぎるといいますか。
今のこの猛暑の最中に何故、とか思うのですが、ジムショのベランダがサクラ並木の木陰になっている点、枯れ草を除草した上で枯れないように水をたっぷり挙げていた点、から高温多湿でキノコに最適な環境が生まれていた、ということでしょうか。
都会の住宅地エリアでこんな立派なキノコを見るのも珍しいので、ついアップしてしまいました。
ちょうどお盆に締切りのピークが来たのですが、、、なんとか乗り切りました。
で、ひと息ついたところでジムショのベランダにある植裁にふと目をやると、、、キノコが生えている。
ここ2日くらいで急に成長したみたいです、真っ白でちょっと不気味です。
菌類にはうといので名称とかはわからないですが、とりあえず食べるのはマズいだろう、というのはなんとなくわかります、色彩、形状が怪しすぎるといいますか。
今のこの猛暑の最中に何故、とか思うのですが、ジムショのベランダがサクラ並木の木陰になっている点、枯れ草を除草した上で枯れないように水をたっぷり挙げていた点、から高温多湿でキノコに最適な環境が生まれていた、ということでしょうか。
都会の住宅地エリアでこんな立派なキノコを見るのも珍しいので、ついアップしてしまいました。
2010/08/11
ナツの風景
夏です。
最近、ジムショと打合せ先、家、現場の往来だけで生活が完結している感もあるのですが、、、ちょっと夏っぽい風景を撮ってみました。
田園調布の現場近くの小川の風景。
なぜかピントが合わなかったのですが、これもちょっとアジかなあ、ということで。印象派的といいますか。
光の粒子がキラキラしているのが夏っぽいかと。
お次は、ジムショの裏庭側に停まっていたトンボ。
最近あまり見かけない感じがするのですが、色がアオで、また珍しいなと。
強い日差しの中に一匹たたずむ姿が、なんだか夏の喧噪をそこだけ離れて、一瞬の静寂を感じさせる、ような。
ということで巷はお盆休みに入っているようですが、世間のサイクルとは外れて日々仕事、です。
相方は明後日からバカンスですが・・・。
まあ、9月に入って休みをとろうかと思っています。
残暑見舞い、申し上げます。
最近、ジムショと打合せ先、家、現場の往来だけで生活が完結している感もあるのですが、、、ちょっと夏っぽい風景を撮ってみました。
田園調布の現場近くの小川の風景。
なぜかピントが合わなかったのですが、これもちょっとアジかなあ、ということで。印象派的といいますか。
光の粒子がキラキラしているのが夏っぽいかと。
お次は、ジムショの裏庭側に停まっていたトンボ。
最近あまり見かけない感じがするのですが、色がアオで、また珍しいなと。
強い日差しの中に一匹たたずむ姿が、なんだか夏の喧噪をそこだけ離れて、一瞬の静寂を感じさせる、ような。
ということで巷はお盆休みに入っているようですが、世間のサイクルとは外れて日々仕事、です。
相方は明後日からバカンスですが・・・。
まあ、9月に入って休みをとろうかと思っています。
残暑見舞い、申し上げます。
2010/08/04
汁なし黒胡麻坦々麺
出先の昼飯でいかに手早く旨いものを食べるか、というのは働いている人間にとって永遠のテーマ、ともいえるのですが、先日たまたま入った中華屋でヒットしました、久々に。
汁なし黒胡麻坦々麺。
辛すぎず、ボリューム多すぎず、具たっぷり、しかも早く出てくる。
銀食器がまた冷麺っぽくてグー。
毎年夏は食欲が落ちるのですが、これなら無理せず食べられます。
お店の名前を忘れたのがイタいのですが、そのエリアに行く用事はあるのでまた行きたいなと。
汁なし黒胡麻坦々麺。
辛すぎず、ボリューム多すぎず、具たっぷり、しかも早く出てくる。
銀食器がまた冷麺っぽくてグー。
毎年夏は食欲が落ちるのですが、これなら無理せず食べられます。
お店の名前を忘れたのがイタいのですが、そのエリアに行く用事はあるのでまた行きたいなと。
登録:
投稿 (Atom)