2012/12/28

年末年始休暇について

今年も残りあとわずかになりましたがLHAの年末年始休暇についてのお知らせです。


期間は2012年12/29から2013年1/6までとなります。


今年は色々なプロジェクトが動き出して様々な方々にお世話になった年でした。

皆さまのご厚誼に感謝いたしますと同時に、来年も引き続きよろしくお願いいたします。





写真は夏の尾瀬の風景。なんとなく明るい心持ちのする風景、、、ということで選んでみました。

2012/12/27

みどりの1

つくばエクスプレス「みどりの駅」の近くで住宅の現場が始まりました。




まだ更地の状態、、、ですが、これから進捗にあわせてレビューしてゆきたいと思います。

今日は全国で最低気温が更新されたという極寒の日でしたが、、、つくばもご多分に漏れず寒い日でした。
とはいえ、現場にいるとなんとなくワクワクと活気づくものです。


クラフトマンシップを持って、丁寧に良い住宅が出来れば、と思います。

2012/12/18

journeys in Japan at BS

先日お伝えしました、ジェームス・ランビアーシ出演の「journeys in Japan」日本語字幕版がNHKのBS1で放送されます。

12月19日(水)14:00~
再放送12月20日(木)午前3:00~


http://www.nhk.or.jp/bs/journeys/


身内のひいき、かもしれませんが、、、家具の街・旭川の魅力がわかりやすく伝わる番組になっています。


視聴可能な方はぜひご覧ください。


2012/12/10

RX-78


久々にお台場に行って、これまた久々にRX-78ガンダムを観てきました。
 
 
 
 
クリスマス仕様にショーアップされていましたが、相変わらずの精度のある、カッチリ出来たプロダクトです。
 
 
東京は比較的おだやかな気温の日々が続いていますが、穏やかな師走のヒトコマ、でした。
 
 
 
 
 


 
 

2012/11/25

銀杏並木

東京の銀杏もようやく色づいてきました。






田園調布駅前の銀杏並木。



田園調布の駅前は放射状に道が延びていてキレイなもんですが、こうして紅葉のシーズンに見るとまたひときわ風情があるものです。


土地購入のアドバイスで立ち寄ったのですが、この街でプロジェクトが始まればいいなあ、、、と思います。

2012/11/23

つくばのサイト

こちらにも以前に少し書きましたが、つくばでの新築住宅が進行中です。




写真の右奥に敷地があります。
一見すると造成工事中の、すごく漠然とした風景な訳ですが、あと数年もたたないうちにキレイな住宅地に生まれ変わるかと思います。


つくばエクスプレスの沿線は2005年の鉄道新設に伴って宅地開発がすごい勢いで進んでいる、日本の中でも稀な地域になっている訳ですが、様々な新しい住宅が一斉に建ってゆく中で、多少なりとも地域の景観形成に寄与するような住宅になれば、、、と思っています。


もうすぐ着工の予定です。



2012/11/18

飴屋さん

ここのところ更新が滞りがちでしたが、、、最近繁忙期なのか諸々と重なってバタバタしているトコロです。。。


さて先日、友人の住む北千住を散歩してきました。
もともと日光街道の宿場町だったそうですが、ところどころにそういう面影が残っていて、なかなか情緒のある街です。




そんな下町の商店街の一角にある飴屋さんの店先の風景。

色とりどりの飴玉が並んでいます。

100g 一袋200円(!)というお値段で安い、、、です。

聞けば80年くらい続いているお店だそうで、写真には写っていないですが、木造でなかなか古い趣のあるお店でした。


商店街の中にはこういう昔ながらのお店とところどころに若い店主の営む小洒落たお店が混じり始めていて、なかなかいい感じ、、、になりつつある様相です。


東東京にはこういう新旧入り交じる風景が見られますが、スカイツリー以降もっと活気が出てくるかなあ、という感じです。



つかの間のお休みの、東京の光景でした。




2012/10/31

4周年

10月の末日でLHAは4周年を迎えました。


事務所のスタートがついこの間だった気がするのですが、、、色々と夢中になってやっているとあっという間に時間が過ぎてゆくものです。

その間、お世話になりました多くの方々に改めて御礼申し上げたいと思います。


4年前というとちょうど北京オリンピックが終わってリーマン・ショックが始まった頃ですが、4年というと物事のサイクルとして節目になるのかもしれません。ワールドカップも4年サイクルですし各種選挙も世界でだいたいそうですね。長すぎず短すぎず、時代が変わってゆく良いタームという気もします。

ちょうど我々も節目の最中にいる感じがする日々を送っている今日この頃ですが、次の4年に向かって精進していけたら、と思います。

「Cfrating Materials and Details」というテーマで建築を更に深く追求して、コツコツとクラフトマンシップをもって設計活動に臨んでゆくつもりです。



改めて皆さまのご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

2012/10/26

井の頭

三鷹ではじまるリノベーションの現地調査のついでに、井の頭公園を散歩してきました。



井の頭公園内には神田川の源流地があるそうですが、緑と水であふれている感じです。
ちょっとしたパワースポットといいますか、自然の力を感じさせてくれる場所です。


これだけ大きな緑地が住宅地にある場所はあまり無いでしょうが、吉祥寺が人気NO1の住宅地である点もうなづけます。






あひるのボートの群れ。


カップルが井の頭公園でボートに乗ると別れる、、、みたいなジンクスがあったかと思いますが、和む景色です。


秋晴れの日の、お散歩の光景でした。


2012/10/15

journeys in japan

既にホームページでも告知されていますが、ジェームス・ランビアーシがNHKワールドの旅番組、「jouneys in japan」に出演します。

10/16(火) Oct. 16, Tue. 0:30 - 1:00 (UTC) etc.

Craftsmanship close to nature - Asahikawa


木工家具で有名な旭川を旅する、という内容の番組です。

NHKワールドは海外向けの国際放送で、原則的に日本国内では視聴できないようですが、番組はNHK BS1やインターネットで視聴できるようです。

日本国内で見られるようになりましたら、改めて日時やリンクをお知らせします。

ちなみにフェイスブックのLHAのページにジムさん撮影の写真が掲載されていますので、そちらも合わせて御覧ください。


追記:
Japan Live TV  というサイトで下記の時間に視聴できるそうです。
http://www.jibtv.com/

放送日  10月16日(火)


日本時間 09:30~10:00 13:30~14:00

     17:30~18:00 21:30~22:00 25:30~26:00 

     の5回放送されます。




2012/10/09

kyoto

先日、所用のついでに久々に京都に立ち寄りました。



長年、見学したかった角屋を訪れることができました。



美しい障子の組子とか、



趣向を凝らしたふすまの引き手とか、


軽やかな軒先の意匠とか。


主要部分の2階は撮影はできないのですが、更に素晴らしく、楽しいアイテムが満載の建物でした。


角屋は京都に唯一残った揚屋=芸を愉しむための宴会場の遺構な訳ですが、社寺仏閣には無い、意外性のある建築でした。


たまにこうした古い良質の建物を見学すると刺激になります。


2012/09/29

奈良@横浜

先日、横浜美術館での奈良美智展に行って来ました。





FRP製の巨大彫刻がエントランスでお出迎え。

奈良さんというと、カワイイ子供の図像がすぐ脳裏に浮かぶ訳ですが、展示空間の使い方が非常に上手な方で、展示空間と作品の関わり方にかなり神経が使われています。


この作品は撮影フリー、ということで皆さん記念写真を撮っていました。


横浜美術館はかの丹下健三先生の設計な訳ですが、花崗岩をいっぱい使っていて、やや硬い感じの空間です。でもその硬さに負けないよう、カワイイ彫刻が存在感を放っていました。

写真で見てもクールかわいい、、、みたいな妙な調和が感じられます。


ちなみにこのホールは屋根面がガラスのトップライトと全自動ブラインドで出来ているのですが、近年はずっと閉じられて直射日光が入らないようにしているようです。
ただ、建物の構成をよく見ると、このホールの空間は外部空間のように造られていて、西洋の古い建物の美術館によくあるようなエントランスのゲートをくぐって中庭プラザに出る、という構成を意識しながら設計されているかな、という感じがします。
外部に限りなく近い内部の空間を創ろうとしたのであれば、外部によく使われる花崗岩をいっぱい使っている点も合点がゆきます。
なので、ブラインドがずっと閉じられているのはちょっと残念なのですが、美術作品への影響やランニングコストを考えると難しいのかもしれません。。。


話がだいぶそれましたが、奈良展は2001年に同じ美術館で開催されていて、その当時も見にゆきました。

つい数年前だった気がしたのですが、もう10年以上経っているかと思うとちょっと怖い、、、と思う今日この頃です。






2012/09/16

国立西洋美術館

2012年はフェルメールの当たり年、といいますか、代表作が同時に2作上野で観られるという、最高のシーズンでした。


で、例によって会期末に慌てて美術館に行った訳ですが、個人的には国立西洋美術館で展示されていた、「真珠の首飾りの女」にちょっと衝撃というかより深い感動を覚えました。

絵自体は左の高窓から入る光の中で真珠の首飾りを鏡に見入っている女性が描かれている、なんでもない所作が描かれた絵な訳ですが、作家の主題としては壁の余白の濃淡を通して光を描こうとしているのではないか、、、という気がしました。

人物やその他の室内の小道具の描写もさることながら、美しい光があふれてくるような絵の輝きこそフェルメールの真骨頂、という感じもしました。


建築家はフェルメール好きが多いですが、やはり美しくて穏やかな光のあふれる空間というのは建築家ならずとも魅了されるというものです。






写真は国立西洋美術館の外観。
近代建築の巨匠、ル・コルビュジェ作ということで世界遺産リストに挙がっていますが、落選の憂き目にあっています。

世界中の他のコルビュジェ作品と抱き合わせでの申請なのですが、一部の建物の状態や保存運営が懸念されるための落選、ということで推薦内容を見直して再チャレンジするようです。
国立美術館に限っていうと様々な改変が大きく、彼の作品のオリジナルの良さをとどめていない部分が多い点が残念な気がします。

運営上仕方ない点もあるでしょうが、オリジナルに復元しないと本当の意味での良さがわからないかなと。


とはいえ、世界遺産になれば良いな、と思います。


まだまだ暑いですが、芸術の秋、の話題でした。



2012/09/07

世田谷リノベ4


7月から進行していた世田谷のリノベーションは先日完了しました。



 
 
 
 


同じアングルの写真ですが、 収納ベッドです。上の写真が収納時、下の写真がベッドとしての使用時になります。
スプリングが仕込んであって、思いのほか軽く可動します。








浴室のアップです。

タイルのリズミカルな配列で閉塞的になりがちな浴室の空間に抑揚をつけています。
シャワーは上と中間で吐水を切り替えられるタイプにしています。



今回のプロジェクトは原則的に非公開なのですが、部分的な写真は掲載OK、の許可をお施主さんにいただいた上で載せています。

なので、お見せできる箇所は限られるのですが、色々と凝ったマテリアル+ディテールの仕掛けの一端をお伝えすることができればなと思います。


現在、いくつかのプロジェクトが同時並行で進んでいますが、そのプロセスを含めて今後、お見せしていく予定です。





2012/08/27

尾瀬

シゴトの合間を縫って夏休みをとって尾瀬に行ってきました。



湿原に続く木道。








早朝の陽の光を浴びてます。







尾瀬ヶ原と燧ケ岳(ひうちがたけ)。水が澄んでいるので山並みと青空が映り込んでいます。









ほんとに水がキレイです。


そして立ち止まるとそよぐ風や虫や鳥の声以外は何も聞こえない。




尾瀬の湿原は様々な条件が重なって奇跡的に生まれた生態系らしいですが、人の手がほとんど入っていない自然の中に身を置くと、癒されます。パワースポットですね。

一方で、登山ルートは木道をはじめトレッキングしやすいように整備されていて、登山ビギナーでも歩きやすかったです。


しかもポイントごとにある山小屋ではビールも飲める。。。
自然の中を歩き回ってビール飲んで、昼寝して、、、また歩いて、ビール飲んで、最後は温泉。。。


ココロの浄化と煩悩の間を往復できる、、、希少な場所です。


それはともかく、、、たまには都市を離れて大きな自然に触れるのはホントに大事です。

2012/08/21

世田谷リノベ3

先日写真をアップした、木の曲面壁がだいぶ出来上がってきました。





ちょっと画像が眠い感じですが、、、なだらかな曲面に仕上がっています。

左は収納の扉ですが、これからワックスをかけて、曲がった壁面と同じ質感・マテリアルで仕上がるようにしています。

シナ合板は決して高い素材ではないのですが、汎用性が高く大工さんが現場で加工しやすいので、曲面のようなちょっとしたディテールを加えるとなかなか見栄えがします。


こういうマテリアルとディテールを組み合わせて、空間や素材の良さを最大限に引き出せるようなつくり方が大事だな、と思います。


現場は、引渡しに向けて最後の追い込みです。

2012/08/15

世田谷リノベ2

お盆の最中ですが、現場は粛々と進んでいます。







壁面のタイルを貼り終えた浴室の一コマ。


中庭に面した窓からの光で、柔らかいマテリアルの質感がよく出ています。

写真右側の大判のタイルは馬目地といって、貼り位置の中心をずらしています。あまりに目地がそろい過ぎていると、硬質で緊張した印象になるため、横長のタイルを馬目地で貼ることで水平方向に動きをつくることを狙いました。
更にその目地の間にモザイクタイルをアクセントで入れ込んで視覚的なリズムを創るようなディテールとしています。

それと、写真左側の柱の角は役物を特注して貼り合わせの目地が目立たないように工夫しています。わかりにくい、小さなディテールの工夫ですが、、、そういう小さな工夫で全体がすっきりとシンプルな印象になります。

そして、こうした小さなディテールを積み重ねることで、柔らかいユル~い雰囲気があって、リラックスして楽しめるお風呂場になれば、、、と。



だいぶ各部分が見えてきたので、出来上がりが楽しみです。





2012/08/14

渋谷の空

最近は至るところに高層ビルが出来ているのですが、そういうビルの上階に行ってみると思わぬ景色が見られることがままあります。






写真は渋谷のヒカリエから駅~246号方面を見た眺め。

このくらい高いトコロに行くと意外に視界が開けていて、気持ちがいいものですが、一方で高層建築が増えたなあ、と実感します。



夏の盛りの東京の空です。




2012/08/09

エレベータービル

最近、自宅と事務所、現場間を往復するのみの生活が続いていますが、、、その道すがら、目黒川沿いのエレベータービル。







仮設プレハブを解体する過程でエレベータ廻り部分の構造体のみ残したために出現した訳ですが、こういう風に見えるのは珍しいです。


まあ、数週間後には消えてしまうのでしょうが、図鑑やカタログに載っている解説図がそのまま出てきたみたいで楽しいもんです。


真夏の蜃気楼、、、といったところですが、盛夏の折、みなさまにおかれましてもお体お気をつけください。




2012/08/03

世田谷リノベ


久々の更新です。。。

都内で進行中の住宅改修工事の現場の一コマ。




曲面のある壁をシナ合板を貼って作っています。
ようやく姿が見えてきたのですが、木の素地のマテリアルを生かして壁面をつくっています。
ちょっと幾何学的なディテールと生成りのマテリアルの組合せでシャープながらも穏やかな印象になればなあ、と思っています。




目下、住宅リノベーションの現場、住宅の新築とアパートの新築の設計等々、進行中です。



2012/07/16

原美術館

最近バタバタと締め切りが重なっていて更新が滞っていましたが、、、久々の更新です。

先日、原美術館で写真家・杉本博司の展覧会がありましたが、例によって会期末ギリギリに行ってきました。



中は写真撮影NGなのですが、戦前の大邸宅を美術館しているので、空間的にすごくリッチです。
中の空間が割とニュートラルなので、現代美術との相性も良いです。



写真は入口脇の湾曲した壁面と窓。

青みがかったモザイクタイルの柔らかい曲面と赤い大理石、デザインされた格子窓のコントラストがグー、な感じです。



原美術館には久々に行きましたが、こういう小さいながらも充実した美術館の存在は希少なものです。

2012/06/25

台風の夜

たまたまでしたが、台風の夜に友人宅で食事会でした。







鶏肉とレモン、玉ねぎの煮込み料理。
残念ながら酔っぱらっていたので、、、、詳しい料理の名前は忘れてしまいましたが、南仏系の料理だそうです。さっぱりしていて、お肉も柔らかく、やさしい美味しさにあふれた料理でした。


調理したのは友人の友人、の初老のご婦人だったのですが、とても研究熱心な方で、料理教室で習ったレシピをアレンジしながら味付けを整っていったそうです。


美味しい家庭料理を堪能したひととき、でした。




が、、、外は台風の暴風と豪雨で、、、、夜半まで足留めを食らってしまいました。。。
まあ結局、深夜に雨が止んだところを見計らってタクシーで帰宅したのですが、6月の台風は珍しいものです。



とはいえ、美味しい晩ゴハン、ごちそうさまでした。


2012/06/18

土地探し

週末は住宅の依頼に伴った土地探しでつくばに行ってきました。


つくばは鉄道の開通で劇的に開発の進む地域で、おそらく首都圏で鉄道沿線の面的開発が活発な、最後の地域かもしれません。


それでも駅から10分くらい離れると田園風景の拡がる土地が拡がっています。







敷地の先に田んぼが拡がっていて、なかなか風情があります。



結局、写真の土地は敷地に至る道路のアクセスに問題あったりで最終的な選択には入らなかったのですが、いくつか候補地を訪ねた中でも良いロケーションでした。



やはり、土地探しの段階から設計者が入ると建物についてもアドバイスが出来るので、すごく有効だなと思います。


それにしても、都心から1時間弱のエリアの田園地帯のこういう土地でセカンドハウスがあるといいなあ、とか思ってしまいます。


都心で働く場合、都市と田園を行き来する方が精神衛生上、いいのかもしれません。


もう間もなく、そんな田園地帯に建つ住宅の設計が本格的にスタートしそうな状況ですが、とても楽しみです。

2012/06/13

傘立て

先日、定期検査のためにUM邸を訪れました。
大変キレイに使われていて、かつ大きな問題もなかったので、ほっとひと安心。




特に家族の皆さんに好評、、、とおっしゃっていたのが、玄関脇に設えた「傘立て」。







外壁にステンレスのフックを取り付けて、床面に白玉砂利を敷いただけのシンプルな素材とディテールなのですが、傘を床置きしないため水が切れやすいのと、折りたたみ傘もぶらさげることが出来るので、とても使いやすいそうです。


デザインで意図したとおりに使われていて、かつご好評いただくのは設計者冥利につきます。



こういうごくシンプルな素材とディテールで最大限の効果を出す、、、ことはLHAという建築家としてのテーマでもあるので、またシンプルながらクラフト感のあるデザインを色々と創ってゆきたいと思います。


2012/06/05

Supercar

最近、ジムショ近くの代官山ツタヤによく行きますが、ランボルギーニの新車が展示されていました。





オープンカーでしたが、運転席まわりのディテールがすごくかっこいい。




高級時計とかも同じでしょうが、丁寧に造りこまれたディテールと革やメタルとかの見た目と触感の良い素材を組み合わせたデザインに見惚れてしまいます。

ランボルギーニのようなスーパーカーというのは我々の世代にとってコドモの頃からの憧れでもあるわけですが、こうして間近に見る機会は希少なものです。


まあ、これで住宅一軒分くらいの値段、、、、と考えると触れることすら躊躇してしまう訳ですが写真右上のお子様の手が車体に伸びてます。

だっこしていた外国人のお父さん、即刻注意してました(笑・・・・。



こういう高級なクラフト感のある建築はなかなか昨今の日本の景況では出来ないものですが、前職で担当した表参道の某ブランド系テナントビルではこれに近いチャレンジをすることができました。設計も施工監理もすごく大変でしたが、やりがいはあるというものです。


そうした経験を糧に、これからもこういうクラフトのような建築を目指してチャレンジ続けたい、、、と思います。




2012/05/28

つばめ

先日、目黒線の大岡山に行ったのですが、駅のとびらの真上につばめの巣ができていました。





最近、日本全国でつばめは減少しているそうで、そう思えば確かに巣を見かけることも少なくなtっていることに気づきますが、このつばめさん、扉の上にあるアラーム灯の真上、という小さいスペースでありながら絶妙な場所に巣をつくっていました。

駅の改札の真横で人通りの多い場所なので、皆さんけっこう視線を注いだり写真撮ったり、ほんとに注目されている状況になっているのですが、、、そんな下界の状況をお構いなしにひっきりなしにエサを運ぶ親鳥と親をひたすら待つヒナの様子は、たくましくもあり微笑ましい感じもあります。



下の扉を通る人にフンが落ちないよう、ちゃんと受け台をつくってありますが、そういう関係者の方の配慮も心憎いなあと思います。



このツバメの巣のように、人と動物が共生できる環境は思い通りにできるものでも無く、自然の営みは人間の想像力を軽く超えていくものですが、それを可能にする素地を持ちえる環境を準備することは出来るものです。



そういう建築・環境をつくっていければ、と思います。

2012/05/21

Kusama

これも終了してしまいましたが、埼玉近代美術館での草間ヤヨイ展、行きました。








美術館をフルに活かした展示。
建物の設計は黒川紀章さんですが、もう空間を圧倒しているというか。。。
草間ワールド全開、でお客さんも大入りでした。


とてもポップで楽しい作品と展示が満載でありますが、絵画を中心とした展示をよくよく見てみると、とても常人には描けないであろう、精神の内面をそのまま覗き込んだような、明るいようでいて、底恐ろしいような世界が拡がっていました。


ポロックと同じように、天才のなせる業、としかいいようが無いのですが、なにしろ齢80過ぎにしてこのパワー、、、凄いものです。


通常、どんなアーティストでも創作のピークというのはどんなに遅くとも60歳前であることが多い、ものですが、草間さんは今がピークでないかと思います。

作品の密度といい、一般的な人気の度合いといい・・・・。


燃え尽きる前の一瞬の輝きが増幅されている感じなのか、、、よくわからないのですが、とにかくハイパーおばあちゃん、こういう人が世の中にいることがわかるだけでも元気になるものです。


100歳以上、、、長生きして世の中をもっともっと元気にして欲しいなあと思いました。

2012/05/07

Pollock

展覧会の会期はけっこう長いものですが、いつも会期末にバタバタで駆け込みで観に行ってしまいます。。。



本日で終了しましたが、東京国立近代美術館でのジャクソン・ポロック展にGWの合間に観に行きました。



ポロックといえば、アクション・ペインティングによって抽象表現主義の世界を切り開いた、アメリカのミッドセンチュリーを代表するアーティストです。


展覧会はそんなポロックの生涯を概観する企画になっていましたが、色々な試行錯誤を繰り返しながら、アクション・ペインティングによって一瞬の輝きを得ながらも、破滅的な終局に向かって突き進んでいく、その軌跡がみてとれる展示でした。


天才と狂気は紙一重、なのでしょうが、精神疾患を繰り返しながら最期は自殺に等しいと思われる、交通事故による衝突死に至る、その精神の軌跡が見て取れる絵画の数々は、時に神々しく輝き、時に重苦しく感じるものでもありました。


ポロックの一般的なイメージにある、ドリッピングを駆使したペインティングを描いた時代はほんの数年の出来事な訳ですが、その軌跡は夭折のロックミュージシャンにも似たものを感じます。

よく言われるのはポロックの絵画は即興的で同時代のアメリカのジャズに近いものがある、ということですが、描かれたものや制作している時のドキュメンタリー映画を観ると、骨太のロックミュージシャン、にも見えます。


ジミ・ヘンドリックスとか。。。


時代違うし、ベタですが、何か重く衝動的で骨太な表現というのは似たものを感じてしまいます。




会場のエンドにはポロックのスタジオが再現されていました。









ちょっとピンぼけですが、ポロックのスタジオの床。(レプリカですが・・・。)



制作の痕跡を顕著に感じられるこの床の汚れは、格闘の軌跡を如実に感じさせてくれ、作品以上にアートを感じてしまいます。



魂を削りながら、何かを創らずにはいられない、そんな衝動を内に抱えながら生きたポロックは、やはり天才的なアーティストなのでしょう。



2012/05/05

ムンバイ現場写真

HP上でも告知していますが、昨年設計したムンバイにあるアパートメントのインテリアの現場写真をフェイスブック上に掲載しています。(リンクはコチラ

ムンバイ・プロジェクトはHP上に掲載していますので、そちらもご参照ください。(リンクはコチラ


お施主さんは日本に在住されていたインドの方ですが、帰国するにあたって、日本の建築家/デザイナーが得意とする、工夫されて合理的かつ洗練されている建具や収納のアイデアを生かしたお住まいを創りたい、、、とのことで我々に白羽の矢が当たりました。

今年の始めから着工しています。


竣工が楽しみなトコロです。

2012/04/23

カレー

最近、食べ物とか花見とか、本業に関係の無いネタが続いていますが、、、日曜にたまたま行った下北沢のカレー屋さんのカレー。








下北沢「茄子おやじ」の野菜カレー、生卵入り。



見た目はマイルドですが、後からジワリと来る辛さのカレー。生卵をトッピングしてちょうど良い塩梅でした。

写真だと大きさがわかりにくいですが、大きめのカレー皿にまんべんなく盛りつけられていて、トマトや茄子の入った、家庭的な味でした。



下北沢はあまり行かないのですが、オシャレ感と雑多な感じとユルイ感じが程良くブレンドされていて良い街です。最近は駅前再開発で色々取り上げられていますが、雑多な街のスケールを壊すような開発は避けてほしいものです。


ちなみに本業ではいくつかのプロジェクトの設計作業が進行中で、もう少ししたら現場のレビューとかをちょこちょこアップできるかなと思います。


まあいずれにしても、食のネタは誰でも興味ありますし、美味しそうなものを眺めているとそれだけでシアワセ感がある、というものです。


休日のユルい食事の一コマでした。


2012/04/12

さくらちる

東京は雨でしたが、サクラ吹雪も舞っていました。





川面にちりばめられた花びら。



ちょっとさみしい気もしますが、同時に新緑の季節へと移行する通過儀礼でもあります。




今年は例年になく開花が待ち遠しい気持ちがあったので、ついつい写真をいっぱいアップしました。









雨の中、ほのかに光るぼんぼりの列。




今年は気のせいか、、、ひとだまに見えました。



そもそも祭りは生者も死者もあわせて交歓するのが、本来のありかたかもしれません。
あわせてサクラという木は輪廻のサイクルを強く感じさせます。



震災から一年という節目の時期に、花を愛でながら、平穏な生活のありがたさをかみしめつつ、去りし人に想いをはせる、、、そんな今年のサクラシーズンでした。



まあ、ジムショの花見会はふつうに花よりダンゴ、のどんちゃんだった訳ですが・・・。







2012/04/08

満開

サクラのレビューが続きますが、中目黒も満開になっています。





事務所の前の通りのサクラ並木です。

土日はほんとに人がいっぱいでお祭り状態が続いています。

そして昨日は事務所で恒例のお花見会でしたが、多くの方々に足を運んでいただき、感謝しきりです。

実は飲み過ぎで途中リタイアしてしまったのですが、、、総じて楽しんでいただけたかなあと思っております。


年に一回、こういうお祭り状態があるのも季節を感じて良いものです。



たぶん来週いっぱいくらいまでサクラを楽しめると思います。



2012/04/03

5分咲き

サクラのレビューみたいになりますが、、、目黒川のサクラは5分咲きくらいです。



橋の間近にあるサクラは総じて早咲きな気がします。もう少しすると背景も桜色に染まる、感じになります。




今週末の土曜には事務所で恒例の花見会を催します。


基本的にフリーのイベントですので、お近くにお越しの際は是非お立ち寄りください。

2012/03/27

Coming soon

目黒川のサクラ並木はもうつぼみにピンク色が見えていて、もうほんとに開花寸前、の状況です。








ぼんぼりも準備OK、です。


今年もひとつだけ社名入りのぼんぼりを作成していただきました。
気の早いことにぼんぼりはもう今晩から点灯していました。




待ち遠しかった春が、すぐそこに来ています。


2012/03/21

日本酒

先週は赤坂の居酒屋で食事会というか、飲み会でした。







黒龍という日本酒の限定品です。


和紙を漉いたラベルや澄んだ瓶の色、針金ドメのボトルキャップや「限定品」の封、、、等々に品のある雰囲気を感じます。

自分はお酒はあまり強くなく、すぐ赤くなる体質なのですが、、、ボトルの雰囲気に似て、クセが無くてスッと入る、甘い香りの漂う飲みやすい日本酒でした。




まあ、自分が味を正確に理解しているかどうか別にして、、、こういう「限定品」のお酒というのはプチぜいたくを感じるものです。


ちょっとリッチな気分の、赤坂の夜でした。



2012/03/11

0311

本日は3.11、震災から1周年でした。


市井の建築家として何ができるのか、考え続けた一年はあっという間に過ぎました。

その答えは明確に出ていないのですが、一個人として出来ることは被災した人や場所を想いつづけること、そしてささやかな日常の大切さをかみしめながら日々を過ごしていくことかもしれません。


そして、そうしたささやかな日常を支えるような空間づくりをものづくりの人間として続けて行ければと思います。










写真は昨年10月に訪ねた、宮城県沿岸の被災地の写真。
地上の荒廃した風景とは対照的に、美しい東北の広々とした空が拡がっています。




具体的に何ができるとも言えないのですが、これからも寄り添うような気持ちを持ち続けてゆきたい、と考えています。


2012/03/05

雪@中目黒

うるう日の29日、今年2回目の雪が降りました。




1月の時の雪はあんまり積もらなかったのですが、今回は街中が雪化粧をしていました。









事務所から見た目黒川の景色。白く化粧しているのはなかなかオツなものです。
暖かい場所にいれば、、、ですが・・・。



それにしてもあと一カ月立たないくらいにまた同じ場所からサクラの景色をアップすることになると思います。




もうすぐ春、です。




2012/02/29

アンカラ

先日、渋谷のトルコ料理屋さん「アンカラ」に行きました。

アンカラはトルコの首都名ですが、イスタンブールの方が都市としてはメジャーなので、意外に覚えていないものです。自分も検索するまでウロ覚えでした・・・。






手前に見えているのがチキンのピリ辛サラダ。奥にチラリと見えているのがピタパンというトルコのパン。色々具材を詰めて食べます。

「チキンのピリ辛サラダ」とかいうと居酒屋みたいですが、、、トルコ語の名前はあった、と思います。
まあ、カタカナの料理の名前はすぐに忘れてしまうものです・・・。









店内の風景。



人がいませんが、お客さんがほぼ帰った後にパチリと。
閉店間際まで粘ってました・・・。

イスラム系タイルとか照明を使っていたりしてシブヤっぽくない風情を醸し出しています。

ちょっと繁華街が外れた場所にあるせいか、店内もお客さんも落ち着いた感じで、シブヤ界隈では貴重なお店だなあと思います。


2012/02/20

学士会館

先日、大学の恩師の論文研究の日本建築学会賞のお祝い会ということで神保町の学士会館に行ってきました。




調べると1928年竣工だそうで古くて風情のある建物ですが、丁寧にメンテナンスされていて、今も十分に使用に耐える建物です。

斜めの柱梁がアクセントになって力強い空間になっています。


恩師の安藤邦廣先生は、民家の構法研究の第一人者でいらっしゃいます。
著作も色々と出版されています。
昨年は純木造の板倉構法の仮設住宅も福島に設計されていて、自分は写真でしか見ていないのですが、仮設とは思えないくらいに心地よさそうな住宅になっていました。

来賓のあいさつでは建築学界の重鎮、内田祥哉先生がごあいさつされていたのですが、もう80歳を超えるというのに大変かくしゃくとされていました。
これも調べてみると先生は1925年生まれということで、学士会館よりも年上(!)、、、というからすごいです。最近は80歳を超えても元気な方が多いですが、こうして元気に活動されている方を見るにつけ、尊敬と憧れの念を抱かずにいられない、、、今日この頃です。


ちなみに自分の学生時代はというと、もろ「不肖の教え子」、、、で、民家研究とかはあまりやらずに好き勝手やっていた、、、のですが、わざわざお招きいただいて久々に多少ともお話できたのは幸いでした。
設計をしていて、架構とか構法を考えるのは割と好きなのですが、間接的に影響を受けているのかもしれません。


ともあれ、長年の研究活動の成果ということで、本当におめでとうございました。

2012/02/15

インタビュー記事

最近バタバタしていて更新が滞りがちですが、、、事務所のウエブページに記載したようにアセンティアホームさんのウエブサイトにLHAのインタビュー記事が記載されています。


住宅に関連するトピックを中心に、我々の人となりがわかる内容になっているかなあと思います。



お時間ありましたら是非ご一読ください。

2012/02/01

新年会

先週末はご近所の建築家の先輩ご夫妻にお呼ばれして、友人と一緒に遅まきながら新年会でした。










まあ、ほとんど言葉は要らないといいますか、色鮮やかなお料理と盛り付け、ココロづくしのおもてなしを堪能させていただきました。


ものすごくコストをかけている訳ではないらしいのですが、日ごろのちょっとした工夫の積み重ねでしょうか、とても美味しい料理とだんらんの雰囲気でした。
今こうして写真を見ているだけでシアワセになれる、、、感じです。


こういう生活に彩りをさりげなく与えられるような建築をつくりたいなあ、、、とつくづく思う次第です。