2011/01/27

上海1

中国出張の続きです。


上海でほぼ一日オフの時間があったので、市内を歩いてみました。


おなじみ外灘(ワイタン)の旧租界地のエリアです。
河に面している訳ですが、河のある街というのは歩いていて気持ちいいものです。


で、そういう都会的な場所と同時にまだ昔ながらの面影を残しているエリアというのは市内のあちこちに散在しています。

訪ねたのは里弄(リーロン)と一般的にいわれる、1920年代頃から中国人労働者の居住のために建てられた公営住宅が立ち並ぶエリア。
たまたま大学でそれを卒業研究のテーマにしていたヒトが一緒だったので、案内してもらいました。





ちょっと日本の下町っぽい風情があります。



狭い路地が続いていたり。





鳥かごがあったり。









鶏と魚、洗濯物が日干しされていたり。



 

ちょっと生活が路地に染み出てきているところが楽しかったりします。たぶん近隣の関係が密接で盗難とかの犯罪が発生しにくいのかもしれません。

日本でも田舎に行くとこういう風情はありそうですが、都市部ではあんまり見られなくなった光景かもしれないです。

まあ、鶏を干している光景というのはあまり無いかもしれませんが。


ちょっと普通に観光するだけだとこういう場所はなかなか行かないですが、行けて良かったなと。

東京もそうですが、高層ビル街からちょっと外れると昔ながらのエリアが広がっていて、そのギャップに萌える、というのは上海も同じかもしれません。
ブラタモリ的視点といいますか、ランダムな街歩きというのは楽しいものです。海外だと危ないエリアに紛れ込むリスクもあるので、あんまり不用意には出来ないですが。

ちょっとまた次回にでも写真をアップしようと思います。



2011/01/16

代官山3

年末年始で間が空きましたが、代官山の現場は進んでいます。







家具が搬入されています。右がキッチン廻りのカウンターで、左に積み上げられているのが、その他の場所の家具。


造作家具なので、工場で製作して現場では据え付けのみ、という工程になります。

写真ではわかりにくいですが、穏やかな木目で上品な感じに仕上がりそうです。

2011/01/10

中華料理

中国出張の続きです。


というか単純に中華料理の写真。










杭州のレストランで出た、鶏のおかしら、です。

こうして写真で見るとなんとなく恨めしいそうなお顔をしていらっしゃっていて、正視に堪えない、、、ともいえる訳ですが、食べている時は「やっぱ中華は旨いのう!」くらいにしか考えていないものです。

魚の活き造りもよくよく考えると相当残酷なものですが、おかしらがつくと途端に残酷度が増す気がします。。。

にしても中華料理というのは同じ中国のエリアでも違うし、食材の種類や調理法にあらゆる趣向を凝らしていて、奥が深いです。

日本料理では食材そのものが本来的に持つ味を愉しむ、みたいな傾向がありますが、中華料理の場合は食材の掛け合わせによる交響楽的な味の調和を愉しむ、みたいな傾向がある気がします。


海外に行った場合に、そこの国の食事が合うか合わないか、毎回いい食事が出来たかどうか、ということによってその国の印象も変わります。

その点では自分的に今回の中華料理はいずれもヒットでした。

日本でも最近、中国人のヒトがつくっている中華料理店というのが増えていますが、やはり本場でご当地自慢の料理を食すのは良いなあ、と。

まわりの環境や雰囲気、空間も味の一部、ということなのだと思います。

2011/01/04

屋台

あけましておめでとうございます。2011年最初のブログです。



正月は例年通り福岡に帰省していた訳ですが、寒いし雨は降るしで、家族共々、「ほぼ」寝正月でした・・・・。

まあ、年に一回くらいはタラタラしとってもよかろうもん、と。

とはいえ、せっかく帰省していたので、地元の美味しいものを、と思い実家近くの屋台に行ってきました。





筥崎宮の参道脇に毎晩出ている、「花山」。
自分が高校の時には既に営業していたので、かれこれ20年以上は続いているかと。
まあ、屋台というか大きいテント小屋みたいですが。
ご覧のように簡易間仕切りが立ててあるので防寒は意外に良いです。








で、ラーメン。









一種類のみ。豚骨です。シンプルです。



昨今は博多ラーメンも関東圏に定着して、別にわざわざ福岡に帰って食す必要もないですし、スープや具材に凝った九州ラーメンも巷間いろいろありますが、こういうシンプルなラーメンを屋台もしくはプレハブ鉄骨系店舗の簡素な空間で食う、というのがやっぱり良いなあ、と思う。


日常にある、ごく当たり前の食べ物、というのが「ソウル・フード」ではないかと。


まあ、そう考えるようになったのはトーキョーに出てからですが。



ちょうど帰省中に、遅ればせながら「トーキョー・タワー」を読んで、色々自分の来し方を反省しつつ、実家のことやら家族のことやら、トーキョーのことやら、ぐるぐると考えてました。
別に何か結論めいた考えは無いですが、いつもの場所=コマの中心からちょっと離れたトコロで時間を過ごす、というのは大事かも、とか、方言ってやっぱ感情移入できるもんやねー、とか思いました。(で、ちょっと文体に博多弁を入れてみたのですが・・・)


いずれにせよ、明日から再始動になります。
今年もまたよろしくお願いいたします。