2021/03/31

サクラ2021その4

 今年のサクラは散り際も大変早いです。







もう葉桜になりかけていて、川面には花びらがサラサラと流れています。



例年開花から散り際まで3週間くらいのところを2週間くらいで駆け抜けたような感じがしますが、やはり夏日に近い気温で推移したことが影響しているのかもしれません。



先日、テレビのお天気コーナーで春分の日の平均気温が40年前から約4℃上がっている、ということがコメントされていましたが、この数十年でかなりの温暖化・気候変動が起こっているのだな、、、とちょっと驚きでした。


その影響か、サクラの開花も年々早まっている印象が強いですが、今年は例年以上にその傾向が強い年だったと思います。




このままですと日本のメリハリのある四季折々の風情が無くなりそうな可能性も十分にありえますが、そうならないように、建築を通してエコロジカルで持続的な社会を創ってゆくよう、引き続き努力を継続したいと思います。





サクラの写真4連投でしたが、、、そろそろケンチクの投稿に戻りたいと思います。







2021/03/29

サクラ2021その3

 中目黒のサクラは週末が満開でした。



日曜日は雨風の強い、やや荒れた天候だったせいか、既に花びらが散り始めています。



平年はもっと長く楽しめるものですが、今年は例年以上に早く咲いて、早く散りそうな感じです。



写真は、中目黒駅近くの川べりのサクラ。


川べりの片側のみがサクラ並木になっているのですが、川面に枝がせりだし、しだれ桜のようになっていて迫力のある景色をつくっています。




もう今週中には散ってしまいそうな感じですが、通勤の行き帰りの道すがら、多少ともサクラの景色を楽しんでゆきたいなあと思います。





2021/03/24

サクラ2021その2

 東京のサクラは昨日に満開宣言が出されたそうですが、目黒川のサクラも見頃を迎えています。






毎年、同じような写真を撮って、同じような記事を投稿しているのですが(笑、、、見事なサクラ並木を見るにつけ、ついついブログにアップしてしまいます。




また今年も、サクラの写真にしばしお付き合いいただければと思います。





2021/03/18

サクラ2021

今年もサクラの季節がやってきました。


例年よりもかなり早めの開花となっていますが、目黒川のサクラもそろそろ咲きだしています。






まだ1分咲きにも満たない感じですが、1週間もすれば満開になるのではないかと思います。




例年であれば提灯や出店がズラリとならんで賑やかな光景になりますが、今年はそうした準備が行われている気配すらなく、昨年同様に浮わついた雰囲気の無い静かなサクラの季節を迎えています。




まさか今年もサクラの季節に人のいない風景が拡がることになるとは、一年前は考えが及ばなかったですが、、、人の少ない静かなサクラ並木を通勤の行き帰りだけでも多少楽しむことができればと思います。







2021/03/08

麻婆豆腐@原宿

 ここのところ、仕上材の選定で連日ショールーム通いが続いています。

その帰りしなに、ランチで原宿の中華の老舗「龍の子」さんに立ち寄りました。



前職で某スウェーデン系ファッションブランドの入っているテナントビルを担当していた時に現場がすぐ近所にあったので、入ったことがあるのですが、それ以来、10数年ぶりの訪問。


コロナ禍にもかかわらず行列の出来る名店で、原宿の喧騒とは離れた地下にあるお店です。





お店の名物は麻婆豆腐と担々麺とのことで、麻婆豆腐定食を注文しました。



見た目の色は激辛のように見えますが、実際は山椒等の香辛料が効いたちょっとクセになるような上品な辛さでした。

ちょっと独特の風味でしたが、移り変わりの早い原宿界隈で生き残ってきただけに他のお店ではなかなか出せないような、リピートしたくなるような独特の風味だなあと思いました。



地下にあって一見、ちょっと目立たないお店ですが、原宿のど真ん中にありながら落ち着きのあるオススメのお店です。









2021/03/04

イタリア視察:ヴェネツィア1

不定期ながら時々掲載している、イタリア視察旅行の続きです。


フィレンツェ滞在の後、一路ヴェネツィアへ。




ヴェネツィアは今だに水運が主な交通手段ですが、水上バス・ヴァポレットに乗船して市街地の中心部に向かいます。



大通りに相当する「カナル・グランデ」という旧市街をぐるりと巡る大きな運河を起点として、細かい運河が市街地に張り巡らされていますが、写真はカナル・グランデを通っているヴァポレットから見た街並み。

かつての日本の都市も水運がメインで、往時はヴェネツィアのように船が行き交う街だったらしく、東京にも日本橋界隈やダウンタウンエリアにその名残が若干残っていますが、ヴェネツィアはそうした水運による街のアクティビティがそのまま動態保存されている感じです。




ヴェネツィアのシンボル、サンマルコ広場。

最近の日本のニュースでは、海面上昇による「アクア・アルタ」という洪水で水没したサンマルコ広場の様子がよく出てくるので、その姿ばかりが印象的に報道されますが、行った時にはそうした水害のおもかげは全くありませんでした。
とはいえ、この写真の数週間後には水没のニュースが流れてびっくりしましたが・・・。


「アクア・アルタ」は近年その頻度が多く水位も高くなっており、地球温暖化が原因とも言われています。

そうした意味で、ヴェネツィアは温暖化により被害をこうむる都市文明・文化遺産の象徴のようになっていますが、実際に街を歩いてみると、そうした問題がよりリアリティをもって体感できる気がします。


とはいえ、最近のニュースでは水面の低下で運河が機能していない、、、という報道もあって、気候変動によってどういう影響を受けているのか、単純に判断できないような点もあります。



いずれにしても、我々が日常的に天気予報を気にしているように、海という大自然の変化を気にしながら住んでいる街なのだろうと思います。



そうした気候の変化に対して、建築に何が出来るか、、、建築家としての取り組みを続けてゆきたいと改めて感じる次第です。