2020/02/27

煮干しラーメン

事務所のランチはお弁当が多いのですが、たまに外で食べたりもします。


先日は、中目黒の「らーめん恵本将裕」さんに伺いました。



写真は「濃い煮干しラーメン」。
見た目のとおり、濃厚な煮干しスープで、麺は太麺。
スープはちょっととろみがあって煮干しのエキスを食する、、、という感じを十分に堪能できます。



こういう個性的なラーメンは、毎日でなくともたまに食べたくなるものです。




中目黒はラーメン店の数はそれほど多くないですが、飲食店全般の激戦区だけに生き残っているお店はいずれもレベルが高いなあと思います。




また美味しい食事をしたらお店やお料理をご紹介したいと思います、ごちそうさまでした。




2020/02/24

河津桜

今週末は三連休ということで代官山界隈を散歩していたら、河津桜が満開を迎えていました。




もうすでにちょっと葉桜になっている感もありますが、河津桜や梅が咲いているのを見かけると春も近いなあと実感します。




今年は暖冬傾向が続いて、なんだか冬らしい冬でなかったような感覚が強いですが、寒くないと四季の移ろいを実感できずに妙な違和感を感じるものです。





やはり気候変動の影響なのかなあとも思いますが、四季の移り変わりがあってそれぞれの季節で異なる趣きのある、そういう日本がこれからも続いてほしい、、、と強く思います。




そういう点からもエコやサステナビリティを更に勉強してデザインに反映させてゆきたいと考えています。









2020/02/20

イタリア視察:バチカン2

バチカンの続きです。

今回の視察で特に印象的だったのは観光で有名な場所はいずれも長蛇の列が出来ていたことです。

これは観光客の絶対数が増えているのと、セキュリティチェックがかなり厳格化されていて空港と同じくらいのチェックをされるためですが、バチカンの大聖堂もご多分に漏れず広場を巻くように列が出来ていました。



我々が行った季節はまだ穏やかな時季でしたが、これが猛暑や極寒だとシンドいだろうなあと思います。まあ、そういう時季はオフシーズンで人も少ないかもですが・・・。





ともあれ、セキュリティチェックを抜けて中に入るとそこは荘厳なキリスト教の世界です。




写真に写っている人の大きさを比較するとよくわかりますが、内部とはいえ、かなり大きな空間です。
やはりカソリックの総本山ということでスケールの大きさと内外装の凝った意匠は他の追随を許さない、、、感じがします。





そして、バチカン大聖堂で必見のひとつがミケランジェロのピエタです。


大聖堂に入ってすぐのニッチ部分にガラスで保護されて展示されています。





ちょっと艶やかさも感じてしまうような、約4-500年前の彫刻とは思えない迫真性と気品にあふれた彫刻です。
しかもミケランジェロは弱冠25歳にしてもこの彫刻を製作していたそうで、天才ぶりが際立つ、、、感じがします。




たしか沢木耕太郎の「深夜特急」にもミケランジェロのピエタにいたく感動した、という話しがあった気がしましたが、今回の旅行でも行く先々でミケランジェロの足跡をたどることが出来ました。


やはりそれだけミケランジェロの芸術作品が大事にされているともいえるのですが、観光資源と文化の持続的な継承という点を考慮すると、日本においてもこうした文化遺産をきちんと保護して価値を高めてゆくことが、より大事になってゆく気がしました。







2020/02/18

カレイ

先日、久しぶりに目黒の庭園美術館に「ルネ・ラリック展」を観に行ったのですが、その帰りに目黒の「魚金」さんに立ち寄って軽く一杯やりました。






当日のお薦めメニュー、カレイの煮付け。


30cm超の大皿に一匹まるごとで880円(!)。


写真ですとその大きさがなかなかわからないのですが、味もボリュームも大満足な一品でした。


「魚金」さんは都内にいくつか店舗のあるお魚系の居酒屋さんですが、やはり魚料理にはこだわりと自信があるなあと思います。





久々に美味しい魚の煮付け料理をいただきました、ごちそうさまでした。






2020/02/14

六花亭真駒内ホール店

事務所のウエブサイトに旧職で担当した「六花亭真駒内ホール店」をアップしました。
ぜひご一覧ください。


こちらのプロジェクトは、林が古市徹雄都市建築研究所在籍時に担当者の一人として参画していたものです。
これまで、旧職での業務実績はウエブサイトに掲載していなかったのですが、古市事務所のオフィシャルサイトも古市先生の逝去にともない閉鎖状態となっておりますので、ウエブ上での記録の意味合いも込めて掲載させていただきました。




一見シンプルな建築ですが、DPGガラスのファサード、可動する木のルーバーや音響調整装置、ペリメーター・床下を統合した空調システム等々、極めてハイスペックでありながらコージーな雰囲気のある建築になっています。




ページに掲載している情報はほんの一部ですが、店舗に併設して喫茶室もあり、ゆっくりくつろげるお店になっています。札幌へ行かれる機会がありましたら是非お立ち寄りください。








2020/02/08

イタリア視察:バチカン1

今回はイタリア視察の続きでバチカンの見学の様子のご紹介です。

バチカン市国はローマの街区の一角にあります。
そこだけ別の国、となるのでしょうが、実際の往来にパスポートが必要な訳ではないので、実質的には城壁で囲まれた特殊な市街地、といったところです。


今回は早朝に開催されている一般開館前の見学ツアーに参加してきました。




写真は午前6時くらいに見学ツアー参加者が集まってきているところ。
一般開館前のツアーといっても類似のツアーを様々なツアー会社が企画しており、けっこうな人数でした。

インターネット経由で世界中から気軽にツアーを予約できるようになっているので、ローマの人気の観光地はどこも大行列でしたが、便利なネットの副作用でオーバーツーリズムが発生しているのかなと思います。





バチカンの美術館になっている回廊部分。消失点が見える、、、長い廊下です。
時間帯によっては見学者でいっぱいになるのですが、早朝なので人があまりいません。





早朝ツアーの目的地、システィーナ礼拝堂。
ミケランジェロの「最後の審判」をはじめとする壁画、天井画が有名です。
写真ではわかりにくいですが、ミケランジェロの描く人物は表情が豊かで躍動感と量感があり、同時代の画家と較べると生身の人間に真摯に向き合い、その実像を正面からとらえようとしているような迫力があります。
そこがルネサンスの巨匠といわれる所以でしょうが、やはり今の時代にも変わることのない普遍性のある芸術、といえるかもしれません。
ちなみに写真は早朝ツアーの様子なのでまだ人が少ないですが、一般開館時間以降は満員電車のような混雑でした・・・。







こちらも有名なラファエロの「アテナイの学堂」。
教科書にもよく載っているような絵画ですが、回廊の一角にある小部屋に展示されているので、案内が無いと見過ごしそうになります。

描いてあるのはギリシャの哲学者な訳ですが、各人のエピソードがわかればより面白いのだろうと思います。

日本でもそうですが、特に宗教系の美術はその背景を知っているとより楽しめるのだろうと思いますが、なかなかそこまで教養が深まらない、、、のがもどかしくもあります。






こちらはバチカン美術館の出口にある階段というか、らせんスロープ。
グッゲンハイム美術館に似ているようにも見えますが、こちらも20世紀半ばに設計された割と古いもののようで、もしかするとグッゲンハイムを参照しているのかもしれません。とはいえ、この階段も大変凝った造形の見事なもので、世界的にも有名な階段のひとつです。




駆け足でバチカン美術館の様子を紹介しましたが、早朝といえど見学者がとても多く、オーバーツーリズムの問題を実感した次第です。
日本でもこうした問題は起こっていますが、インターネットとLCCで世界がより身近につながっている以上、避けては通れないのかと思います。

まあ、他国に行けば自分が地元の人にお世話になる立場なので、マナーを守って楽しく過ごしてお金を落とす、、、のがツーリストとして出来ることかもしれません。






2020/02/06

ArchDailyに掲載

海外の建築系ウエブメディア「ArchDaily」に「阿佐ヶ谷ライト・エコハウス」が掲載されました。
(記事のリンクはこちら


通常、こういうメディアは投稿による自薦が多いのですが、エディターの方から直接メールでオファーがあって掲載の運びとなりました。


どうやって見つけたのかよくわかりませんが、、、数あるウエブサイトの中から見つけていただくのはちょっと嬉しいものです。



ぜひご一覧ください。



2020/02/04

2100年 未来の天気予報

先日のエコシンポジウムのブログでもちょっと言及した「2100年 未来の天気予報」ですが、文章だとわかりにくいので、公開されている写真をこちらにもアップしてみました。








ビジュアルで表現されるとかなりわかりやすく、インパクトがありますが、この2100年夏の予報は、温暖化対策で有効な対策を講じきれなかった場合のワーストケースのようです。


全国的にほぼ40℃代で、沖縄や小笠原といった島しょ部のみ40℃を下回っています。

これは海水温の方が温度が上がりにくく、海に囲まれた島しょ部の方が気温上昇の影響を受けにくいから、とのことです。
沖縄が避暑地になる、というのはなんともブラックジョークのようですが、今年の暖冬や昨年の大きな台風・水害を思い起こすと全くリアリティが無いとはいえない、、、感じがします。


いずれにしても、建築の分野でもエコ対策を講じるのは、温暖化防止に寄与すると同時に、居住する方々の安全・安心と快適な環境を創り出す為に必須の時代になっているのかな、と改めて思った次第です。




2020/02/01

エコハウス大賞のシンポジウム

先日、新宿のパークタワーで開催されたエコハウス大賞のシンポジウムに行ってきました。


「日本エコハウス大賞」は一昨年、当事務所が奨励賞を受賞したエコハウスに関するコンテストです。
今回のシンポジウムは昨年の受賞作品をプレゼン、講評する内容でした。






会場はパークタワー内のホール。
パークタワーはリビングデザインセンターOZONEをはじめ、住宅関連のショールームがまとまって入居しているので、ちょっとした「聖地」みたいな感じです。




シンポジウムは受賞作品のプレゼンと審査員の先生方の講評・解説が主な内容で、特に昨年、一昨年の大賞作品の解説をじっくり聴講できたのはとても勉強になりました。

大賞作品に共通していたのは、高い性能は当然として、お庭やテラス等を通して外部との関係をうまく作っている点、地域性を表現した意匠、吹き抜けや段差をうまく利用して変化に富んだインテリア、といった点でしょうか。
あまり設備に頼らずに設計されているのも共通していましたが、自分とは違う設計のアプローチ方法だったりもしたので、ちょっと新鮮な感じもしました。


また全体の受賞作の傾向を見ると、寒冷地で比較的敷地に余裕のある立地が多く、そうした立地を活かして造園もじっくりと造って内外一体でデザインされている事例が目立ちました。
そういう意味では敷地に余裕が少なく、法規制のより厳しい都市部でのエコハウスのあり方というのはまだまだ開発の余地がありそうな気がしています。
当事務所では特にそうした都市部におけるエコハウスのデザインに積極的に取り組んでいる訳ですが、可能性は色々ありそうなので、今後より一層探究してゆきたいと思っています。

また審査員の先生方のレクチャーで印象的だったのは、環境省作成の「2100年未来の天気予報」への言及があったことです。

このまま温暖化が進行すると2100年の夏の最高気温は日本の多くの地域(北海道含む)で40℃前半になり、相対的に涼しいエリアになる沖縄へ避暑に行くようになる、、、というちょっとダークで深刻な予想を天気予報の形式でわかりやすく伝える動画ですが、温暖化の抑止と気候変動に対する自己防衛という点からも、エコロジー的な視点から設計するのは重要な課題と思いました。




残念ながら「エコハウス大賞」は5回目の今回をメドに休止されるそうですが、類似するエコ関連のコンテストは色々ありますので、自己研鑽も兼ねて応募してゆきたいと思います。