2013/12/31

空の翼

今年最後の更新になります。
既に年末年始休暇に入っていますが、実家からの更新です。


今年一年を振り返ると、複数の現場が進行してなかなか忙しい一年でしたが、皆様のおかげを持ちまして無事に竣工にこぎつけることが出来ました。

来年も新しいプロジェクトの設計や竣工に向けて引き続きがんばってゆきたいと思いますので、皆様のお引き立ての程、よろしくお願い申し上げます。






写真は今年の晩秋に搭乗した飛行機の主翼と空の風景です。
航空機は建築ではないのですが、そのスッキリとした形状や可動機構の精度の高さにいつもほれぼれとしてしまいます。


私事ではありますが、急逝した高校時代の友人の葬儀から帰る途上の機中で撮影したものです。


研究者であった彼は道半ばにして逝ってしまったのですが、自分の中ではまだ何処かに彼が漂っているような気持ちがします。
「風立ちぬ」のラストシーンを観たせいかもしれませんが、、、機中から空を眺めているとそんな気がしました。空と翼の光景というのはどこかそんな感慨を引き起こす雄大さを持ちえている感じがします。

翻って、社会という大空の中を自分という飛行機は今後どこを目指してゆくのか、目的地の無い旅を続けているだけかもしれませんが、分野と違えど彼の目指した志の高みにまで到達すべく頑張れたら、と思い今年のブログを締めくくる写真として載せてみました。



ちょっと感傷的ではありますが、今年は公私にわたって節目となる一年ではありました。



今年一年お世話になりました皆様に改めて感謝を申し上げますとともに、来年も何卒よろしくお願い申し上げます。


皆様良い年末年始休暇をお過ごしください。

2013/12/30

広尾H邸

こちらのブログに現場のレビューも掲載していましたが、マンション・リノベーションの「広尾H邸」を事務所のウエブサイトに掲載しました。


竣工後にインテリアを含めて撮影させていただいたのですが、お施主さんがもともとお持ちになっている家具や調度品ともマッチした空間になったかと思います。




ぜひご高覧ください。


2013/12/22

池尻リノベーション2

池尻のリノベーションの続きです。





リビングの様子。クロスをダークなベージュにして、かつ同じデザインの造作棚をつくることで手前と奥の部屋の要素を統一し、視覚的なつながりをつくるようにしています。






石貼りの壁面はほぼ完成しています。隣の壁面のクロスは、石の素材感や既存の建具の色味に合うようにアクセントとして少し違う色を入れています。






キッチンの壁面にもタイルを貼っています。
少し素朴な質感のあるマテリアルを合せることで全体に柔らかみのある雰囲気をつくっています。





この部屋だけは思い切って濃い目のブラウンにしてみましたが、ちゃんとシックに落ち着いてみえたので、ちょっと安心しました。




今回、既存の床材や建具を残しながらの改修だったのですが、こういう場合は新しい要素が既存の要素と対立や矛盾を起こさないように調子を合わせていく必要があります。

こういう「調子を合せる」というのは、音楽でいう調律=チューニングに近い作業に感じです。
バラバラに合っていない要素をあるルールのもとに統一していく、ということですが、色を変えるとかちょっとしたことだけでもだいぶ印象は変わって劇的に良くなることがあります。



そうしたこともリノベーションならではの醍醐味、といえるかもしれません。







最後に現場からの帰り際の歩道の写真。


いちょうの落葉のアンサンブルが見事なものです。


やっぱり自然の生み出す調和にはかなわない、、、なあと思います。


2013/12/16

池尻リノベーション1

11月からマンションのリノベーションの現場が始まっていました。

間取りの変更はせずに水廻りの更新や模様替えが中心のリノベーションです。




今回は石の化粧貼りを使っています。写真はちょうど石を貼りこんでいるところです。
ちょっとワイルドな感じです。




キッチンの収納棚。システムキッチンの既製品の使用も検討しましたが、使い勝手やスペースの有効利用も考慮して現場で大工さんに造ってもらうことにしました。



モザイクタイルとクロスも使ってちょっと華やかなアクセントにしています。
 ちょうど既存の照明があたる位置に設けたので、よいあんばいの演出が出来たかと思います。



キッチンの取付をしているところです。
毎回使用しているのですが、今回もウッドワンのシステムキッチンを使用しています。
システムキッチンではありますが、無垢の木材を使用したパネルの質感が非常に良いです。




実は既にお引き渡しが終わっているのですが、、、こちらのブログで現場の様子をレビューしたいと思います。




2013/12/07

モザイクタイル

こちらのブログでは公開していませんでしたが、某住宅リノベの現場がほぼ竣工しました。


このプロジェクトではモザイクタイルを割と多く使いました。






色んな種類のタイルを使うのは意匠的なバランスをとるのが難しいところがありますが、ちょっとした部分でアクセント的に使うと全体が引き締まってみえてきます。

いずれもガラスモザイクを使用したものですが、それぞれに違う表情を見せています。
タイルは近年の技術の進歩もあって、日々新しいデザインや技術によるマテリアルが出てくる分野です。

そういうものを上手く取り込みながら住空間をつくることが出来れば、、、と日々チャレンジしている感じです。



こちらも先日竣工写真を撮影しましたので、近々にウエブサイトで公開できるかと思います。





2013/12/02

三鷹の竣工写真

いつの間にやら師走に突入です。


ブログもちょっとブランクが空きましたが、ブログも含めて色々とがんばってゆかねば、、、と思います。


告知になりますが、こちらのブログにリノベーションの現場の写真を公開していました「三鷹K邸」をLHAのウエブサイトにアップしました。(こちらです。)


今回もフォトグラファーの黒住直臣さんに竣工写真を撮影していただきましたが、木のマテリアルと障子のディテールを活かした空間の魅力を写真として存分に表現していただいたと思います。


ぜひご覧ください。



2013/11/16

さば

最近またバタバタしていますが、、、先日は事務所の皆で飲み会に行きました。











中目黒の人気居酒屋「なかめのてっぺん」の鯖の塩焼きと焼きおにぎり。



さばを串焼きにした豪快な一品とおこげも美味しそうなおにぎり。
さばをこういう感じで食すのは珍しいですが、しょうが醤油とあわせて、脂の乗った白身をいただくのはなかなかゼイタクでした。


こうして美味しいものを食べることでまた明日もがんばれる、、、というものです。

2013/11/06

ウッドデッキ3

現場が進んでいたウッドデッキが完成しました。













まだ植栽が無いのでちょっとすっぴんな印象ですが、ベースは完成したかなという感じです。
これから色々なアレンジをお施主さんが加えていって初めて完成、というところでしょうか。



ちなみに今回は部分的に屋根をかけても確認申請の必要の無い地域での設営でしたが、法規上の指定によっては小さなものでも確認申請が必要になる場合があるので注意が必要です。




それにつけても、天然木のマテリアルの風合いはやはり人工的な素材では得難い質感があるものです。




撮影した時はあいにくの雨でしたが、室内からもつながって屋外でも気持ちよく生活していただければ、と思います。



2013/10/31

ハロウィン

先日のことですが、お世話になっている建築家の方のハロウィン・イベントにお招きいただきました。









ハロウィンおにぎり。




サーモンとノリで顔をつくっています。凝ってますね。



おにぎりをつくったのは奥様ですが、建築家のこだわりといいますか、ディテールにも凝る性分というのが如何なく発揮されている気がします。





楽しい夜をありがとうございました。



2013/10/27

ウッドデッキ2

ウッドデッキはだいぶ進んでいます。











これで9割がた完成です。



意匠的にはシンプルなディテールで大きく凝ったことはしていないものの、木の風合いのマテリアルが楽しめる感じにはなったかと思います。



デッキの工事は天候に大きく左右されるので完成が延びているのですが、天気が良ければ来週には完成の予定です。



まあ、建築の工事はお天気さまの気まぐれに寄り添いながらやるしかないものです。




台風一過で、来週は天気が良くなるかもです。



2013/10/15

ウッドデッキ1

比較的小規模なものではありますが、都内でウッドデッキを中心としたガーデニングの現場が進んでいます。







ウッドデッキが中心のガーデニングですが、ちょっと建築的な要素も含まれています。
色々とデザインの検討をした上で、シンプルな方向でまとまってきました。


我々は建築の設計が専門ですが、こうした造園もやっています。



だいぶ全貌がみえてきて、そろそろ完成になります。


2013/10/06

KITTE

ちょっと前になりますが、東京駅近くにある商業施設、KITTEに行きました。




保存された部分をうまく使って吹抜けの大空間をつくっています。
旧建物の設計は吉田鉄郎という昭和初期の建築家で、モダニズム建築の先駆者とされています。
装飾のない、柱梁の構造を素直に表現したシンプルな建築を得意としていました。
写真を見るとそういう感じが伝わってきますが、一般の方が見るとやや味気無いかもしれません。
設計をやっている人間からするとこうした素っ気なさにかえって「萌え」を感じたりもしますが・・・。




局長室のインテリアも復元されていました。やはり柱、梁を剛直に表現していますが、木の使い方とかが意外にぜいたくだったりします。






KITTEはやはり東京駅のベストビューポイントのひとつかもしれません。

上のKITTEの写真と比較すると古典主義とモダニズムの建築の違いがよくわかりますが、しいて共通している美学があるとすれば、柱のプロポーションとか窓の反復のリズムとかをよく吟味して設計されている点でしょうか。


街の魅力のひとつは歴史が積層している感じが建物を見ながら体感できる点がひとつにあるかと思いますが、そうした風潮が高まっているのは良い傾向かもしれません。



普段あまり行かない街をちょっと建築散歩をすると色々と気づくことが多いものです。

2013/10/01

パスタ

気がつけば10月です。。。
ちょっとバタバタしだすとあっという間に時間が経つものです。。。





夏期休暇中にイタリアやオーストリアを廻ったというジムさんからイタリアのパスタのお土産を貰いました。


えらく可愛らしいデザインのパスタで、せっかくなのでこちらにアップしてみました。
自家製ミートソースをかけたところです。


写真だとお皿も含めて色味がやや簡素な感じですが、もっちりしていて見た目も味も美味しいパスタでした。

料理をするのは最近は稀ですが、たまにつくると気分転換になるものです。





久々に食の話題(というか久々の投稿・・・)でした。

2013/09/17

ディテール:みどりの1

今回は現場のレビューで紹介しきれなかった部分のディテールについてちょっと書いてみたいと思います。



今回は「みどりの」の住宅の窓につけたプリーツスクリーンについてです。

プリーツスクリーンは和紙っぽいテクスチャーの繊維を折り畳んだ素材によるスクリーンで、いくつかのメーカーさんが様々な製品を出しています。

なんとなく柔らかい光がつくられて、どことなく和っぽいテイストもあり、シンプルでもあるのでLHAでは良く使っています。










光が透けるとテクスチャーもうっすらと浮かびあがってなかなかキレイです。


「みどりの」は素地の木が多くシンプルな空間で、障子も何箇所かに使っているので、障子と同じように柔らかにコントロールされた光になるプリーツスクリーンを取り入れることで全体の光の質感を調整することを意図しました。結果としては上手くいったかなと思います。


プリーツスクリーンは基本的にカーテンの代わりに直射日光や視線をさえぎる訳ですが、最近は同じようなスクリーンで断面に空気層をつくって断熱性能を持たせたスクリーンもあったりします。



こうしたカーテンやスクリーンといった製品は建築のディテールではありませんが、インテリアの雰囲気に大きな影響があるディテールの要素なので、インテリアと合わせてセレクトすることが多いです。



プロダクトものは日々進化しているので、こちらも情報が遅れないように勉強しつつ、、、建築やインテリアの雰囲気に合わせて取り入れているところです。




2013/09/07

The Wind Rises

建築の話ではありませんが、宮崎駿監督が引退を表明されました。
ちょうど先日、「風立ちぬ」を観たので、その感想も含めてちょっと。


宮崎作品は「風の谷のナウシカ」をコドモの頃にリアルタイムで観て以来、自分の思春期に少なからぬ影響を受けてきましたが、近年はどちらかというともっとお子様世代に向けた娯楽作品を創り続けているようで、ちょっと世代的にギャップが生じたなあ、、、という感じを受けていました。
特に21世紀になってからの作品はあまり観ていません。。。

「風立ちぬ」はそうした中で「お子様対象」 としてのアニメの枠を敢えて外した作品として創られた、ということが語られたり、「最後の作品」(実際にそうなりそうですが)として宣伝されたりといった感じで、久々に興味を惹きました。

そんな訳で、宮崎作品を四半世紀ぶり(!)に劇場に足を運んで観に行ったのですが、自分の少ない映画経験の中では最高傑作といえる、、、ものだったと思います。


映画芸術というのは時間、場所、現実と夢、といった制約を飛び越えてシーンをつくりながら物語りが進められる点にひとつの面白さがある訳ですが、そうした特性をアニメならではの虚構を表現する手段を使って上手く組み立てている点は集大成に相応しい、といえます。

個人的にはフェリーニの「8 1/2」と似た印象がして、その飛躍の仕方が心地よい感じでした。

そして、おそらく主人公を通して自伝的につくった部分が多分にあるのかもしれませんが、「ものづくり」に身命を賭す生きざまというのは「ものづくり」の端くれとしてココロに響くものがありました。


「創造的人生の持ち時間は10年だ、その時間を存分に生き給え」といった感じのセリフが出てきますがちょっとドキリとしますね。。。


だいたいのクリエーターは爆発的なエネルギーで自分のスタイルを確立する時期というのがあって、その時期に成し得たことを展開しながら成熟を迎える、、、というパターンが多いと思っていますが、創造的人生の持ち時間とはそういう時期のことかなと思います。

こう考えるとはたして自分の持ち時間はどの辺なのだろうか、、、とつい思わずにいられないものです。


しかもその持ち時間というのは、生まれた時代や地域といった、個人ではどうすることも出来ない諸々の条件によって、何をなし得るかということが大きく左右されます。

堀越二郎の生きた時代は暗い世相の破滅へ向かう時期でしたが、そうした抗い得ない条件の中でも、理想を追い求めて抗う姿をもって「生きねば。」ならないと言われている気がしました。「風の中に立つ」ってことかもしれません。


まあ、そんな感じですごく感動してしまったのですが、建築関係トリビアでは、劇中に出てくる「黒川さん」ご夫妻というのが建築家の黒川紀章・若尾文子夫妻がモデルでは、、、とネット上でもちょっと話題になっていました。自分も観ている時に気がつきましたが、顔の印象がそっくりです。。。

裏付けの無い話しではありますが、庵野監督を起用したり黒川さんをモデルにしたりといった点からも「ものづくり」をする人達への賛歌、といった側面を感じることが出来る気がします。

いずれにしてもアニメという表現ジャンルが到達しえたひとつの頂点、とはいえる気がします。



宮崎監督は本作をもって長編映画を引退されるとのことですが、テレビのドキュメンタリーを観ると、70過ぎても作画のチェックやコンテなどでひたすら自分の手を動かし続けていて、ちょっとびっくりしました。監督でありながらも「画工」であり続けるというのは計り知れない負荷がありそうですし、多分にバクチの要素がある映画という興業で300人近いスタッフを食わせる義務を負い続けるのは大変なプレッシャーを受け続けるのだろうとも思います。監督のいうようにアニメの作品をこうした姿勢で高齢になっても続けるのは確かに負荷が高すぎるのかもしれません。。。


宮崎監督のアニメ映画でない次なる「ものづくり」にも期待したいところですが、まずは一ファンとして「人生に影響を与えてくれた良き作品の数々をありがとうございました、そしてお疲れ様でした。」と言いたく、ちょっとブログに書いてみました。




2013/08/30

マンションリノベ7

都内のマンションリノベはお引渡しも終わって、諸々の調整も完了し、お施主さんの方で徐々にインテリアを整えてられています。





お施主さんからお送りいただいた、アートをディスプレイした部屋の写真。


今回はアートを壁面に飾ることを前提として設計を進めたので、やはりアートが入ると表情がだいぶ締まって見えます。


アジア系の現代美術の作家さんのコレクションを中心とされていると伺っていますが、2枚目の写真の版画は篠田桃紅さんの作品。


書を抽象化した絵画をずっと製作されている方で建築業界では知る人ぞ知る、伝説の作家です。


現在、御年100歳(!)らしいですが、先日発売された芸術新潮の丹下健三さんの特集記事でインタビューが載っていました。丹下さんの実質的なデビュー作である成城の自邸を中心とした当時の状況を語られているのですが、まだまだ記憶が薄れておらず、その記述の正確さにビックリ、、、という感じです。

丹下さんの成城の自邸は1950年代に建てられた木造の住宅ですが、モダニズムと日本の伝統家屋のスタイルが良い塩梅で混ざり合って独特のシャープであたたかみのある空間をつくっています。篠田さんはその住宅のフスマに書画を書かれているのですが、イサム・ノグチの照明とかとも相まって、空間に生き生きとしたアクセントをつくっています。


それから半世紀以上を経た現代でもその作品は彩り豊かに住空間に息づいている、、、と考えると感慨深いものがありますが、こちらのアートは我々が推奨したものでなく、お施主さんの元々のコレクションにあったもので、飾られた場所もお施主さんで決められたものです。
そこを決めたお施主さんのセンスの良さは流石だな、、、と思いますが、篠田さんの作品は建築空間に入った時に引き立つように考えられて額装も含めてデザインされている感じがします。


余白の美学、とでもいいますか、図と地のバランスが大事なのかもしれません。



ちょっとウンチクっぽい話になりましたが、実はかくいう自分も版画を随分前に購入して自宅に飾っていたりします。。。ちょっと自慢です・・・。



アートと建築というのはバランスが大事といつも思いますが、そのとても良い実例をいただいた感じがしましたのでこちらに掲載してみました。




2013/08/21

マンションリノベ6

都内のマンションリノベの竣工時の写真をいくつかピックアップしてみました。


リビングです。まだ工具とかが置かれていますが・・・。



玄関。共用廊下から入ると急に雰囲気が変わるようにダークグレーの壁面にしています。




廊下。フェイクも含めて5枚の扉が均等に並んでいる感じにして、ちょっと部屋数がわからないような、心理的な拡がりが出るようにしています。


寝室のウォークインクローゼット入口。シンメトリーでつくってちょっとクラシカルな雰囲気をつくっています。


キッチン。今回はお施主さんのご希望もあってオーダーキッチンのリブ・コンテンツさんにご協力いただきましたが、細かい点までキッチリ作りこんであって、フルオーダーならではの使いやすく見た目もシンプルなキッチンになったかと思います。




浴室。モザイクタイルをランダムに入れて、ちょっと視覚的に楽しめて遊びのある要素を入れることで、お風呂のリラックスタイムを演出しています。


こちらも寝室。ヴァイオレットピンクと言うんでしょうか、住宅で使うには結構勇気がいる色ですが、、、出来てみると意外に馴染んでいるのでホッとしました。



とまあ、おおまかに主要な部屋を写真でご紹介したのですが、竣工写真はお施主さんにお願いしてインテリアの小物も入れて撮影する予定にしています。

なかなか画角が広いカメラでないと雰囲気が伝わりにくいので今回掲載している写真もちょっともどかしい、、、感じですが、雰囲気の一旦は味わっていただけるかと。


撮影する機会が楽しみですが、オフィシャルな竣工写真はまた事務所のホームページに掲載したいと思います。

こちらのブログにはまた細かい部分や素材についてのレビューも載せてゆきたいと思います。

2013/08/16

ホームページの更新

しばらく更新の頻度が下がっていましたが、、、LHAのウエブサイトをアップデートしましたのでご覧ください。


みどりのK邸やこちらでは紹介していませんでしたがパフォーム・オフィスのインテリアの竣工写真等、いくつかの作品のアップデートが中心となっています。

加えて、日本語と英語にページを分けて、それぞれの閲覧が見やすいようにしました。


既にこちらのブログでもアップしているその他のプロジェクトも随時アップしていこうと思いますので、よろしくお願いいたします。

2013/08/14

マンションリノベ5

マンションリノベの現場の続きです。






























解説抜きで写真を掲載しましたが、各部屋に塗装が入って、LHAらしい多彩な素材とカラフルかつエレガントな空間、、、になってきたかと思います。


前にも書いたように今回はドア枠や巾木を100mmという寸法で統一しているのですが、そうすることでクラシックなテイストと出しながらコンテンポラリーな風情を出すことを狙っています。




三鷹では木と障子の落ち着いた空間をベースにしていますが、こちらの方は色彩の素材の多彩さが相まってよりポップでエレガントなニューヨークスタイルの空間、といえます。



共通しているのはマテリアルの味を引き出しながらシンプルなディテールでつくっていくことでエレガントな空間をつくる、、、という点かと思います。


こうしてブログで写真を並べるとデザインの振り幅が大きい感じもしますが、根っこにある素材とディテールを大切にしながらつくる方法は同じです。
まあ、アメリカ人と日本人のコンピによるLHAならではの振り幅、、、ともいえるかもしれません。



画角の狭い、コンパクトカメラだと部分的な写真が多くなってしまうのでなかなか良い写真が無いのが悩ましいトコロですが、、、次回は竣工時の写真を掲載したいと思います。



2013/08/07

三鷹リノベ8

ちょっとブランクが空きましたが、三鷹の戸建リノベの竣工時の写真です。

































「木の素材と障子の光の簡素な空間」というのが今回のテーマだったのですが、そのテーマに見合うような空間になったかと思います。



新しいものの中に古い梁や柱が混ざり合った、味わいのある空間になった感じですが、これもリノベーションならではのテイストかもしれません。


今回は全体のご紹介ですが、いずれより細かい部分の写真とかもアップできればと思います。