現在進行中の府中の住宅のプロジェクトでは、既存の家屋が解体完了したので地盤調査を行いました。
今回の地盤調査は表面波検査による方法を選択し、地盤調査会社のビイックさんにお願いしました。
写真は敷地に機材がセッティングされたところ。
ポツンと直立している機械が振動を地盤に与える機械で、異なる周波の振動を地盤に加え、反射の状態を記録することで土中の状態を推定します。
住宅の地盤調査は、地盤に鉄棒を刺してその貫入の度合いを見る、スウェーデン式サウンディングと呼ばれる方法がポピュラーですが、表面波は地盤の硬軟がより高い精度で調査できるのと、機材がコンパクトでより簡単に実施できる点にメリットがあるようです。
今回、立ち会いしたのは初めてでしたが、機械の横に立っていると足裏に微細な振動を感じました。なんとなくマッサージ器の振動に近いかなあ、、、という感じでしたが、それで地面の下の状態がわかるというのもなんとも不思議な感じもします。
調査の結果として地盤の状態が良く地盤改良工事は不要という判定が出たので、ちょっとホッとしました。
地盤調査は見た目が非常に地味な作業ですが、、、着工に向けてのはじめの一歩となる重要なプロセスで、いよいよ実現に向かう、という意味でこちらも毎回気の引き締まる思いがします。
また現場のレビューをこちらのブログに出来ればと思います。