お盆の最中ですが、現場は粛々と進んでいます。
壁面のタイルを貼り終えた浴室の一コマ。
中庭に面した窓からの光で、柔らかいマテリアルの質感がよく出ています。
写真右側の大判のタイルは馬目地といって、貼り位置の中心をずらしています。あまりに目地がそろい過ぎていると、硬質で緊張した印象になるため、横長のタイルを馬目地で貼ることで水平方向に動きをつくることを狙いました。
更にその目地の間にモザイクタイルをアクセントで入れ込んで視覚的なリズムを創るようなディテールとしています。
それと、写真左側の柱の角は役物を特注して貼り合わせの目地が目立たないように工夫しています。わかりにくい、小さなディテールの工夫ですが、、、そういう小さな工夫で全体がすっきりとシンプルな印象になります。
そして、こうした小さなディテールを積み重ねることで、柔らかいユル~い雰囲気があって、リラックスして楽しめるお風呂場になれば、、、と。
だいぶ各部分が見えてきたので、出来上がりが楽しみです。