先日、大学の恩師の論文研究の日本建築学会賞のお祝い会ということで神保町の学士会館に行ってきました。
調べると1928年竣工だそうで古くて風情のある建物ですが、丁寧にメンテナンスされていて、今も十分に使用に耐える建物です。
斜めの柱梁がアクセントになって力強い空間になっています。
恩師の安藤邦廣先生は、民家の構法研究の第一人者でいらっしゃいます。
著作も色々と出版されています。
昨年は純木造の板倉構法の仮設住宅も福島に設計されていて、自分は写真でしか見ていないのですが、仮設とは思えないくらいに心地よさそうな住宅になっていました。
来賓のあいさつでは建築学界の重鎮、内田祥哉先生がごあいさつされていたのですが、もう80歳を超えるというのに大変かくしゃくとされていました。
これも調べてみると先生は1925年生まれということで、学士会館よりも年上(!)、、、というからすごいです。最近は80歳を超えても元気な方が多いですが、こうして元気に活動されている方を見るにつけ、尊敬と憧れの念を抱かずにいられない、、、今日この頃です。
ちなみに自分の学生時代はというと、もろ「不肖の教え子」、、、で、民家研究とかはあまりやらずに好き勝手やっていた、、、のですが、わざわざお招きいただいて久々に多少ともお話できたのは幸いでした。
設計をしていて、架構とか構法を考えるのは割と好きなのですが、間接的に影響を受けているのかもしれません。
ともあれ、長年の研究活動の成果ということで、本当におめでとうございました。