気づけば、2023年も年末になりました。
相変わらず、ブログも途切れがちではありますが、、、なんとか年越しができそうな年の瀬を迎えることができました。
都内とは思えないような、おおらかな山並みの風景ですが、この風景のように晴れがましいような心持ちで日々過ごしてゆきたい、、、なと思います。
本年も色々な方々にお世話になりました。どうもありがとうございました。
皆さまにおかれましても、どうぞ穏やかに、年末年始をお過ごしください。
気づけば、2023年も年末になりました。
相変わらず、ブログも途切れがちではありますが、、、なんとか年越しができそうな年の瀬を迎えることができました。
都内とは思えないような、おおらかな山並みの風景ですが、この風景のように晴れがましいような心持ちで日々過ごしてゆきたい、、、なと思います。
本年も色々な方々にお世話になりました。どうもありがとうございました。
皆さまにおかれましても、どうぞ穏やかに、年末年始をお過ごしください。
先日、イベントでパシフィコ横浜へ。
みなとみらいは時々訪れる場所ですが、パシフィコ横浜方面は初めてでした。
パシフィコ横浜側から見たインターコンチネンタルホテル。
港越しにベイブリッジ方面を見たところ。
「インターコンチ」とか「ベイブリッジ」といったキーワードはもはや懐かしい、、、感じもしますが、良くも悪くもバブル時代を象徴する風景かと思います。
とはいえ、それほど荒廃した印象もなく、たまに訪れてみるとバブルの頃の勢いを感じさせるような場所だなあと思いました。
みなとみらいはどちらかというとアメリカ的な大らかなスケール感のある街ですが、ひとつの都市の中に様々なスケールや個性のエリアがあると、総体として魅力的な街になるのかなと思います。横浜というのはそういう魅力的な都市のひとつであるのかなと。
そして、個人的にバブル時代というものにあんまりポジティブなイメージは無かったのですが、このエリア界隈を初めて訪れてみて、この時代の大らかな勢いと明るさのある感じも悪くないなあ、、、と思いました。
映画を観に行ったあとの道すがら、ふと見上げたビルの風景。
渋谷ロフトのビルの一角ですが、よく見ると、鳩のたまり場になってます。
なんだか抽象的な絵画のようにも見えますが、この何気ないビルの一角が、鳩にとって都会のオアシスのような場所なのかもしれません。
最近は鳩が止まりそうなトコロに防護ネットやガードが設置してあるケースが多く、鳥類にとっても住みづらい世の中になっている気もしますが、彼らなりに、大都会の中に心地よい場所を見つけながら暮らしているのかもしれません。
人間においても、自分がフィットする場所や環境を見つけるのは大変なことですが、そういう場所がいくつかあると気持ちの上で豊かな生活を送ることが出来るのかと思います。
設計というシゴトはそういう場所をつくるシゴトですが、その場を使う人にとって、止まり木になるような場所を少しでもつくることが出来れば、、、と常々思っています。
まあ、単に風景が面白くて撮っただけの写真ですが(笑、、、改めて写真を眺めてみて、ふとそんなことを思いました。
先日、お誘いを受けて国立劇場に日舞の観劇に行く機会がありました。
国立劇場は1960年代に設計コンペを経て建てられた建築です。
竹中工務店に在籍していた岩本博行のチームが一等案に選定されて、竹中工務店の施工により1966年に竣工しています。
2003年には、「DOCOMOMO JAPAN 日本におけるモダン・ムーブメントの建築」に選定されています。
校倉造をモチーフにした、シンプルながら力強いデザイン。
インテリアは撮影できませんでしたが、劇場内も木を基調にしたシンプルなデザインで、古き良き日本のモダンデザインの見本のようなケンチクでした。
しかし、残念ながら来月末での閉館が決まっており、近いうちに建て替えられるそうです。
見た感じでは、キチンと修繕すればまだまだ使用できる印象でしたが、1950~1980年代の建築は、有名なものですら耐震性や使い勝手の悪さを理由にして、一部の建物を除いて次々と建て替えられています。
中には文化財や世界遺産になりえるような良質な建築もあるので、こうした建築群を再利用し、、何らかの形で再生する方法も検討した方が、人口減が見込まれる社会の中では有効な気もします。
都内では再開発が各所で続いていて、新たな施設がオープンすると興味津々で見学に行ったりしますが、どこの再開発もなんとなく似たようなお店やデザインになっていてガッカリ、、、ということもよくあります。
そういう意味では、そこにあった古いものを再利用するということは、街の記憶という個性を活かした開発になるという意味で有効な気もしますし、ケンチク好きの一人として、良質な建築は生き残っていってほしい、という願望もあります。
ともあれ、国立劇場はこれまで足を運んだことが無かったので、閉館前に見ることが出来、かつ、これまできちんと見る機会がほとんど無かった日舞も見られて、ラッキーな一日でした。
気づけばもう9月ですが、そろそろ夏の展覧会も会期末、、、ということで先日「ガウディ展」に行ってきました。
展覧会は、サグラダ・ファミリア教会を中心にガウディの軌跡をたどる展示でした。
展覧会の展示写真と比べると塔の本数が全く違う、、、のがわかります。
永遠に未完と言われていたサグラダ・ファミリアですが、2026年にはキリストの塔といわれる一番高い塔が完成する予定だそうです。
テクノロジーや構法の進歩や観光収入による工事資金の充実もあって、飛躍的に工事が進捗しているようです。
こちらは展覧会にあった、身廊部の模型。
こちらは、2009年当時の写真。
よく見るとまだ足場がかかっていますが、現在は内部もだいぶ完成しているようで、ミサが行われている映像も上映されていました。
こちらの彫像は、現地に実際に設置されていた、彫刻主任・外尾悦郎さん制作の彫像。
だいぶ風化していますが、より耐久性のある石材による彫像に交換されたとのことです。
これらの彫像は実際には高所に設置されているので、こうして表情がわかるような至近距離見られるのは展覧会ならでは、と思います。
こちらは2009年の写真。
この部分は「降誕のファサード」といわれ、ガウディが生前手掛けていた部分です。
この「降誕のファサード」は、ガウディが自ら身命を賭して造られただけに、非常に密度の濃い、魂のこもった大変迫力のある造形になっています。
気づけば7月も終わりになろうとしていますが、本当に暑い日々が続いています。
今年の7月は世界の平均気温がこれまでで最も高い月になる見込みだそうですが、温暖化がリアルに感じられる日々になっているように思います。
2020年2月にこちらのブログで「2100年 未来の天気予報」の記事を掲載しましたが、「気温40℃」がよりリアルに感じられる、猛暑な日々が続いていることから再掲載してみようと思いました。
気候変動に対して一人ひとりが日々の生活の中で出来ることはなかなか少ないものですが、建築家としては持続可能な住まいを可能な限り実現してゆきたいと思っています。
しばらく酷暑が続きそうですが、皆さまどうぞお体にお気をつけてお過ごしください。
こちらのブログも途切れがちですが、、、マメにアップできるようにがんばりたいと思います。。。
以下、再掲になります。
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先日のエコシンポジウムのブログでもちょっと言及した「2100年 未来の天気予報」ですが、文章だとわかりにくいので、公開されている写真をこちらにもアップしてみました。
先日、久々に銀座の老舗、空也さんの最中をいただいたので、お家でいただきました。
シンプルな最中ですが、やや厚めのサクッとした皮と目が細かめのつぶ餡が美味です。
昨今は通販サイトでも販売しているお店が多いですが、こちらのお店は銀座での対面販売オンリーだそうです。
そういう希少性もあって、東京のちょっといい手土産の定番商品になっているのかと思います。
そして、そんな訳で、こちらのブログにも写真をアップしてプチ自慢(笑、、、している次第です。
最近、近所の人気スイーツ店でも長い行列ができている光景をたびたび見かけますが、不便なことも希少性という価値になり、リアルでしか味わえない体験の価値はより上がっているような気もします。
設計という仕事においても、そういうその場でしか味わえない価値のあるケンチクをつくれれば良いなあと思いつつ、、、最中を美味しくいただいた次第です。
ここ最近、事務所のウエブサイトの情報を少しづつアップデートしていますが、このたび事務所のコンセプトについてもリニューアルしました。
コンセプトを「シンプル + エコ」から「アーツ + エコ」へとリニューアルしています。
ウエブサイトのコンセプト関連のページもアップデートしていますのでご一読ください。(リンクはこちら)
事務所の活動を一言で言い表すのは、なかなか難しい、、、、のですが、最近のプロジェクトを振り返ると「シンプル」という言葉がフィットしない部分も多少あり、より包括的な言葉である「アーツ」という言葉に置き換えてみました。
詳しい内容はウエブサイトをご一読いただけますと幸いです。
まあ、また数年後にコンセプトをリニューアルしているかもしれませんが(笑、、、色々と模索しながら、建築家としての「思い」をキチンとお伝えすることが出来ればと思っています。
インターネットの時代というのは誰でも簡単に発信できますが、「言いたいことを正確に人に伝える」というのは簡単なようで難しいなあと、日々感じています。
こちらのブログでも「アーツ + エコ」なトピックをご紹介出来ればと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
ホームページでは既にお知らせしておりましたが、「恵比寿N邸リノベーション」プロジェクトを公開しました。
ぜひご一覧ください。(リンクはこちら)
ブログの方でも現場の様子を何度か紹介しておりましたが、写真の整理やページ作成の時間がなかなか取れず、、、だいぶ時間が経ってからの公開となりました。
意匠的には既存の家具や調度品に合わせてシンプルな器を用意したリノベーションになります。
最後に、お施主様には家具が入った状態での撮影やウエブでの公開をご快諾いただき、誠にありがとうございました。
メンテナンスも引き続き、よろしくお願いいたします。
先日、所要で荒川区へ。
個人的に初めて都電に乗りました。
都電は三ノ輪橋駅から早稲田駅まで、23区の東北部を中心に走っている路面電車ですが、なかなか利用する機会が無く、遅まきながら今回が初乗車となりました。
乗る前に都電の路線沿いに歩いていると、線路沿いに見事なバラが。
調べると、緑化事業の一環で沿線沿いの植栽可能なエリアにバラを植えているそうです。
現在は140種類程度のバラが植えられているとのことですが、ちょうど良いシーズンにたまたま訪れることができました。
ちなみに、都電は日中だと6-7分おきに運行しているそうで、かなり使い勝手が良いなあと思いました。
沿線には色々とありそうなので、また別の機会にお散歩で利用してみたいと思います。
すでにホームページの方ではお知らせしておりますが、建築家による住宅を紹介するウエブサイト「住宅設計.jp」さんに、林のインタビュー記事が掲載されています。
ぜひ、ご一読ください。(リンクはこちら)
ちなみに、記事の中で、「ドールハウス」のようだと紹介されているのはこちらの模型。
阿佐ヶ谷ライト・エコハウスの1/30模型。
だいたい35cm角くらいなので、見た目はそれなりにインパクトがあります。
最近はCGで代用することも増えていますが、やはり模型は全体を一気に把握することができるので、設計においてとても重要なツールです。
そして、同じく記事中に紹介されている、トトロや風神・雷神のフィギュアがあるコーナー。
だいたい旅先で買ったお土産や展覧会のミュージアムグッズが多いのですが、だんだんと数が増えてきて、それなりのインパクトを持つようになってきました・・・。
やはりこういう立体物の収集癖というのは、建築家やデザイナーの人達では多い気がしますが、分野違いの方からすると新鮮で面白いのかもしれません。
まあ、オタク趣味全開で気恥ずかしい感じもしますが・・・(笑。
インタビューの記事に記述のある、「ドールハウス」と「フィギュア」の写真が無かったので、補足的にこちらにアップしてみました。
5月になると「バラ」の季節ですが、お散歩をしていると、路地や庭先、フェンス越しにバラが咲いているのを見かけます。
以前にもご紹介したことのある、中目黒の某企業の敷地内のバラ。
色々な種類のバラが道沿いに植えてあって、この時期の楽しみのひとつになっています。
住宅エリアを散歩すると、軒先に植木鉢を飾っているお宅を見かけることがありますが、そうした振る舞いが歩行者を和ませるものですし、手入れの行き届いている植木のあるお宅は在宅率が高く住まいの管理が出来ているという風に見えるため、防犯効果もあるそうです。
街に対して過剰に閉じるのではなく、どことなく振る舞いの優しさが伺えるような住宅を設計したい、、、と常日頃思っていますが、見事なバラを眺めながら、ぼんやりとそういうことを考えてみました。
目黒川のサクラもだいぶ葉桜になってきました。
今年は満開になった後に花冷えというか、雨混じりの曇天が多かったせいか、満開後の花持ちが良かったような気がします。
とはいえ、そろそろ見頃を過ぎたかなあという印象です。
週末は人出がコロナ前のように凄かったですが、徐々に平時の目黒川に戻っていくかなと思います。
今年の桜レビューもそろそろおしまいかなあという感じですが、目黒川の様子がサクラが散った後もチラチラとアップしたいと思います。
今年の目黒川は2019年以来、4年ぶり(!)となる夜間のライトアップが復活しています。
照明無しでも十分に「映え」ますが、、、やはりライトアップされると独特の華やぎがあります。
今年は海外の方も多く見かけられ、賑やかさもだいぶ戻ってきた感じがします。
で、いつも目黒川ばかりなので、、、たまには別のエリアの桜を、ということで六本木ヒルズの毛利庭園の夜桜。
桜越しに霧がかった東京タワー。右にテレビ朝日社屋、左に建設中の麻布台ヒルズ。
これはこれで、非常に「映え」るというか、大規模な現代建築と美しい自然が対比的なコントラストをつくる、東京らしい桜の風景だなあと思います。
東京の桜は既に散り始めているので、今週はサクラが散って、暦の上でもあっという間に4月が来ることになりそうです。
東京のサクラは本日満開だそうです。
目黒川沿いも、満開に近いかなあという感じです。
毎年恒例の桜のレビュー。
本日の朝方は、だいたい1分咲きくらいかなというところ。
開花予想だと、このところの暖かさもあって、満開まで早そうな感じです。
桜の開花時期はだんだんと早まっているらしく、今年は平年より10日早いらしいです。
また、開花日の平均も30年くらい前と較べると5日程度早まっているそうです。
サクラの開花時期という、身近なところで温暖化を実感しますね。
ちなみに目黒川沿いでは、3年ぶりくらいに行灯も復活して、久々に賑やかな桜シーズンが復活しそうな雰囲気です。
花見客が多すぎるのもちょっと閉口するものですが、、、こうしてコロナ前の日常が戻りつつあるのは喜ばしいことです。
今年もブログに目黒川のサクラの様子をチラチラとレビューしたいと思います。
ちょっと間が空きましたが、沖縄視察その3。
中城城跡の近くにある、中村家住宅。
戦災で様々なものが失われた沖縄本島では珍しい、18世紀中頃に建てられたといわれる古民家です。国の重要文化財に指定されています。
中村家住宅では住宅本体だけでなく、周辺の環境も含めて遺されているため、往時の沖縄の暮らしぶりを偲ぶことが出来ます。
母屋から中庭を見たところ。
南側に開かれた中庭。写真左がアシャギと言われる客間で、右が高倉。広すぎず狭すぎず、心地よいスケール感の中庭です。
気づけば2月ももう半ばを過ぎていますが、、、、やはり1月、2月、3月は早いものです。
ちょっと振り返れば今年の年末から年始にかけても会食が多く、幸いにして色々と美味しいものを食べられる機会に恵まれました。
まあ、まずはブログやSNSをちゃんと更新せねば、、、と改めて肝に銘じつつ、年末年始の写真を見返していたところです。
ちょっと間が空いていますが、沖縄視察の続きを。
昨年、ちょっとアップした世界遺産・中城城跡(なかぐすくじょうあと)。
中城城跡は、室町時代から築城されたらしいですが、現在は石垣が残るのみの城跡です。
ですが、そのロケーションや石垣の石組みが素晴らしく、日本の100名城にも指定されているそうです。
尾根沿いの起伏に沿った石垣と、その先に拡がる市街地と海。
全体を俯瞰できる模型。
地形を活かしつつ、巧みに築城されている様が理解できます。
決して写真が上手い方ではありませんが、撮るだけで「映え」る写真になってしまう、、、のがよくわかるかと思います。
丘の上に立った時の開放感や眺望の良さは素晴らしく、この場所に城をつくった先人達の土地に対する感覚の鋭さは見事としかいいようがありません。
中城城跡は沖縄出身の友人に勧められて、予備知識をあまり持たずに訪ねてみたのですが、非常に印象深く、行った良かったなあとつくづく思う次第です。
沖縄では中城城跡以外にも色々行ったので、こちらのブログでも随時ご紹介してゆきたいと思います。
まあ、まずは更新頻度をもう少し上げないと、、、、いけないですね。
しばらく投稿が滞っていましたが、、、、遅ればせながら、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
年末年始はたまたま複数の締切が重なってバタバタと日々が過ぎてゆきました。
ここ数年、コロナのご時世もあってゆったりした年末年始になることが多かったのですが、久々にバタついた年末年始でした。。。
写真は実家の近く、九州大学跡地に保存されている大学旧本館とその廻りの更地、そして飛行機。
冬空に拡がる、更地が漠然と拡がる風景は記憶にある昔の景色と違ってなんとも寂しい感じがしますが、ここからまた新しい、いい街が出来ることを願わずにはいられません。
設計というシゴトでは大なり小なり更地から始まる訳ですが、より良い風景をつくるシゴトの端くれとして、この広大な更地を眺めつつ、気持ちを新たにした次第です。
改めて、本年もよろしくお願いいたします。