気づけばもう9月ですが、そろそろ夏の展覧会も会期末、、、ということで先日「ガウディ展」に行ってきました。
展覧会は、サグラダ・ファミリア教会を中心にガウディの軌跡をたどる展示でした。
個人的に、その時の見学の復習も兼ねての展覧会訪問でした。
ちなみに、2009年の時の写真はこちら。
展覧会の展示写真と比べると塔の本数が全く違う、、、のがわかります。
永遠に未完と言われていたサグラダ・ファミリアですが、2026年にはキリストの塔といわれる一番高い塔が完成する予定だそうです。
テクノロジーや構法の進歩や観光収入による工事資金の充実もあって、飛躍的に工事が進捗しているようです。
こちらは展覧会にあった、身廊部の模型。
こちらは、2009年当時の写真。
よく見るとまだ足場がかかっていますが、現在は内部もだいぶ完成しているようで、ミサが行われている映像も上映されていました。
こちらの彫像は、現地に実際に設置されていた、彫刻主任・外尾悦郎さん制作の彫像。
だいぶ風化していますが、より耐久性のある石材による彫像に交換されたとのことです。
これらの彫像は実際には高所に設置されているので、こうして表情がわかるような至近距離見られるのは展覧会ならでは、と思います。
こちらは2009年の写真。
この部分は「降誕のファサード」といわれ、ガウディが生前手掛けていた部分です。
この「降誕のファサード」は、ガウディが自ら身命を賭して造られただけに、非常に密度の濃い、魂のこもった大変迫力のある造形になっています。
「降誕のファサード」は建物全体からすると20%程度の部分ですが、この部分で示されたガウディのビジョンや造形的な完成度の高さがあったからこそ、今日も建設が続き、世界中から人々が訪れる、「世界一有名な工事現場」になりえたのかと思います。
展覧会を見学して、また久々に当時の写真を見返したりして、当時のフレッシュな感動がちょっと蘇った次第です。
東京の展覧会は終了しましたが、滋賀と愛知に巡回するそうです。
模型やドローイングだけでなく、映像の展示も充実していてわかりやすく、サグラダ・ファミリアの現状を知るにはオススメの展覧会です。