2022/03/11

11年目。

 本日3・11は言わずもがなで、東日本大震災から11年目になります。



振り返ればあっという間の11年ですが、10年以上の歳月が流れた実感があまり無かったりもします。



とはいえ、個人的な境遇やシゴトの取り組みにおいても多少の変化はありました。



シゴトに関する取り組みに関して言えば、ウチの事務所で掲げている「シンプル+エコ」というコンセプトは、震災をきっかけとした省エネや安全・安心への取り組みをきっかけとして生まれています。


そして、昨今のプロジェクトはそのコンセプトに基づいて設計されているのですが、そうした取組みを重ねて、地道に設計活動を続けていくことが、自分自身の可能な震災に関する社会貢献のひとつの形かなと思っています。






写真は、震災から半年後に訪れた、宮城県塩竈市付近の海岸の様子。



久々に当時の画像をまとめて見返しましたが、尋常でない災害であったことが改めて理解できます。



この10年くらい、100年や1000年に一度と言われるような天災や人災が次々と起こる世の中になっていますが、そんなご時世の中にあって、そこにいると安心ややすらぎを感じるような空間をつくることが出来れば、、、と今年は例年以上に強く思います。




そして世界で起こっている様々な出来事に対して、自身の無力さを感じてしまう日常ではありますが、ささやかながらも設計を通した社会貢献を持続してゆきたい、、、と気持ちを新たにする11年目の早春、です。