気づけば5月に入っていますが、なかなか遠出が出来ない状況が続いています。
いずれにしても、私の方はステイホームならぬステイオフィス、、、という感じでシゴトに勤しむ日々になっているのですが、先日久々に近隣にある目黒区役所に行ってきました。
目黒区役所は旧千代田生命本社ビルをリノベーションした建物で、設計は昭和の巨匠、村野藤吾です。
写真は区役所の中にある、茶室ゾーンの中庭。
イベントや催し用にいくつか和室・お茶室があるのですが、その中にしつらえられた中庭の眺めです。
特にどうということの無い庭ではありますが、このジグザグに組み合わせられた横桟のフェンスのデザインがとても好きで、訪れるたびに見入ってしまいます。
おそらく村野藤吾によるとてもさりげないデザインですが、軽さとリズムがあって、建物の雁行した形状とあいまって中庭にいきいきとした風情を与えている感じです。
決して高い素材で作られた造形物ではないですが、こうしたちょっとした工夫でその場所を活性化させるようなデザインの好例だなと思います。
自分も見習いたいデザインのひとつですが、近隣とはいえたまに外出すると日常にある風景の良さを再発見するものです。
GWも終盤ですが、ゆっくり穏やかにお過ごしください。