2009/11/05

スペイン-セビーリャ

本日はHPに掲載していたスペイン旅行、セビーリャ編の再掲です。
さして書くネタが無い時に便利です、こういう企画モノは(笑。

思えば今年の1月に行ったのですが、すごい昔のことに思えます。。。

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スペイン北部、バスク地方にのビルバオから、飛行機でアンダルシア地方のセビーリャへ。


ビルバオ空港はスペインの著名建築家の一人である、サンチャゴ・カラトラヴァの設計。折しもヨーロッパは大寒波の襲来でマドリッド空港が大雪で閉鎖。おかげでマドリッド経由便で行くはずが、直行便でセビーリャへ。




スペインは常夏のイメージがあったのですが、この寒波の影響で日本より寒い印象でした、というか、明らかに寒かったです。。上空から見ると一面の雪景色でした。

とはいえ、南北で気候はだいぶ違いました。ビルバオはどんよりした天気が続いていましたが、セビーリャは快晴。そして街路樹はオレンジで、実がたわわになっていました。



旅行の楽しみは建築を見ることもさることながら、やはり食は欠かせない楽しみです。。。

写真はバル、メゾン・セラニートの名物、セラニート。ハムと豚肉を挟んだサンドイッチです。これ一品でおなかいっぱいになります。

セビーリャは旧市街を中心に廻ったのですが、アンダルシアの抜けるような青空の下、世界遺産であるカテドラルとアルカサルを見学。



    


特に印象的だったのはアルカサル。もともとはイスラム時代の城だったのですが、レコンキスタでキリスト教徒が奪還して後は増築を重ねて、イスラムからキリスト教の各様式が混在して有機的につながる空間が形成されています。



良質なイスラム建築は、実はスペインに残されている、という説があるようですが、中庭や水をつかった空間は暑さに対する先人の知恵を感じさせます。あと、イスラム建築にはパターンタイルが多用されていますが、深みのある青いタイルにはやはり独特のものがあります。





最後に宿泊したホテルの写真を。





旧市街の小さなホテルだったのですが、中庭が抜けていて壁面いっぱいに植栽がかけてあって、典型的なアンダルシア地方の住まいのつくりでした。日本には、住まいは夏を旨とすべし、という格言がありますが、かの地においても同様です=冬は寒いという。。
夏にまた行ってみたいところです。