先日のお蕎麦の投稿は、つくば訪問した際のものでしたが、つくばに行った際の様子を少しレビューしたいと思います。
久々につくばを訪問したのは、つくば市美術館で筑波大のOBであるアーティスト「明和電機」さんの展覧会が開催されており、そのタイミングで友人達と久々に合うことになったためです。
つくばには同窓会や仕事の関係で数年に1回は行くのですが、今回は展覧会に行く前にかなり久しぶりに大学のキャンパス内を散策してみました。
正面の建物が「体芸棟」と言われる、体育系と芸術系の教室が集められた棟。
キャンパスの南側に位置したゲート状の建物なので、「南大門」と言われていました。
筑波大学は南北4kmと長大なキャンパスですが、在学時はほとんどこの界隈にいました。
こちらは体芸棟の吹抜け部分。設計は巨匠・槇文彦先生。50年くらい前の建物でだいぶ改修されているので、外装はオリジナルでないのですが、この吹抜け部分はかろうじてオリジナルの雰囲気を残しているかと思います。
ちなみに、このゾーンはキャンパスのメイン歩道が貫通しているのですが、通学時には自転車の大渋滞ポイントでした・・・。
あらためて訪問してみると、社会主義モダニズムといいますか、、、限られた予算の中で造形的に色々とチャレンジしつつも、時代性を反映した無機的な近代主義建築が風化しながら漂わせている残り香に哀愁があって、妙に懐かしいような、なんとも言えない気持ちになります。
もちろん更新された新しい建物や施設もあるのですが、在学当時=25年くらい前からあまり変わっていない風景が微妙にエモい、、、感じがしました。
研究学園都市といわれる、大学をはじめとした計画都市が建設された当時は高度経済成長の時代でしたが、ちょうどオイルショックの余波を受けて、中止された計画も色々あったそうです。そこから50年くらいの時間が経過して、それなりに風化した建物の間を歩いていると、レトロフューチャーな感じがすごくしました。
そして、お目当てだった「明和電機」さんの展覧会。
明和電機は90年代後半から活躍しているアートユニットですが、社長の土佐信道さんが大学院生だった頃に私も在学していました。
そのため、当時からなんとなく活動を存じ上げておりましたが、今回の展覧会は、その頃の学生時代から現在までの作品を見られる回顧展になっていました。
こうして見ると、レトロフューチャー感がすごくありますが、やはり「ツクバ」発という点を意識しつつ創作されていらっしゃるそうです。
ちょうどライブパフォーマンスも別会場で開催されていたのですが、そちらは残念ながら行けませんでした。
分野は全く異なるものの、同窓の方のこれまでの歳月の積み重ねを見て、こちらも良い刺激をいただきました。
ちょっと、いつもの投稿よりも写真や文章が多い気がしますが(笑、、、久々のつくばで旧交を温めたこともあって、ついつい力の入った、、、つくば散策のレビューでした。