前回、世田谷のアアルト展の展示を少しご紹介しましたが、2016年にアアルト自邸を訪れた際の写真を見直してみると、展示と同じようなアングルの写真を発見しました。
若干アングルは異なりますが、展示にも再現されていたアアルト自邸のリビング。
南側に拡がる庭園からの柔らかな光があふれる穏やかな室内です。
奥の部屋はスタジオですが、段差があって心理的に仕事場と切り替えるようになっています。
そして、テーブルの奥にはグランドピアノ。
アイノ・アアルトが愛用して弾いていたものだそうです。
ピアノの上の写真はアイノさん。
照明や雑貨といった調度品とも調和が取れていて、アイノさんが住んでいた当時の気配が色濃く感じられるような気がします。
それにしても今見ても全く古く感じない、、、、そんな居心地の良い空間です。
今回の展覧会は今一度、二人のアアルトが手掛けた建築やデザインについて復習する、良い機会だなあと思います。