久々に葛西臨海公園まで谷口吉生設計の水族園と展望台と見に行ってきました。
建築を見に行くのは好きというか、半分職業的な義務でもあるのですが、何度も見てみたい、と思える建築は数少ないものです。
谷口さんの建築はどの作品にしてもまた見たい、と思わせる凄みとある種の普遍性を有しているような気がします。
で、たぶん10年ぶりくらい、、、の再訪でした。
アプローチのガラスドーム。
ドームと水盤越しに東京湾を見る。
ガラスドームの架構。すごく繊細です。
この建築は1990年くらいの竣工なので、20周年な訳ですが、海のそばにある鉄骨の建築であるにもかかわらず、あまり傷んでいません。普通はサビとかでぼろぼろになるリスクがあるのですが。
やはり設計とメンテナンスの両立の賜物かと。
で、展示は純粋に楽しい。
マグロ。魚雷みたいなもんです。
マンボウ。休館中のサンシャイン水族館からレンタル移籍らしいです。
ペンギン。萌え、ですね。
ミズクラゲ。こうしてライティングされているとすごく不思議な。
ということでケンチクも展示も楽しめる稀有な場所です。
まあ、あまり♂1人で行くところでないですが・・・。
とはいえ、自分の建築的な初心に立ち戻ることができるというか、ピュアに建築の良さを認識できる場所です。命のセンタクといいますか。
昨今はハコモノ批判もあって、なかなか公共建築で良質な建築の力を感じることができる建物が少ないですが、やっぱり真剣につくられた建築は良いなあと思います。