例年、梅雨の時期ですが今年は猛暑日がここ数日続いています。
そんな猛暑の最中、お引越し後の竣工写真の撮影のために、府中の住宅にお邪魔してきました。
当日は最高気温が35℃でしたが、1階の住戸では昼間に冷房無しでお過ごしでした。
聞けば、風通しが良いので窓を開けていれば風が入ってきて気持ち良いです、とのこと。
実際に宅内にお邪魔すると、あまり暑苦しい感じもなく、住宅内での不快な温度差もあまり感じませんでした。
やはり、高気密高断熱仕様が効いているのかなと思います。
2階の住戸では屋根面に直射日光があたることもあり、さすがにリビングのエアコンは稼働していましたが、その他のお部屋ではエアコンは稼働されていないようでした。
こちらの写真は1階のリビングの様子。
竣工当時とは異なり、デッキと植栽が中庭に出来上がったので、内部と外部の関係が強く感じられるようになって良い感じと思います。
こちらは大きな掃出し窓で、反対側のキッチンに小窓を入れていますが、小窓を開けると風が抜けるようです。
通常、プランニング的に可能であれば部屋内の対角線上の関係になる2箇所に窓を設けるようにしており、そのことで通風が可能となるように設計していますが、その効果が実証されたかと思います。
1階の住戸も夕方にはリビングのエアコンを稼働されていましたが、なるだけ空調機器に頼らず、電力を消費しない生活スタイルが可能となっていたようでした。
やはり気候変動の影響なのか、6月にしては記録的な猛暑となっていますが、今後の社会情勢を鑑みると電力供給も将来的に不安がつきまとう感じがします。
そういう意味では、省エネ、創エネといったエコ仕様を多少なりとも住宅の中に取り込んでおくことは理にかなっているかと思います。
今回はたまたま撮影でお邪魔した中で、高気密高断熱仕様の効果を自ら体感できた格好ですが、エコ仕様の必要性をより実感した次第です。
ちなみに、今回撮影した写真は近日中に府中の住宅のページにアップデートしてゆきたいと思います。
最後に、かなり殺人的な暑さが続いていますが、皆さま熱中症にお気をつけてお過ごしください。