府中の現場について、内装工事の様子をご紹介します。
木の構造、断熱・気密の工事が終わると、配管、配線等を施しつつ内装の工事に入ってゆきます。
防火の関係上、都市部の住宅では石膏ボードのような不燃材を内装に張るのがほぼ必須になるのですが、天井は比較的自由度があります。
今回は、リビングや寝室といった部分には天然の木材を使用しています。
2階のリビング。
小屋裏収納があるので、天井の高いゆったりめの空間になっています。
天井の木を張り終えたところですが、仕上げの状態がなんとなく見える感じです。
壁面の黄色いボードが素地の石膏ボードです。最近のオシャレなショップでは素地で使っている例もたまに見かけますが、使い方を間違えて単に工事中のように見える、、、というケースもある気がします。
こちらは1階のリビング。
2階と同様に木仕上げの天井にしています。
こちらは天井高さは標準的な高さに留めていますが、木の仕上げにすると全体的にコージーな感じの印象になります。
こちらは1階の全熱交換タイプの換気扇。
通常の換気扇は換気する際に外気をそのまま取り込むので熱気冷気もそのまま入ってきますが、全熱交換タイプの換気扇は熱の損失を発生させない仕組みになっているので、換気をしても室内の温度を維持することができます。
こちらの製品はダクト式のタイプで、各部屋に外気から取り込んだ新鮮な空気をダクトを経由して給気します。
この段階にくると、全体的な仕上がりの状態が目に見えてくるようになるので、設計者としてはテンションが上がる、、、楽しい状態になってきます。
デザインを机上でスタディするのも楽しいものですが、現場は現場で楽しみや学びがいっぱいあるなあと、改めて思う次第です。