2019/11/13

イタリア視察:ローマその2

ローマのレビューの2回目です。


コロッセオに隣接している古代ローマの中心市街の遺構「フォロ・ロマーノ」も訪れました。

こちらも大変に有名な遺構ですが、街区が丸ごと残されていて往時を偲ぶことができます。


丘の上から眺めた全景。
東西約300m、南北約100mの範囲に渡って遺構が残されています。
普通のヨーロッパの街並みの中に忽然と遺跡があるので、ちょっと不思議な感じもしますが、ローマが2000年以上前から都市としてずっと持続していることには驚かされます。
同時に古いものを大切にするヨーロッパの文化には我々も見習うべきものがあるといつも思います。



ティトゥス帝の凱旋門。
遺構の中でも保存の状態が良いです。





マクセンティウスのバジリカ。
この遺跡もキレイに残っていて十分な迫力がありますが、現存部分は神殿の側廊なので、実際にあった建物はもっと大きなものだったようです。
フォロ・ロマーノの遺跡の中でもひときわボリュームが大きく建物らしさを残した、重厚で幾何学的な空間を持った遺跡なので、後世のルネサンス時代の建築家に影響を与えたというのも納得です。






その他、街区の様子ですが、最近はCGで街区が復元されているので、そうしたイメージと対比させて見学するとより楽しいかと思います。
http://www.italyrome.info/




個人的には訪問する前にヤマザキマリさんの漫画「テルマエ・ロマエ」を読んでいたので、遺跡の中を散策するのはテルマエの世界をより身近に感じられて興味深いものがありました。


歴史遺構を見学する際にはその場で感じた直感的な感想も大事と思いますが、その歴史やエピソードを事前に知っていると俄然興味が湧いてくるものです。






実際には事前になかなか予習の時間は無かったので、買ってきた書籍やウエブサイトを
見て復習しながらもっと予習して見学すればよかったと後悔しつつ、、、ブログを書いている次第です。