上海でほぼ一日オフの時間があったので、市内を歩いてみました。
おなじみ外灘(ワイタン)の旧租界地のエリアです。
河に面している訳ですが、河のある街というのは歩いていて気持ちいいものです。
で、そういう都会的な場所と同時にまだ昔ながらの面影を残しているエリアというのは市内のあちこちに散在しています。
訪ねたのは里弄(リーロン)と一般的にいわれる、1920年代頃から中国人労働者の居住のために建てられた公営住宅が立ち並ぶエリア。
たまたま大学でそれを卒業研究のテーマにしていたヒトが一緒だったので、案内してもらいました。
ちょっと日本の下町っぽい風情があります。
狭い路地が続いていたり。
鳥かごがあったり。
鶏と魚、洗濯物が日干しされていたり。
ちょっと生活が路地に染み出てきているところが楽しかったりします。たぶん近隣の関係が密接で盗難とかの犯罪が発生しにくいのかもしれません。
日本でも田舎に行くとこういう風情はありそうですが、都市部ではあんまり見られなくなった光景かもしれないです。
まあ、鶏を干している光景というのはあまり無いかもしれませんが。
ちょっと普通に観光するだけだとこういう場所はなかなか行かないですが、行けて良かったなと。
東京もそうですが、高層ビル街からちょっと外れると昔ながらのエリアが広がっていて、そのギャップに萌える、というのは上海も同じかもしれません。
ブラタモリ的視点といいますか、ランダムな街歩きというのは楽しいものです。海外だと危ないエリアに紛れ込むリスクもあるので、あんまり不用意には出来ないですが。
ちょっとまた次回にでも写真をアップしようと思います。