2009/12/03

巣鴨

12月です。師走です。早いものです。。。

先週、某シンポジウムに参加するため、巣鴨に行ってきました。
開場までちょっと時間があったので、会場近くの「おばあちゃんの原宿」こと巣鴨地蔵通り商店街を散歩してきました。



平日の昼前にもかかわらず、人でいっぱいです。そしてそのニックネームにふさわしく、見事にU-60世代がいない。。。
なんか自分浮いてるなあ、、とか思いつつ商店街を歩いていくととげぬき地蔵尊(=高岩寺というらしい)にたどり着きます。




どうもウエブで調べると、とげぬき地蔵というのは秘仏らしく、ご本尊を見ることは基本的にできないらしいです。で、本堂の傍らにあるのが洗い観音、ということで、こちらも有名な観音様です。洗うことで御利益があるとのことで、洗う人の行列用の見事な鉄柵までが準備してある。休日にはもっとすごい列ができるのでしょう。


境内には出店が何軒も出ていて、すごい賑わっています。R60世代がターゲットなのでしょうか、お守りとかせんべいとか品揃えがとにかく渋い。







で、それらの出店の奥から妙なる音楽が流れています。



 のぞいてみると、








 

 
 
フラダンス by 常磐ハワイアンセンター。
 
 
 
とげぬき地蔵+ハワイアン、夢のコラボ、といったところでしょうか。。。
ありえなさそうでありえる、この組み合わせ。
失礼ながら踊り子の方が抜群に若い訳では、ない。
でも、この空間の平均年齢からすると十分に若い。そして皆さん熱心に観ている。
ピースフルでゆったりとした調子のハワイアンは、意外にこういう場所にマッチする、、、という事実を初めて発見しました。
思えば、お寺の境内と参道というのはそもそも娯楽や市場に供した自由な空間、という機能も従来はあった訳で、そういう文脈からすると、とげぬき地蔵界隈は今も十分にその機能を果たしている、といえます。

 
でも、それでも、自分自身はあと30年くらいは自主的に来ないかも、、、とか思いながら商店街を後にしたのでした。
 
ま、「5分後の世界」ならぬ「5分前の世界」とでもいいましょうか、東京は奥が深いものです。