2011/03/28

震災について諸々2。

先週は中国出張でした。

海外に出るとどうしても情報源がしぼられてしまうものですが、情報が限られるとかえって不安になったりします。

で、なんとなく不安に思いながら昨日成田から東京に戻ってみると、拍子抜けするくらいに落ち着いた日常が拡がっていたりします。

結局何事でもそうですが、あるリスクがあった場合、個人の持つ価値基準に照らしてその度合いを判断して行動するしかないものです。

経験したことのあるリスクに対してはある程度判断可能ですが、経験したことの無いリスクの場合は基準を自分で設定できない為に、過剰に厳しくなったり逆に甘く見すぎることもあり得ます。

なので正確な情報を集めていかに分析し、行動するかが問われる訳ですが、正確な情報の見極めというのはなかなか難しかったりします。
やはり個々人の行動というのは廻りの人達の情緒的な部分に大きく影響を受けるので、廻りの人達の行動や言動が一番大きな情報のひとつかもしれません。

そういう意味ではやはり独りだと不安に思うでしょうし、廻りに落ち着いた信頼できるヒトがいれば安心できるものだとも思います。
その点からすると、なるだけ落ち着いて冷静な行動ができるヒトと一緒に行動したいし、自分としてもそういうヒトとして行動できればなあと思います。

少なくともパニックの発信源にはならないように心がけながら、かつ最悪の場合も想定した準備をしつつ日常生活を送る、というのが今の首都圏で生活し仕事をするにあたって大事かもしれません。

そんな訳でしばらく様々な不安要素がありそうですが、我々の事務所はおおむね普段通りに業務をこなしているところです。

負けないように折れないように、柔らかくがんばりましょう。