2018/07/03

内外装工事2

気づけばもう7月に入り、ブログの投稿もしばらく間が空いてしまいましたが、、、阿佐ヶ谷の住宅の現場レビューの続きです。



内装は、せっこうボードが張り込まれてある程度完成の姿に近づいています。この辺りまでくると高気密高断熱住宅らしい点は表面的にはあまり見えず、通常の内装工事と同じ状態になってきます。




外部では屋根の金属板も葺かれています。今回は壁面の仕上げも金属板ですが、屋根と壁で同じ素材の板を使用しています。そうすることで、全体の一体感が出るようにすることを狙っています。今回使用しているのは黒いマットな質感の金属板で、あまりギラギラせずに落ち着いた表情になります。




中庭側の外壁面の様子。壁面に貼られているのは透湿防水シートです。このシートの面で雨水の浸入を防ぐようにしています。外壁面もこの辺りの工程になると通常の木造住宅の仕様とあまり変わりはありません。

もう少しグレードの高い高気密高断熱住宅ですと、更に断熱層をつくる場合もありますが、そのぶん壁厚が増してしまうので、相対的に土地が狭い都市住宅の場合はなかなか採用が難しい点はあります。





総じて、多くの住宅プロジェクトでは当然予算が限られる為、コストとスペックのバランスを考慮し、予算の配分をどう振り分けするかをプロジェクトごとに十分検討することが大事と思います。