ちょっと更新が滞っておりますが、展覧会のご案内です。
2000年前後に私が在籍しておりました事務所の師匠、古市徹雄先生の展覧会が開催されます。
私は不肖の弟子で、、、あまりお役に立てなかったように思うのですが、他ではできない面白い経験を色々とさせていただきました。
会期中は縁のあった方々によるトークイベントもあるようです。
会期が短いのですが、お時間ありましたら是非お立ち寄りください。
林 謙太郎/KHアーキテクツの ブログ。
ちょっと更新が滞っておりますが、展覧会のご案内です。
2000年前後に私が在籍しておりました事務所の師匠、古市徹雄先生の展覧会が開催されます。
私は不肖の弟子で、、、あまりお役に立てなかったように思うのですが、他ではできない面白い経験を色々とさせていただきました。
会期中は縁のあった方々によるトークイベントもあるようです。
会期が短いのですが、お時間ありましたら是非お立ち寄りください。
気づけば2024年も残りわずかとなりました。
日々の忙しさにかまけて、なかなか更新できておりませんが、、、、今後もゆるゆるとやってゆきたいと思います。
最近のプロジェクトはコンフィデンシャルなものも多く、なかなかご紹介できないものもあるのですが、公開できるプロジェクトがあればブログにもまたご紹介したいと思います。
一方で、旅やイベント、街の話題は自分の備忘録も兼ねてアップできればと。
写真は、12月に訪れた、長野県の戸隠神社。
今年の東京は暖冬傾向で、雪の降り積もった光景など想像がつかない日常生活を日々過ごしていますが、数百キロ移動すると、全く異なる世界が拡がっているものです。
ここ数年、コロナ禍の移動の制限もあってなかなか旅ができない日々が続いておりましたが、今年は出張やプライベートの旅行で多少移動できることができました。
そうすると、新たな体験や久々の再会など、色々なリアルな経験をすることができたのですが、やはり現地に行って実際に体験することの重要性を改めて実感した次第です。
建築の設計もそうした体験をつくることの一端を担うことになるのですが、より味わい深い、貴重な経験が出来るような空間づくりを来年以降もできればと思います。
そして、またユルい更新のブログになるかもしれませんが、、、、来年も引き続きよろしくお願いいたします。
先日、シゴトで錦糸町を訪れたのですが、「タワービュー通り」という名前のストリートを通りがかりました。
こちらが「タワービュー通り」からの眺め。
東京スカイツリーが正面に見える通り、ということで名付けられた名称のようです。
スカイツリーは2012年竣工なので、もう10年は経っていますが、こうやって通りの名前に採用されたりすることで街の一部になってゆくのかもしれません。
東京タワーはだんだんと周辺の高層ビルに埋没しつつある感じがあり、多少残念な気もしますが、スカイツリー界隈は他に大きな高層ビルが少ないので、600m超の高さが余計に目立って、ランドマークとしての役割が大きくなっている気がします。
そして、たまに歩き慣れない街に行くと、色々と発見があって楽しいものです。
ここ最近はシゴトがバタバタしていて、ブログも途切れがちですが、、、また色々とアップできればと思います。
まだまだ暑い日が続いてますが、8月下旬に六本木・麻布十番の夏祭りに行ってきました。
麻布十番の夏祭りは商店街に屋台がズラリと並ぶことで有名な祭りですが、コロナでしばらく行けておらず、5年ぶりくらいの訪問。
多くの人で賑わう商店街。
人の顔が写り込まないように上振れ気味に撮っているので、ちょっとわかりにくいのですが、屋台と人で埋め尽くされています。
こちらは六本木ヒルズの盆踊り会場。
先端的なデザインのアリーナ広場に、昔ながらのやぐらと提灯というコントラストがなかなか良いです。
こちらも人でいっぱい。
場所柄、外国の方も多く、老若男女へだてなく来場しているのが印象的。
麻布十番の祭りと六本木ヒルズの盆踊りは、それぞれ主催が異なるのですが、随所に設けられた屋台やイベント会場を通してそれぞれのエリアが緩やかにつながっている感じです。
都心のオシャレなエリアのお祭りながら、地域性や古くからの伝統も感じられるところが面白い祭りです。
大規模再開発の施設は、鳴り物入りでオープンしても持続的に集客するのが難しいケースが多いように思われますが、六本木ヒルズはオープンから20年を経過してもなお集客力が衰えていないようです。
これも、周辺地域の住民を含めた連携による街づくりが上手くいっているからかと思いますが、こういうお祭りが毎年盛り上がっているのも、街づくりの成果のひとつなのかもしれません。
やはり、街づくりはハードとソフトの両方が機能してはじめて上手くいくものだと思いますが、古いけど新しい、そんな新旧が融合した街づくりが大規模な再開発による街づくりのひとつの指標になるのかなと思います。
まあ、こちらは屋台飯を食しながらビールで乾杯、、、な夏の夜を満喫しにいっただけですが、、、多くの人で賑わう街を散策しつつ、そんなことを思いました。
お盆期間中に、葛西臨海公園の中でアートを展示するイベントというのがあったので行ってきました。
谷口吉生設計の展望施設に、蜷川実花の花の作品。
植栽のヒマワリとマッチしてます。
展望室の中にはこれも作品の一部である、クリスタルの吊物。
展望施設の愛称は「クリスタルビュー」なのですが、それに掛けているのかと。
ちなみに、このインスタレーションの廻りには人だかりができていたので、上ブレ気味のカットです。
そして、目玉は葛西臨海水族園の夜間展示。
館内の照明をできるだけ落として、夜の状態で水槽を展示する試み。
写真は有名な回遊型水槽で、シュモクザメとかが展示されています。
夏の夜にムーディーな雰囲気、、、かと思いきや、写真をご覧いただくとわかるように、水槽前には黒山の人だかり、が出来ていました。。。
さすがに夏休み真っ只中であっただけに、ちびっ子連れのファミリーの方々が大勢いらっしゃるイベントになっていたのでした。
とはいえ、夜の水槽もまた興味深いものでした。
ほとんどの水槽は人だかりが出来ていてゆっくり見られる感じでもなかったので、早々に退散しましたが・・・。
一方、外部ではガラスドームのライトアップと霧の演出を催しており、建築/アート好きとしては、大きな見どころのひとつでした。
有名な、葛西臨海水族園のガラスドーム。谷口吉生の設計で、葛西のランドマークです。
ゆらぎのある青いLEDで照らされていて、なかなか幻想的な光景でした。
残念ながら、葛西臨海水族園は再開発が決定されており、現在の水族館本体の脇の敷地により大規模な新館の建設が決定されています。
そのため、現在の水族館は解体こそ免れたものの、水族館としての役割は終えるそうです。
おそらく、建物の魅力を残すような用途へと改修されるのではないかと思いますが、展望台と共に谷口吉生の傑作、ひいては将来の世界遺産候補、と言っても過言ではない建築をきっちりと活用してほしいなと思います。
今回のアートイベントはそうした活用の方法を模索するものでもあったのかと思いますが、真夏の夜の夢、のような、良きイベントでした。