大学の友人が東京に転勤になって、小伝馬町に住みだした、ということで普段あまり行かない日本橋界隈のエリアに遊びに行ってきました。
東東京エリアというと下町とか江戸っ子風情が残る街、という印象が強いですが、最近はCETエリア=Central East of Tokyoとかいうことでデザイン・建築関係でもその潜在的なポテンシャルの高さに注目する動きがここ数年出てきています。
金曜の夜、ということで人形町に飲みに行ったのですが、昔ながらの渋い店と新たにつくられたバルだのビストロだのが混在するエリアになっていてなかなか開拓しがいのありそうな、いい感じの場所になっています。
で、行ったお店は渋い和食系を選びました、やっぱりそのエリアらしいお店に行きたいものです。
魚料理、山葵(わさび)。店名からして渋い。
穴子、かつお、いなだ。
名札がちゃんとついているところがグー。
お刺身の味は流石でした。
お店は20席くらいの小さなお店でしたが、オヤジ率がかなり高い(自分も含めてですが・・。)
昼メシでもそうですが、だいたいオヤジ率が高い店というのは若干単価が高くともウマくて渋い店が多いです。特に和食系のお店に対するオヤジの嗅覚というのはすさまじい。
なので、オヤジで賑わっているお店は当たりだなあ、と思う。
旅先や出先などの知らない土地で美味しいお店を選ぶ嗅覚というのは大事です。だいたい佇まいや雰囲気で判断するものですが、客層もひとつの基準になるかと。
あと、今回は食べログの検索で見つけた訳ですが、ネット上で検索して良い店を見つけるスキル、というのも大事だなあ、と思います。
ネットの情報というのは良い部分のみを切り取っていることも多分にあるので、なかなか難しいのですが、検索するスキルの精度を高める、というのは美味しい飲食店を探すのに限らず、現代社会で生活しシゴトする上で重要な技術です。自分の行動範囲を拡張するといいますか、生活やシゴトの質を向上させる上で不可欠になっているものだと思う。
で、山葵は人形町の甘酒横丁に立地するのですが、横丁とか人形とか甘酒とか、ちょっと下町っぽい風情を感じさせる言葉の並びに江戸の奥深さを感じて、ちょっとグッと、来ます。
スカイツリーも出来るし、CETエリアはこれからもっと面白くなりそうです。