2018/04/14

スペイン料理@神楽坂

最近のこちらのブログは現場の硬派な話題が多いので、閑話休題という感じで食の話題を久々に。

先日、たまたま神楽坂に行ったのですが、ちょうど晩ごはんの時間ということでスペイン料理のお店「エルプルポ」さんに立ち寄りました。



豚足とイベリコ豚の肉のかたまりのあるカウンター。冷静に見るとそれなりのインパクトのある絵面ですが、お腹を空かした人間にとっては美味しそうな風景にしか見えない、、、から不思議なものです。



生ガキ。レモンを絞っていただきましたが、生臭さが無くてプリプリとした歯ごたえで新鮮な味わいでした。




オマール海老のパエージャ。こちらのビジュアルもなかなか迫力がありますが、身が柔らかくてエビのエキスがごはん全体に染み渡っていて、美味でした。




設計のシゴトをしていると、普段は慎ましい生活(?)が続くものですが、たまに外食して美味しいものを食べると良いリフレッシュになるものです。


2018/04/09

断熱工事2

ちょっと間が空きましたが、阿佐ヶ谷の住宅の断熱工事について、その2のレビューです。


グラスファイバーの断熱材を柱・梁の間に敷き込んだ後は、調湿気密フイルムをまんべんなく張り込んでゆきます。

こちらは壁面の様子。表面に張り込んである薄いピンク状のフイルムが調湿気密フイルムになります。イメージとしては建物全体をラッピングする感じでしょうか。





こちらは天井の様子。先回紹介した、アクリネクストという断熱材にはこのフイルムも込みで製品化されているので、その上に更にフイルムを貼ることは必至の工程では無いのですが、高気密化を考えた場合には空気の抜け道が出来るのをなるだけ防ぎたいので、今回は二重に張り込んでみました。






こちらの写真は1階の床下の様子。ベージュ色の発泡スチロールのような材料が断熱材になります。今回は10cm程度の厚さの断熱材を敷き込んで、床からの冷気を防いでいます。


もう少しグレードの高い仕様になると、基礎そのものを断熱したり、床下に暖房を仕組んだりする方法があるのですが、コストが割高になるのと、壁や床下で寸法的な余裕をある程度持たせないといけないので、都内の住宅のように相対的に狭小で寸法的な余裕が取りにくい地域ではなかなか厳しいところがあります。




エコハウス自体は法規制や土地の面積が緩やかな郊外のエリアに立地した方が色んな仕掛けを施す余地が生まれてくるので、創りやすい点があるのですが、様々な条件が厳しくなってくる都市の過密エリアでのエコハウスは、諸条件が厳しい分、制約が多くて出来ることも制限される印象です。その反面、都市の中でのエコハウスというのはデザイン的に開発の余地がまだまだある気がしています。



2018/03/10

断熱工事

阿佐ヶ谷の住宅について、また現場のレビューを続けます。


木造の架構がだいたい完了すると、そこから断熱材を貼り込んでゆきます。
今回のような高気密高断熱住宅ではかなり重要な工程のひとつです。

木造住宅の断熱材はいくつか選択肢がありますが、今回はコストパフォーマンスや性能を考慮して、グラスウールを使用しています。グラスウールはその名の通り、ガラス繊維のマットのような製品で、木造住宅の断熱材としてごく一般的なものです。

今回は旭ファイバーグラスの「アクリアネクスト」という製品を採用しています。
最近はどのメーカーさんも高気密高断熱仕様に準じた製品をこぞって出していますが、これもそうした製品のひとつでポピュラーな製品のひとつです。



壁内に隙間のないように貼り込んでゆきます。





この製品の特長のひとつは、ガラス繊維がビニルシートでパッケージされており、廻りにビニルの「耳」が出ている点です。この「耳」部分を重ねて貼ることで、気密性をより高めることを狙っています。またこうすることで、断熱材と気密材を同時に施工できるというメリットもあります。今回は結局この上に更に気密シートを張っているので、壁面の気密性はより高めてある形となっています。





建物の外部側に見える黄色いボードが付加断熱の為の断熱材です。
厚さは25mm程度なので、断熱性が大きく向上する訳ではないのですが、柱や梁といった構造材によって断熱材が途切れる箇所が外気に直接触れるのを防止するのが目的です。この付加断熱を入れることで、熱橋(ヒートブリッジ)といわれる、断熱の弱い部分はだいぶ改善されます。





コンセントについても、気密性を高めるために、スイッチプレートの裏面に気密ボックスを入れています。右の半透明の箱が気密ボックスですが、この中にコンセントボックスの本体を入れて、廻りをテープで留めることで気密性を確保します。




一昔前はこうした製品や工法はマイナーな存在か、一部のメーカーのみが扱う製品でしたが、ここ数年で急速に普及しているようです。
そういう意味では建物で必要とされる断熱性能に応じて、様々な選択が可能になってきているように思いますが、設計者も常に勉強が必要だなあと痛感します。










2018/02/28

内覧会@阿佐ヶ谷

こちらのブログではまだ工事の中盤段階になっていますが、阿佐ヶ谷の住宅が近々に竣工する予定です。


竣工に際して、お施主様のご厚意により内覧会を開催できる運びとなりました。


日時:2018年3月4日(日) 12時~18時
場所:JR阿佐ヶ谷駅 徒歩5分弱の住宅地





今回の住宅=「阿佐ヶ谷ライト・エコ・ハウス」は高気密高断熱仕様で設計されており、断熱に関する民間規格HEAT20におけるG2グレードに相当する性能を想定しています。一方で、光庭(ライト・コート)と階段吹抜けや窓開口の位置を工夫して、光や風が建物全体に行き渡るように計画しています。
総じて、意匠性と環境性能が両立しバランス良く都市生活になじむ、光(light)あふれて軽め(lightな)のエコハウスを目指しました。



ご興味のある方は、KHアーキテクツのウエブサイトのコンタクト経由でご連絡ください。



ブログ上ではいきなり時系列が飛ぶ形になっていますが、、、今後も工事現場の様子を工程に
合わせてレビューしてゆきたいと思います。


どうぞよろしくお願いいたします。



2018/02/14

木工事2

前回に引き続き、阿佐ヶ谷の住宅の木工事についてです。



この段階は木の架構がむき出しになっていて、完成形とはまた一味違う、素の形が持つ力強さ、美しさを感じさせてくれます。



2階から3階への吹抜けと階段の吹抜け部分をみたところ。
南側の窓からの光が室内に降り注いでいます。
住宅街の一角に立地しているので日当たりが抜群に良い敷地ではないですが、窓の配置を工夫して 室内に日光が入るようにしています。




階段部分の吹抜け。各所の窓から光が入ってきます。
断熱サッシは通常の窓よりも高額なので、窓を多くするとその分コストもかかるのですが、 選択と集中ということで光が効果的に入る位置に窓を設けています。
窓を設けるべきか悩ましい箇所もいくつかあったのですが、結果としてメリハリの効いた窓の配置になったかと思います。




吹抜けの四隅に設けたスチール製の火打ち梁。
風圧等の水平方向にかかる力に対抗するように入っています。
この部材は室内側に現れてくるので、既製品でなくこの現場用に特注されたものです。
吹抜けも位置、大きさ等の条件によっては設けるのが難しいのですが、構造設計のエンジニアと協力して、こうした部材を入れるような工夫を施しながら理想の空間を実現しています。



こういう色々なオプションに駆使しながら、色々な選択から選ぶことができるのが建築家と住宅をつくるひとつの大きな長所と思います。