2024/02/08

雪景色

 気づけば2月も初旬で、更新をサボり気味状態が続いていますが、、、今年もよろしくお願いいたします。



さて、今年は暖冬傾向ですが、今週の始めに東京も積雪がありました。






雪の中目黒、目黒川沿い。





東京で本格的な積雪があるのは2年ぶりだったらしいですが、雪が積もった夜のちょっと静かな、音の響きが変わってシンとした感じはちょっと好きだったりします。



まあ、積雪が少ない地方に生まれ育った人間の、雪景色への憧れもあるかもしれませんが、北国の人は日常的な雪対策で大変なのだろうなあと思います。






また最後に、能登半島地震で被災された皆さまにお見舞い申し上げます。

私の友人も能登地方に在住で、幸い家族含めて無事とのことでしたが、まだまだ不便な状況が続いているものと思います。


建築に携わる者として、多くの建物はダメージを受けた姿を見るのは誠に忍びないものですが、将来的にそうした被害を無くすような、安全・安心のあるケンチクづくりを心がけてゆきたいと改めて決意する次第です。




2023/12/29

年の瀬

 気づけば、2023年も年末になりました。


相変わらず、ブログも途切れがちではありますが、、、なんとか年越しができそうな年の瀬を迎えることができました。







写真は、12月に訪れた、武蔵御岳神社の境内からみた、多摩の風景。




都内とは思えないような、おおらかな山並みの風景ですが、この風景のように晴れがましいような心持ちで日々過ごしてゆきたい、、、なと思います。



本年も色々な方々にお世話になりました。どうもありがとうございました。




皆さまにおかれましても、どうぞ穏やかに、年末年始をお過ごしください。










2023/10/28

みなとみらい

 先日、イベントでパシフィコ横浜へ。


みなとみらいは時々訪れる場所ですが、パシフィコ横浜方面は初めてでした。




パシフィコ横浜側から見たインターコンチネンタルホテル。





港越しにベイブリッジ方面を見たところ。




「インターコンチ」とか「ベイブリッジ」といったキーワードはもはや懐かしい、、、感じもしますが、良くも悪くもバブル時代を象徴する風景かと思います。



とはいえ、それほど荒廃した印象もなく、たまに訪れてみるとバブルの頃の勢いを感じさせるような場所だなあと思いました。




みなとみらいはどちらかというとアメリカ的な大らかなスケール感のある街ですが、ひとつの都市の中に様々なスケールや個性のエリアがあると、総体として魅力的な街になるのかなと思います。横浜というのはそういう魅力的な都市のひとつであるのかなと。




そして、個人的にバブル時代というものにあんまりポジティブなイメージは無かったのですが、このエリア界隈を初めて訪れてみて、この時代の大らかな勢いと明るさのある感じも悪くないなあ、、、と思いました。
















2023/10/07

鳩@渋谷

 映画を観に行ったあとの道すがら、ふと見上げたビルの風景。






渋谷ロフトのビルの一角ですが、よく見ると、鳩のたまり場になってます。



なんだか抽象的な絵画のようにも見えますが、この何気ないビルの一角が、鳩にとって都会のオアシスのような場所なのかもしれません。




最近は鳩が止まりそうなトコロに防護ネットやガードが設置してあるケースが多く、鳥類にとっても住みづらい世の中になっている気もしますが、彼らなりに、大都会の中に心地よい場所を見つけながら暮らしているのかもしれません。



人間においても、自分がフィットする場所や環境を見つけるのは大変なことですが、そういう場所がいくつかあると気持ちの上で豊かな生活を送ることが出来るのかと思います。



設計というシゴトはそういう場所をつくるシゴトですが、その場を使う人にとって、止まり木になるような場所を少しでもつくることが出来れば、、、と常々思っています。




まあ、単に風景が面白くて撮っただけの写真ですが(笑、、、改めて写真を眺めてみて、ふとそんなことを思いました。









2023/09/30

国立劇場

 先日、お誘いを受けて国立劇場に日舞の観劇に行く機会がありました。


国立劇場は1960年代に設計コンペを経て建てられた建築です。

竹中工務店に在籍していた岩本博行のチームが一等案に選定されて、竹中工務店の施工により1966年に竣工しています。

2003年には、「DOCOMOMO JAPAN 日本におけるモダン・ムーブメントの建築」に選定されています。





校倉造をモチーフにした、シンプルながら力強いデザイン。


インテリアは撮影できませんでしたが、劇場内も木を基調にしたシンプルなデザインで、古き良き日本のモダンデザインの見本のようなケンチクでした。



しかし、残念ながら来月末での閉館が決まっており、近いうちに建て替えられるそうです。


見た感じでは、キチンと修繕すればまだまだ使用できる印象でしたが、1950~1980年代の建築は、有名なものですら耐震性や使い勝手の悪さを理由にして、一部の建物を除いて次々と建て替えられています。


中には文化財や世界遺産になりえるような良質な建築もあるので、こうした建築群を再利用し、、何らかの形で再生する方法も検討した方が、人口減が見込まれる社会の中では有効な気もします。



都内では再開発が各所で続いていて、新たな施設がオープンすると興味津々で見学に行ったりしますが、どこの再開発もなんとなく似たようなお店やデザインになっていてガッカリ、、、ということもよくあります。


そういう意味では、そこにあった古いものを再利用するということは、街の記憶という個性を活かした開発になるという意味で有効な気もしますし、ケンチク好きの一人として、良質な建築は生き残っていってほしい、という願望もあります。



ともあれ、国立劇場はこれまで足を運んだことが無かったので、閉館前に見ることが出来、かつ、これまできちんと見る機会がほとんど無かった日舞も見られて、ラッキーな一日でした。