2017/12/23

上棟

気づけば年末に差し掛かっていますが、阿佐ヶ谷の現場は粛々と進んでいます。
10月には無事に上棟しました。




3階レベルから屋根の架構をみたところ。屋根のフレームがリズミカルに連なっています。





 
2階リビングの吹抜けから3階を見上げたところ。今回は天空率を適用しているのですが、北側斜線等もあり、屋根形状は色々と複雑になります。そうした特殊形状を空間デザインに上手く活かすことを心がけながら計画しています。
 
 
 
 
 
 


階段の吹抜け部分。ひとり佇んでいる後ろ姿の男性はお施主様ですが、上棟で立ち上がった空間をみて一人感慨にふける、、、といった風情でしょうか。
上棟するといきなり立体的に空間が現れてくるので、建設のプロセスの中でも劇的な工程です。
ここからまた色々と手間ひまかかりますが、節目節目のプロセスをお施主様と共有しつつ、建物はつくられてゆきます。これが一品生産である注文住宅の醍醐味のひとつかもしれません。






こちらへのアップが遅れ気味ですが、、、また現場のレビューを掲載したいと思います。

2017/10/19

基礎コンクリート

阿佐ヶ谷の住宅の工事の様子です。


配筋検査につづいて基礎コンクリートを立上りまで打設しています。





建物の平面形状はコの字型なのですが、そのカタチがはっきりわかります。
基礎の立上りから突出しているのはアンカーボルトという、基礎コンクリートと木の土台を緊結する金物です。この部材で基礎と土台がしっかり固定されていないと、耐震性が劣ることになってしまいます。今回はかなり太めのアンカーボルトも部分的に使っていて、かなり丈夫な設計になっています。

また、今回の住宅は、高気密・高断熱住宅として設計しています。
基礎部分の断熱の方法では、基礎の下や外周に断熱材を施す基礎断熱という工法があるのですが、コストやグレードを考慮して今回は採用していません。
そのため、基礎の見た目としては通常の在来木造住宅と変わらない状態です。



今後、現場の進捗に伴って、高気密・高断熱住宅のエコハウス仕様についてもこちらでレビューしたいと思います。





2017/10/02

阿佐ヶ谷:配筋検査

ちょっと前になりましたが、阿佐ヶ谷の現場で配筋検査を行いました。




鉄筋が整然と並んでいる様は絵的に見映えがするものですが、家本体の構造的な強度に大きく関わるので、大変重要な要素です。

結局、上モノがどれだけ耐震性を有するよう頑丈につくられていたとしても、基礎が脆弱だと意味がないのですが、その辺を広告で強調するハウスメーカーさんは少ないように見受けられます。

縁の下の力持ち、とはよくいったものですが、目立たない部分、出来た後に見えない部分もしっかり出来ていることがロング・ライフの建物の第一歩になるかと思います。



現場は上棟に向けて準備が進んでいますが、また進捗に合わせてレビューします。





2017/08/15

インスタグラム

KHアーキテクツのウエブサイトをご覧になった方はお気づきのことと思いますが、事務所のインスタグラムを始めました。

トップページにインスタの画像をリンクさせましたので、ご高覧いただけましたら幸いです。
https://www.k-h-arch.com/


KHAの工事現場の様子や、印象的だった場所や美味しかったごはん等々、建築を中心に色んな写真をご紹介できればと考えています。



どうぞよろしくお願い致します。




2017/08/07

地盤改良

先日ご紹介した阿佐ヶ谷の現場で地盤改良工事がありました。





地盤改良とは地盤の硬さが弱い土壌の上に建物を建設する場合に、地質を改良して建物が安全に建てられるようにする工事のことです。


方法はいくつかあるのですが、今回は鋼管を地中に埋める工法を採用しています。
鋼管というのは文字通り鉄パイプですが、それを杭のように建物の下に打つことで全体の耐力を確保する工法です。比較的廉価にできるので、住宅ではよく採用される地盤改良の方法です。

都内ですと、地盤改良が必要なエリアとそうでない場所は半々くらいのようですが、全体的に構造的な安全安心の基準があがっている傾向にあるため、地盤改良を施すケースが多くなっているようです。


写真は敷地に立つ杭打ち機の雄姿。
5mくらいの鋼管を1分もしないうちに地面に打ってゆきます。
素早いペースでなかなか小気味よい感じでした。


地盤改良や基礎の工事は目立たない部分の地味な工事ですが、、、建物のベースになるという点でとても重要です。



2017/07/26

地鎮祭@阿佐ヶ谷

ここしばらく、現場をブログ等で公にできるプロジェクトが少なかったのですが、久々に現場のレビューをしてゆきたいと思います。

先日、阿佐ヶ谷の住宅が着工しました。




地鎮祭が終わった後の祭壇の様子。

やはり神棚と依り代があるだけで、そこが聖域に早変わり、、、ちょっと身が引き締まる思いがします。


地鎮祭は、昨今やらないケースも多く、ウチの事務所でも半々くらいな感じです。
とはいえ、地鎮祭をやると、なんとなく気持ちの上で区切りが出来るのは確かな気がします。


今回の住宅は高気密・高断熱のエコハウス仕様で設計しています。


敷地や周辺環境に余裕のある郊外と違って、住宅が建て込んでいて敷地も相対的に小さな都市部においてエコハウスをつくるのは色々と難しい面もありますが、今回はお施主さまの強いご意向もあり、チャレンジしています。


いわばアーバン・エコ・ハウスといえるものかもしれませんが、その内容についても今後レビューしてゆきたいと思います。

2017/04/14

サクラ2017

バタバタしているとすぐに時間が過ぎてゆくものですが、気がつけば既にサクラのシーズンもピークを過ぎました。




今年の目黒川の様子です。今年はぼんぼりに加え、白いLEDのライトアップが加えられて、夜間にすごくキレイに見えてました。





協賛として、事務所の名入りぼんぼりもつくってもらいました。
ささやかながら、ちょっと嬉しいものです。




今年は開花してから寒い時期が続いたせいか、花が楽しめる時期が長かったようです。
サクラの開花は毎年のことでありますが、毎年ワクワクするものです。






冬が終わって、本格的な春の到来、です。











2017/01/29

モノレール

冬の空は空気が澄んでいるので、何気ないモノが急にクリアに見えることがあります。





天王洲のモノレールの高架線。
歩道の直上をモノレールが駆け抜ける光景はなかなかダイナミックですが、構造物としての線路自体もそれはそれで迫力があるものです。


某現場近くの冬のひとコマでした。




インフルが流行ってきているようですが、皆さまご自愛ください。






2017/01/09

本年もよろしくお願いします。

早いもので2017年になってから既に1週間以上経っている訳ですが、遅ればせながら本年もよろしくお願いいたします。


新年一発目は、帰省した際に初詣をした、福岡市の筥崎宮界隈の風景です。


けっこう並んでいます。奥に見えているのが楼門。重要文化財です。



屋台の並ぶ参道。
時間帯がやや遅めだったので若干閑散としていますが、ズラリと並ぶ風景はなかなか壮観です。




昔ながらの屋台ラーメン。まあ、屋台というよりテント小屋ですが、、、ずっと昔から変わらず参道脇で営業しています。




おまけで、実家の近所で見かけた干し柿。
都内ではさすがにあまり見かけない(もしくは見落としている・・・)のですが、街中で何気なくつくられているのを見るのはちょっと新鮮でした。生活の中で、こういうちょっとした自活の工夫はむしろ時代の流れにマッチしている気もします。


自分自身もこうした工夫を生活に取り込むことを目指しつつ、この一年を過ごしてゆきたいと思います。



本年もよろしくお願いいたします。