2020/09/04

深川めし

 エリアソン展の続きの話になりますが、東京都現代美術館の最寄り駅の清澄白河駅界隈は江戸時代の漁師町の名残で深川めしが名物になっていて、伝統的な深川めし、深川丼のお店がいくつかあります。


ちょうど駅に着いたのがお昼どきだったので、深川めしのお店に初トライしてみました。





アサリたっぷりの深川めし。


きざみのりや生卵2個に加え、ネギやたっぷりのごはんが汁の中に埋蔵されていて、ボリュームだっぷりの丼物です。


アサリは見た目以上にたっぷり入っていて、なんだか半年分くらいのアサリを一気に食べた(笑、、、気分でした。


そのくらい食材を存分に使ったご飯で、アサリの入った出汁も滋味深く、寒い時期だったら体が暖まるご飯だなあと思いました。




思えば、現代美術館が出来たのは25年くらい前で、それから年一回くらいは通っている場所なのですが、一度も深川めしをご当地で食べたことが無かったので、今回ようやく念願かなった、、、という感じです。


まあ、日曜お休みのお店もあるので、なかなかタイミングが合わなかっただけかなと思いますが、清澄白河はどんどんオシャレなお店が増えていて美術館詣でのついでの街歩きがより楽しみになったエリアです。



そして、25年の変化を明確に実感できるエリアのひとつ、かもしれません。



時が経つのは早いなあ、、、と思います。



2020/08/28

オラファー・エリアソン展

 先日、東京都現代美術館に「オラファー・エリアソン展」に行ってきました。

オラファー・エリアソンはデンマーク出身のアーティストでエコロジーやサステナビリティの視点を踏まえたアートを数多く手掛けています。

近年は建築プロジェクトも発表していて、その活動が大変注目されているアーティストです。


作品の多くは自然現象を視覚化した体験型のもので、単純に楽しいものです。

展示室のほとんどは撮影可能で、多くの人が携帯カメラ片手に撮影していました。


ガラスの回転する多面体。ソーラーパネルが電源で光ってゆっくり回転しています。
壁、天井、床に光を反射していますが、単純に美しいものです。






こちらは色味の異なる光が投影された部屋で、中に入って動いてゆくと色の異なる影絵がどんどん出来てゆく、観客参加型のアート。自分の影が作品になるので、皆さんこぞって撮影していました。





こちらは照明が投影された水盤に生じた波紋が反射光となって上部のスクリーンに映る、という作品。





こちらの塊は海岸に流れ着いた氷河のカケラを3Dスキャンしたもの。ヨーロッパでは氷河の氷解が年々早まっていることが体感できるようですが、気候変動の記録と危機意識を喚起するアートです。




こちらは霧に光を当ててゆらぎのある虹を発生させる作品。エリアソンの代表作です。

仕掛けは非常に単純ですが、そこをアートとして作品化するというのが新しい試みだったのだと思います。




こんな感じで主な展示作品をざっとご紹介、です。

難しいテーマやコンセプトはさておき、単純に楽しい、という点は大事かもしれません。この展覧会でも皆さん写真をこぞって撮っていましたが、おそらくインスタ映え、的なことで話題になっているのかと思います。


やはり、エコロジーの取り組みには科学的なアプローチと同時にアートやデザインの視点が融合することでより説得力のある表現になるなあと思いました。


まあ、一般的に現代美術は難解と言われますが、エンターテインメント性も大事だと改めて思いました。特に近年は撮影OKな展覧会が増え、SNSで拡散されることで思わぬ人気を呼ぶケースが増えているようです。



今回のエリアソンの展覧会はそういうケースのひとつと言えますが、百聞は一見にしかず、ということでオススメの展覧会です。

会期は9月27日までで、まだ余裕があります。












2020/08/21

インタビュー記事の掲載

 既に事務所のウエブサイトでは告知していますが、住宅情報サイト「コノイエ」さんで林のインタビュー記事が掲載されています。(リンクはこちらをクリック


一般の方向けにわかりやすく設計に対する考え方を伝えるような内容になっています。


作品にフォーカスしたサイトはいっぱいありますが、設計者の人となりにフォーカスした内容は珍しいかと思います。


まあ、こういう記事はちょっと面はゆい感じが個人的にありますが・・・。




ご一読いただけますと幸いです。







2020/08/17

まかないランチ

 昨年に移転した事務所は室内にキッチンとガス台がついていたので、今春にガスコンロを購入しました。


設計事務所で昼ごはんを自前でつくっているところは結構多いのですが、比較的短い時間でお手軽に出来るスパゲティくらいならやれるかな、、、ということで最近まかないランチをつくっています。

まあ、料理はそれほど得意ではないのでレシピ本を片手に学習している最中ですが、個人的にヒットしたのは「ナポリタン」と「サバのトマトソーススパ」でしょうか。



定番のナポリタン。
手づくりだと具だくさんに出来るのが良いですね。





こちらはサバのトマトソーススパ。

サバ缶のサバとトマトソースとの相性が意外に良く、青魚のクセが消えて美味でした。



やはり食は生活と健康の基本なので、バランスの取れた家庭料理が望ましいと思うのですが、日々の業務の中ではなかなか難しいところもあります。

とはいえコロナ禍で全体的にスローダウンしたところで、こうした手作りご飯のランチに取り組んでみるのも良いタイミングであったかなと思います。



ウチの事務所にとっては、これもひとつの「新しい日常」かもしれません。






2020/08/13

猛暑日

 長梅雨の7月から一転して、ここ最近は猛暑日が続いています。





写真のデジタル時計はウチの事務所のものですが、温度が35度以上=猛暑日並みの室温になっています・・・。



昨年移転した新事務所で真夏を過ごすのは今年が初めてですが、やはり南東側に面したマンションの一室で午前中に朝日が十分に当たるのと、古い建物で断熱性能が低い、といった点が高温化する原因のようです。


現在では省エネ規制の法整備が進んだこともあり、新しい建物ではペアガラスが標準となっていますが、一昔前は単板ガラスが当たり前なので、そこが断熱上の大きなネックになっている事が多いです。


最近はインナーサッシによる断熱改修も出来るのですが、やはり賃貸ですとそこまでは出来ないもしくはやらないこともあり、冷暖房機器で調整するしかないのが実情ということになります。



そういう意味では古い建物はエネルギー消費が過大になって省エネではないケースが多いのですが、ウチの事務所の場合は冷房の風を人のいる場所に局所的に当てるとか、扇風機で部屋全体の空気を循環させるようにするとか、ラフな薄着で過ごす、冷たい飲み物を飲む、といったどちらというと原始的(笑、な方法で対処しています。


まあ日本の場合、昔ながらの木造建築は夏を旨とすべしという考えから外気に近い室内環境だったので、人間の方で室温調整する手立てを色々と工夫してきた文化風土があり、外気温もそうした工夫のみでしのげる気候風土だった訳ですが、やはり気候変動によるものか、最高気温を各地で更新し猛暑日の日数も増えていて、段々と人間側の工夫のみでは限界がある気候条件に変わりつつあります。


そういう意味で、建物側の環境性能のスペックを上げたりデザイン的な工夫を施さないと立ち行かない、、、という認識でエコに配慮した設計・デザインに取り組んでいる次第です。


それにしてもまずは事務所の室内環境を改善しないといけない訳ですが、、、まずは原始的な手段(笑、を用いて対処している次第です。


まあ、猛暑から極寒まで、人間側の環境に対する適応能力もけっこう高いと思いますが、やせ我慢が命の危険につながるという気候条件に変わりつつあることは十分に注意する必要があると思います。



危険な暑さがしばらく続きそうですが、皆さまご自愛ください。








2020/08/10

代官山:旧山手通り

 本日は「山の日」の祝日ということで、自宅・事務所からほど近い代官山にちょっと散歩に行ってみました。



代官山といえばおなじみの槇文彦先生の名作、「代官山ヒルサイドテラス」。


普段ならインバウンドの観光客を含めて全国津々浦々から集まった人々がオシャレをして闊歩する通りなのですが、ご覧の通りで人影の見当たらない午後のひとときが流れていました。。。



本来は本日がオリンピックの閉会式の日程だったそうです。

コロナ禍にある現実との落差を考えるとなんとも言えない心持ちになりますが、また色んな国の人々であふれる代官山に戻ることを切に願っております。



それにしても、写真に撮った代官山ヒルサイドテラスのF棟は竣工して25年以上経過しているとは思えないくらい、凛々しい佇まいです。

昨年に外装の大掛かりなメンテナンスをやっているのを見かけておりましたが、丁寧な設計と施工、その後のこまめなメンテナンスがあってこその現在の姿なのかなと思います。


オーナーやユーザー、地域の方々に愛されてこそ建築が生きる、、、ものと思いますが、こうした質の高いロングライフを続ける建築こそがサステナビリティに対するひとつの模範解答ではないかと思います。



従来とは異なる盛夏の最中ですが、皆様どうぞご自愛ください。










2020/08/06

紀尾井町

8月に変わって、長雨が続いた先月とはうって変わって猛暑の夏になりつつありますが、先週は講習会で紀尾井町に行ってきました。

ここ最近、中目黒界隈でユルユルと生活が完結していたのですが、久々に紀尾井町のような都心の政治・ビジネスの中心街に行くと雰囲気が全く違い、いつも以上に新鮮に感じられました。



そんな紀尾井町の中でも代表的な再開発プロジェクトである「東京ガーデンテラス紀尾井町」の中にたたずむ、「赤坂プリンスクラシックハウス」。
「旧グランドプリンスホテル赤坂 旧館」で元々は「旧李王家東京邸」だそうです。

この場所は我々の世代でいえば丹下健三設計の「赤坂プリンスホテル」のイメージが強いのですが、今はすっかりその痕跡もなく、あたり一帯が一体的に再開発されています。この「クラシックハウス」もレストラン等の施設としてキレイに修復されており、往時をしのびつつ現代的なアートや空間との対比を楽しむことが出来ます。





バックにあるのはオフィスのタワー。
写真だとトリミングされていていまいち迫力が無い感じですが、実際にはガラスのタワーと洋館のコントラストが面白い空間をつくっています。






そして、名和晃平さんの鹿の彫刻。
これも現代美術と洋館の質感が対比的ですが、周辺の現代的な空間とも相まって不思議な調和のある空間を創り出しています。




本来であれば、海外のお客さんを含めて人があふれる空間になっている時期であったと思いますが、コロナ禍の最中の小雨日和でひっそりとしていました。





今年の夏は控えめな外出を続ける生活が続きそうですが、人出が少ないことを逆に楽しむというか、人が少ない中でアートや建築とじっくり向き合えるような機会が増えるのかもしれません。





そういうマイナスをプラスに転換して、ひと夏を過ごすことが出来ればと思います。









2020/07/15

イタリア視察:フィレンツェ3

今回は街並みの様子を撮った写真をいくつかご紹介。



ウフィツィ美術館の回廊から裏手を流れるアルノ川越しんにヴェッキオ橋を見たところ。
おそらく400年くらい変わっていないのかなあ、、、と思います。





こちらはルネサンス建築の初期の代表作、ブルネレスキの「捨子保育院」前の広場の眺め。
観光でポピュラーなエリアではないので少し落ち着いた風情があります。
こちらの風景も数百年変わっていないのかもしれません。






一方でバイクの並ぶ、現代的な風景。
狭い路地が広がっている旧市街ではやはりバイクのように小回りが効く乗り物が有効なのか、少し奥の路地に行くとバイクが列をなして止まっています。





他方、観光エリアでは馬車が走っていて、往時をしのばせます。
これはどこの観光地でもおなじみの光景かもしれません。




そして、広場では馬が草を食んでいたりして、ちょっとのどかな風情も感じさせます。






町中の集合住宅の扉にある、人型の取手。
全体に使い込まれた感じが良い風合いになっていて、街の細部に味わいと深みを加えています。






フィレンツェのような古い市街地がそのまま残っている都市では往時をしのばせる風合いが随所に残っている訳ですが、その一方でその中身は更新されていて、ギャップがありつつも上手くバランスを取りながら生活している様がうかがえます。





そうした新と旧のバランスがヨーロッパの都市の魅力とも思いますが、建築デザインの観点からすると、持続的に残ってゆく魅力とスペックのある建築をつくってゆくことが大事だと改めて思う次第です。








2020/07/08

目黒川 /20200708

気づけば7月に入り、梅雨模様が続いています。






事務所近くの目黒川もちょっとどんよりした感じですが、水位も普段通りで穏やかな川面です。




ちょうど九州や中部地方で豪雨による河川の氾濫が報じられている最中ですが、温暖化に伴って今まででは想像できなかったような災害が発生する可能性は高まっているものと思われます。


目黒川沿いのエリアも災害時にはおおむね0.5~1m程度の浸水が想定されていますが、幸い自分がこの界隈にオフィスを構えた10数年の間に氾濫するような事態は起きていません。

とはいえ、今後は想定を超える事態も予想されますので、不測の事態に対する準備は怠らないようにしておきたいと思います。


そして、建築の設計においても災害に対する安全・安心を念頭におきつつ、温暖化にも配慮したエコな設計を引き続き心がけてゆきたいと思います。




末筆ながら、被災された皆様方にお見舞い申し上げます。









2020/06/27

日本民藝館

コロナ禍の自粛明けで、博物館・美術館もようやく再開しつつありますが、先日お散歩がてら駒場の日本民藝館へ行ってきました。




1936年の木造でレトロなミュージアム。おそらく10年ぶりくらいの再訪。






大谷石のなまこ壁とお地蔵さん、植栽が調和して独特な和の世界をつくっています。






外観は城郭のようなデザインながら、特定の様式に縛られない「民藝」スタイルとでも言えるような、妙に味のある感じです。






中に入るとシンメトリーの大階段のある吹抜け。
どちらというと西洋古典建築のような構成ですが、あくまでも和様の意匠でまとめられているので、古いけれど古さを感じない、魅力的な建物でした。




もう築80年以上になる建物ですが、キチンと維持されていつ訪れても気持ちの良い木の空間です。




訪れた時は来訪者はさほど多くありませんでしたが、混みすぎずにちょうど良い按配でした。


もともと、住宅街の中にひっそりと佇むミュージアムでしたが、これからも落ち着いてゆったりと過ごせるミュージアムであってほしいなと思います。







2020/06/20

イタリア視察:フィレンツェ2

フィレンツェの2回目はサン・ロレンツォ聖堂のミケランジェロの作品について。



サン・ロレンツォ聖堂はルネサンスの興隆を担ったメディチ家の加護のもとにルネサンス時代に大きく発展した教会です。



教会の正面(ファサード)。ご覧の通り、粗い石組みのままで未完の状態です。
ミケランジェロのデザインによるファサードのデザイン案が残されていますが、資金や
政治的な事情で実現しなかったようです。未完のまま500年近く残っているのもすごい話ですが、、、やはり石造建築の耐久性とメンテナンスに対する不断の努力の結果かもしれません。



この聖堂は様々な用途の複合体になっていますが、その中からミケランジェロに関する部分をご紹介します。




まずはメディチ家礼拝堂にある、新聖具室。









彫像を含めてミケランジェロの作品です。
訪問時は部分的に修復用の足場がかかっていて見づらい箇所もありましたが、素材を限定しつつ建築の厳格なプロポーションと彫像の肉体的な量感が対比的で緊張感のある空間を創り出しています。
この部屋はメディチ家の墓所にあたる訳ですが、墓所にふさわしい静謐な空間を創り上げているなと思います。




そして、サン・ロレンツォ聖堂のもうひとつのミケランジェロ作品、ラウレンツィアーナ図書館。





この図書館で有名なのは閲覧室よりもむしろ前室にある大階段かもしれません。
天井の高い、縦長の空間にオブジェ的でマッシブかつ流麗な階段が鎮座しています。


この階段は建築史の教科書に必ず出てくるような階段ですが、おそらく階段単体をデザインの対象としてきっちりと設計した最初期の代表例なのかもしれません。
実際に見てみると、彫刻的でとても迫力のある階段です。





閲覧室の中もミケランジェロのデザインです。
閲覧台と窓割・列柱が厳格でリズミカルな空間をつくりだしています。


この閲覧室の奥が展示室になっていて、サン・ロレンツォ聖堂の宝物が展示してありました。


現存するミケランジェロの建築作品は数少ないのですが、そのうちの2つを見ることが出来るサン・ロレンツォ聖堂は建築好きにとっては欠かすことの出来ない聖地、とも言えます。


いずれも重要な文化遺産として大切に保存されていますが、保存と利用を上手く両立させながら活かされているように思いました。


日本においても文化遺産の保存と利用はずっと課題になっていますが、建築の場合は立入禁止で外から眺めるしかないような例が多く、残念に思うケースがよくあります。



そういう意味ではイタリアでは保存と利用を両立させながら上手く観光資源として活用している例が多くみられました。
日本でもこうした利用可能な文化遺産がより増えてゆくといいなと思います。










2020/06/12

イタリア視察:フィレンツェ1

コロナ禍もあってレビューがしばらく途切れていましたが、昨年秋のイタリア視察の続編ということでフィレンツェについて。



フィレンツェといえばやはりドゥオモ(大聖堂)がランドマークとして有名です。






外装は白とグリーンの大理石のパターンで華やかな印象です。
グリーンの大理石をここまで多用しているのは珍しい気がしますが、寄木細工のような細やかなパターンが効果的に使われています。









華やかな外装に較べるとインテリアはちょっと地味な印象です。
屋根にはゴシック様式のリブヴォールトの架構がかかっていますが、いろんな時代の意匠が少しづつ積層している感じです。全体的に少し地味なのは、おそらくインテリアの工事に取り掛かった頃にはフィレンツェという都市自体が盛期を過ぎて資金がなかった、、、のかもしれません。

とはいえ、建物のスケールの大きさ、華やかさはルネサンスの花の都と讃えられた時代を想起するのには十分な偉容であるといえます。

二十年前に訪れた時はもっと建物が経年変化で汚れていて、重苦しい印象があったのですが、近年の修復で汚れが除去されて往時の華やかさが戻っていたように見えました。







最後に、この大聖堂のデザインを手掛けたルネサンスの巨匠ブルネレスキのお墓。
ブルネレスキはルネサンス建築の創始者ともいわれる建築家ですが、聖堂の地下に眠っていらっしゃいました。本来は地下で静かな環境のハズですが、すぐ隣がお土産ショップエリアに改装されていて、とても賑わっていました。まあ、どう見ても安らかには眠れない環境(笑、、、に変化していてちょっとかわいそうだなあとは思いましたが、資本主義や観光という産業がもたらした時代の変化を如実に表わしているのかもしれません。




今回のコロナ禍でまた静かな環境が戻っているのでしょうが、、、また聖堂に賑わいが戻ることをブルネレスキもお墓の下で願っている、かもしれません。







2020/06/06

ゆず塩麺

ここ最近は自粛期間中で外出がめっきり減っていることもあり、これまで以上に「食」が大きなトピックというか、関心事になっています。



いつでも行けると思うと逆にお店に足が向かない、というケースもよくある話しですが、いざ行けなくなると無性に食べたくなるお店の味、というのもあるものです。








写真は有名なラーメン屋「AFURI」さんのゆず塩麺。
ゆず塩麺はお店の看板メニューで、澄んだ鶏だしのスープにコシのある細麺とシャキシャキの野菜、ほどよい火加減のあぶりチャーシュー、そしてほのかに香るゆずが見事に調和しています。


そんなお店の看板メニューは、自分にとっては時々どうしても食べたくなる定番の味、でもあります。
こういうハマってしまうような定番の味のあるお店は今後も生き残ってゆくものと思いますが、最近の飲食店の苦境をみるにつけ、こうしたお店が無くなってしまわないように微力ながらも応援できればと思います。

営業再開しているお店もだいぶ増えましたが、まだまだ予断を許さない状況が続いていますので、衛生マナーをキチンと守りつつお店に通いたいものです。





最近、建築の話題が少なめですが(笑、食も大事ということで・・・。











2020/05/30

手押しポンプ

某住宅プロジェクトの敷地調査ということで自転車に乗って恵比寿、白金界隈をウロウロしていたら、路地裏で昔懐かしい、手押しポンプを発見。








何故か道端にはみだして、まだ現役で使われている様子。
しかも白金エリアでまだ現役、というのはちょっと驚きでした。




恵比寿・白金界隈というと、イメージとしてはお洒落で洗練された街並みが延々と続く感じですが、ひとたび路地裏に入り込むと昔ながらの生活感のある下町風情が残っていたりします。


昔から東京に住む方々にとってはこういうギャップは驚きではないのかもしれないですが、上京して生活をしている自分のような人間にとっては、こういうお洒落エリアと下町エリアの混在が東京の魅力のひとつだなあと思います。





写真のような手押しポンプも、エコや災害対応に活用できるツールとして近年再評価されている道具のひとつですが、都心の片隅で、まだまだ現役を続けてほしいものです。







2020/05/27

テイクアウトのイタリアン

気づけば5月も終わりにさしかかろうとしていますが、緊急事態宣言の解除と共に街にも活気が少しづつ戻ってきています。



この2ヶ月近くの自粛期間で大きく変わったことのひとつとしては飲食店のテイクアウトのサービスが大変充実した点です。


中目黒でも多くのお店がテイクアウトのサービスを始めていて有り難い限りですが、今回はイタリアン・レストランのテイクアウトのお料理をちょっとご紹介します。





ペンネ・アラビアータとサーロインステーキ。
アクアパッツァは自家製です。

中目黒の人気店「コロッセオ」さんのテイクアウトです。
味もさることながら十分なボリュームで、いずれも千円前後(!)のお値段なのでテイクアウトもかなり人気なようです。2度ばかり利用させていただきましたが、テイクアウト目当てのお客さんがひっきりなしに訪れていました。






そして、2度めに食したのはハンバーグ。
こちらも厚みがあってジューシーな火加減が絶妙なハンバーグでした。



まあ、ずっと籠もって生活をしていると、食の楽しみがいつも以上に重要になってくるものです。
「コロナ太り」という言葉もありますが、ストレスのはけ口を食に求める、、、というのは仕方無いのかもしれません。
ましてや、テイクアウトの充実によってよりリーズナブルに美味しいご飯がおウチで食べられるとあっては、より楽しみが増えてしまいます。まあ、体重が増えた言い訳ですが・・・(笑。


とはいえ、飲食店のテイクアウトは今後も続けていただけると、一消費者としてありがたいなあと思います。



これもコロナで起こった社会の変化のひとつですが、多少ともポジティブにとらえて生活してゆくことが出来ればと思います。






2020/05/15

Archelloに掲載

「阿佐ヶ谷ライト・エコハウス」の掲載情報です。


オランダの建築系ウエブサイト「Archello」に「阿佐ヶ谷ライト・エコハウス」が掲載されています。




提供している写真はいずれのメディアも同じですが、それぞれで写真のチョイスや見せ方が少しづつ異なるので興味深いものがあります。



そういった点も含めてご覧いただけますと幸いです。





2020/05/12

シンプル・エコな雑貨#1

設計・デザインの仕事をしていると、普段使っているモノも自分が良いなあを思うモノをなるだけ使いたいと思うものですが、今回はシンプルなデザインとエコなスペックのある雑貨をちょっとご紹介したいと思います。




特別な雑貨ではないですが、、、今年7月のレジ袋有料化に伴って最近よく見かける、エコバッグです。


どちらかというと地味な柄のバッグですが、画家ジャン・ミッシェル・バスキアの図柄を使った、アート柄のエコバッグ、というのがポイントです。


バスキアは某社長さんが123億円で落札して日本での知名度が一気に上がった、主に1980年代にNYで活躍した画家です。


このアート柄エコバックはシリーズ化されていて、葛飾北斎やピカソ、モネ、ウォーホルといった古今東西の有名画家の図柄をアレンジしたバッグが製品化されています。


その中でバスキアのこの図柄のバッグは一番地味、、、と思われる図柄ですが、日常に溶け込んで目立たない図柄なのがオジサンには似合うかなあ(笑、と思って普段使いしている
次第です。



7月の有料化に向けてエコバッグも多様な製品が販売されていますが、エコバッグを日常的に使い始めるといつも廃棄していたレジ袋がとても貴重なものに感じます。


エコ的な観点からもエコバッグは有効ですが、持っていてちょっと楽しくなるような雑貨を普段から持ち歩いていると気持ちも晴れやかになる、感じもします。




特に外出するのがスーパーくらいしか無い昨今の状況では、身の回り品のちょっとした彩りが気分をあげるという意味でも有効なアイテムかなと思います。





今後も機会をみて、身の回りの「シンプル・エコ」な雑貨をご紹介してゆければと思います。









2020/05/06

ワークスペースその2

先日、マンションリノベでのワークスペースをブログでご紹介しましたが、今回は戸建て住宅「MINI Step House/みどりのK邸」での事例をご紹介します。


                 photo:黒住直臣

こちらの住宅は木造の2階建て住宅です。
上の写真はダイニングとキッチン廻りを写したものですが、1階のダイニング・テーブルの上にある2階のテラスのような部分がワークスペースになります。


写真では家具が入っていないのでわかりにくいのですが、、、1畳ほどの小さなスペースになっています。
こちらのスペースには隣接する寝室からアクセスするようになっているので、なんとなく入りづらいプライベートなスペースになっています。一見すると開放的なテラスのようですが、実は最もプライバシーの高いスペース、とも言えます。





こちらの写真はワークスペース内のもの。
正面の照明の下にデスクを置く想定です。小さなスペースですが、デスクと本棚を置くくらいの余裕はあり、ダンナさんが使う想定でつくりました。ちょっとした書斎兼隠れ家、といった感じでしょうか。


こちらのスペースは基本設計の完了時は何も無かったのですが、実施設計の後半に差し掛かったところで、吹抜けの上部の有効利用、ということで急きょ追加しました。






また、この住宅にはもう一箇所デスクスペースがあります。


             photo:黒住直臣


キッチンの脇にある、こちらも小さなスペースです。写真の左側がキッチンで廊下を挟んで反対側にある、ちょっと照明が光っている部分がデスクスペースになっています。
このキッチン脇のワークスペースはキッチン廻りに居る時間の多い奥様が主に使うスペースとして設計しました。




赤いクロスの貼ってあるニッチに板を渡してデスクにしています。
こちらも写真だと飾り棚のように見えるので、わかりづらいのですが、実際にはパソコンやプリンタ、電話等の通信機器が置かれています。





新築住宅の場合はこういうチョイ足し的なスペースを自由に創ることが出来るのが長所といえます。





家の中に色々な居場所があって、用途や目的に応じて選択の余地があるとより快適でストレスの無い生活が送れるものと思います。
ネットの世界で可能な事がより多くなりリアルな空間の有効性・重要性が相対的に低下する一方で、安全・安心で居心地の良い居場所としての住宅の重要性も今後より増してゆく気がします。












2020/05/02

初夏

ここしばらく、春とはいえども寒さを感じる天気が続いていましたが、本日は室内に居ても汗ばむような、初夏の陽気でした。





そして、目黒川の川面もどことなく夏の気配が感じられる風情。







今年のGWは例年と全く異なりお出かけもままならない状況ですが、ゆっくり室内で出来ることを楽しみつつ、たまに買い物がてらの外出で気分転換しつつ、「STAY HOME」で過ごしたいと思います。







皆さまにおかれましても体調に十分お気をつけながらGWをお過ごしください。










2020/04/30

ジンギスカン@Home

最近、飲食店ではテイクアウト出来るお店が増えていますが、近所のジンギスカン専門店「中目黒ひつじ」さんでもテイクアウトのサービスを開始されていたので、ちょっとお願いしてみました。




ラム、マトンと野菜のセット。








さすがにジンギスカン鍋は無いので、、、焼き肉用カセットコンロで代用。
上に乗ったアルミホイルの包みは塩辛入りじゃがバター。
一般的に羊肉は多少クセが強いものですが、こちらのお肉はクセが少なく脂身も少ない上に柔らかく、美味でヘルシーな感じです。








名物のラムチョップ。
骨付きのラム肉ですが、見た目以上に柔らかく、さっぱりとした食感。
甘辛のタレにつけていただきました。






焼き肉コンロを使用しているので正統なジンギスカンからすると食べ方が邪道、、、な面もあるかもしれませんが、おウチで専門店の味が堪能できるのは嬉しいものです。
その上、期間限定50%オフ(!)の価格で販売されているので、大変お得に食することが出来ました。



緊急事態宣言の中、飲食店の経営もかなり大変なものと思いますが、テイクアウトを利用してみることで多少とも応援になれば、、、と思います。





おそらく、今後テイクアウトのサービスが飲食店のサービスの一環として定着してゆくものと思いますが、おウチ時間を楽しむ選択がまたひとつ増えたともいえます。

そう考えると、家の居心地の良さや基本性能の重要性がより増すのかもしれませんが、今後の住宅の設計においてもこうした新しい変化を受けてのおウチ時間の過ごし方や在宅時間の変化を十分に検討することを心がけたいと思います。





ちょっと我田引水な結論ですが(笑、ひつじ肉に舌鼓を打ちつつ、ちょっと考えてみました。