2011/10/27

3周年

本日で事務所の登記をして、3周年です。


あっという間の3年間でしたが、とにもかくにもなんとか無事続けてこられたのは皆さま方のおかげと存じます。
皆さまのご厚意に感謝しますと同時に、今後とも末長くよろしくお願いいたします。

思えば、リーマンショックに始まる世界同時不況、今年の東日本大震災と100年に1回、、、の大きなトピックが重なった中での暗中模索、、、が続いている感じですが、負けずにがんばりたいなと。









写真はこのブログでおなじみ、目黒川の夜景。
欄干の部分がLEDのテープライトで地味ながら、、ライトアップされています。


今後も、ブログの中で日ごろの活動の報告と同時に、色んな表情の目黒川をアップしていければ、と思います。

2011/10/23

シュークルート

ちょっと食べ物ネタが続きますが、先日、友人夫妻とのお食事会で浅草橋の「ブラッスリー ジョンティ」というフランス・アルザス地方料理のお店に連れて行ってもらいました。





お店の名物料理、「シュークルート」。

ドイツ語だと「ザワークラウト」、キャベツの酢漬けという意味だそうですが、豚肉とジャガイモ、キャベツを付け合わせた料理です。

アルザス地方というのはフランスのドイツ国境沿いのエリアでヘッセの「最後の授業」の舞台にもなったところらしいです。文化圏としてもドイツ的な感じらしく、フレンチらしからぬ素朴で味わい深い料理でした。
フレンチというと一般的に高級なイメージがありますが、こういうカジュアルスタイルでお腹いっぱい食べられるお店が近くにあればいいなあ、とか思ってしまいました。




このブログにしては珍しく食ネタ3連発、、、で「なにげに美食家なんだよね、僕。」アピール、、、にも見えてしまいますが、、、たまたまです。


普段はコンビニの弁当とかで手早く済ませることも多い、のですが、たまに美味しいご飯を食べたりすると気持ちも和む、というものです。


食欲の秋もどんどん深まる、今日この頃です。


2011/10/19

牛たん

先日、半ばシゴトで仙台に行きました。
震災後、半年が既に経過し、街中はほぼ平常通りで、穏やかな活気が出ている印象でした。

で、当然ながらご当地名産の食をいただくことで、消費を通して復興に貢献、、、ということで牛たん屋さんに行きました。




牛たん屋さん「利休」の定食。

牛たん、麦飯、テールスープの定番メニュー。美味しかったです。



牛たんといえば、つくばに「太助」ののれん分けされた分店があって、学生時代はよく行きました。
今から15年くらい前ですが、まだ牛たんはマイナーな存在で、仙台=牛たん、みたいなパブリックイメージは無かった気がします。

今や仙台駅構内の新幹線乗降口の脇に「牛たんストリート」なるものまで出来ていて、メジャーな存在となりましたが、やっぱりご当地でしか味わえない旨いモノ、というのは観光におけるキラーコンテンツ、といえるでしょう。

東京にも美味しいお店はいっぱいありますが、やはりご当地でその土地のモノを食す、際のロケーションとかシチュエーションを含めた総合的な意味での味の愉しさ、にはかなわないなあ、とか思います。

まあ、そうであるがゆえにネットの時代においても観光が成り立つ訳で。


と、ご託を並べましたが、、、美味しいものはシアワセの結晶だな、と思います。

2011/10/11

ランチプレート

先日、友人を招いてジムショでランチ会を久々にやりました。





いつもお願いしているジムショ近くのイタリアン、バランチェッタの前菜盛り合わせプレート。
食べ始める直前に撮りました。

一見なんてことのない盛り合わせ、のように見えますが、、、いつも複雑で濃厚(味付けが濃いというより、深さが深いというか、、、)なテイストの料理で楽しませてもらってます。素人には出来そうで出来ない料理といいますか、いつも少しづつ違う料理が入っているので毎回プチ驚きを味わっています。


建築に例えるなら、日光東照宮というより、高台寺・傘亭のようにワビサビの範疇にありながらオトナの遊びゴコロのある華のありかたでしょう。


・・・・って、まあ、わかりにくい例えですが・・・。


普通、パーティーとか食事のタイミングではあんまり写真を撮らない(というか目の前の料理にココロを奪われて、すっかり忘れている・・・)のですが、たまたまパーティーが始まるタイミングでブログの写真を褒めていただきまして、、、つい撮っちゃいました。


秋はやはり、食欲の秋、です。








2011/10/09

熊本3

熊本シリーズが続きますが、写真を連発で。



熊本市美術館。近代建築の巨匠、前川國男の設計で30年くらい前の建築です。
一見地味、、、ですが、色々なトコロに凝っていて、なかなか気持ちいい空間です。
たとえば天井のコンクリートはワッフルスラブといって、格子状の梁を並べることで柱の少ない、大空間を可能にしています。上野の東京文化会館とかも前川國男の設計ですが、前川さんらしい、上質な近代建築です。





写真の一軒家、実は昔住んでいた家です。
時間があったので、昔住んでいた熊本大学の近く、立田山のふもと界隈を歩いたのですが、記憶をたどって歩いていくと、、、まだ残っていました。ビックリです。30年以上前(!)とさして変わっていない外観、、、でした。当時も古いなあ、、、と思ってましたが、よりエイジングが進んでいました。。。まあ、一年間しか住んでいなかったですが、住んでいた界隈は意外に変わっていなくて、割とスムースに記憶をトレースできたのもビックリでした。



で、立田山のふもとには肥後藩主・細川家の菩提寺があった(当時は全然知らなかったですが・・)ので、立ち寄ってみました。代々の藩主のお墓が並んでいましたが、深い竹林に囲まれた場所でなかなかのパワースポットというか、霊気が満ちた場所でした。蚊がいっぱい、、、だったので早々に立ち去りましたが・・・。



熊本は市電の街です。石畳にレールがあって、その上を市電が走っているのはなかなか風情があります。エコでコンパクトで環境負荷が少ない、等メリットが多い市電は近年見直されていますが、そういう点からもいい感じだなと思います。



水前寺公園。キチンと整備されていて、なかなか気持ちいい回遊式庭園です。
小さい頃に何度か来たことがある、ハズなのですが、、、まったく覚えていませんでした・・・。




熊本銘菓と言えばコレ。陣太鼓。お餅の入ったようかん、みたいな感じですが、美味です。



ということで、熊本シリーズ終了ですが、楽しい時間のきっかけをつくってくれた、ミズグチくんご夫妻、ありがとうございました、お幸せにどうぞ。






2011/10/04

熊本2

熊本の続編です。

ケンチク関係で熊本で見るべきものといえばやはり熊本城。
残念ながら西南戦争時に天守閣等、主要な部分は焼失してしまったみたいですが、連綿と連なる石垣をはじめとした遺構には圧倒されます。



曲線美。ですね。
反りの加減が美しい訳ですが、400年前の工作機械の無い時代にやられた造作物と考えると改めて感慨深いものがあります。




天守閣。実は上屋部分はコンクリート造だったりするのですが、天守閣の場合、内部空間は多くの場合極めて簡素な造作で、むしろ外観に象徴的な意味を持たせるために荘厳な意匠を施しているように見受けられます。

なので、多くのビジターが鑑賞して景色を楽しむことができる、という利便性や耐震性を考慮するとコンクリートによる再現もアリだなと思いました。


天守閣の内部。コンクリートの柱梁と石垣が新旧のコントラストをつくってます。
意外に新鮮な組み合わせ、というか、、、力強さにちょっと萌えます・・・。


熊本城では最近、客殿部分を再現しているのですが、そちらは木造で完全に復元していて、それはそれで、やはり見ごたえがあります。






お城というのはランドマーク的な意味合いも多分にありますが、お城のようなランドマークが街中からチラリと見えたりするのは、都市のアイデンティティを認識する上で大きな意味を持つと思います。

東京でいえば東京タワーとかスカイツリーとか、六本木ヒルズあたりがその辺の役割を担っている訳ですが、東京にも江戸期、明治期の歴史的な建造物がもっと残っていればなあ、、、とか時々残念に思ったりもします。

熊本というのはそういう意味で幸福な都市なのだと思います。スケールや歴史性からすると金沢とかが近いかもしれません。
先回も書きましたが、こういう都市が元気なのは良いことです。