2010/03/30

花見

さくらシリーズが続きますが、ウチの事務所でのお花見会の告知です。


場所:ランビアーシ&林アーキテクツ
日時:4/10(土)14時~20時まで



基本的にオープンにやっていますので、お近くにお越しの際は是非お立ち寄りください。ナカメの花見は誰でも使えるトイレがほとんど無いのが弱点ですが、、、キレイなトイレが使えます。



事務所からの現在のビューはこんな感じです。






川沿いなので提灯が見えています。駅からの距離が遠いのがタマにキズ、、、ですが、この時期ばかりは事務所がここで良かったなあ、とつくづく思います。
川向いはドンキの本社ビル、ですが、わざわざ仮設の花見台を設営して花見をやっています。気合い入ってます。地域のご老人とかお得意様とかを招待しているみたいです。








今日は満月か、その前後みたいです。

東山魁夷の絵みたい、、、ですが、夜桜と月のショットです。
ベタな写真ですけどこういう風景には万人を惹きつけるものがありますね。


東京は花冷えの気候が続いていて、今晩も結構寒いです。
にもかかわらず、川べりで地面にシートを敷いて花見の宴会をやっている猛者がいたりします。
地表面の温度も冷え込んでいるので、かなり底冷えするはず、、、なのですが結構平然とワイワイやってます。

皆だいたい若者です。

酒盛りの傍らを家路へといそいそと帰りながら横目で眺めている訳ですが、冷え症の自分には絶対できん、、、とか思ってしまいます。

そんなところに自分のトシをちょっと感じたりする訳ですが。。。

でも、こういうちょっと浮かれて盛り上がった雰囲気があるというのも、春が来た、という感じがしていいものです。


4/3、皆様をお待ちしております。

2010/03/28

夜桜

ナカメの桜シリーズです。


夜間はライトアップされていて、夜桜もなかなかの風情です。









だいぶ満開に近づいてます。ちょうちんがまた良い感じです。








ちょうちんには協賛金を払えば会社や個人の名前を入れてくれます。
今年は、ジムさんがウチの事務所の提灯を出そうと試みたらしい、、、ですが、商店会か町内会に申し込むのがちょっと遅くて出せませんでした。
自分にそういう発想は無かったのですが、外国人的には、そういう日本的風情を感じさせるアイテムに名を刻むというのはより特別なイミがあるのかもしれないです。
ま、来年トライしようかと思います。


来週4/3に事務所の花見会を開催する予定です。
花冷え、とよくいいますが、今年は開花してから割合寒い日が続いているので、来週末まで持ってくれればなあ、と思います。

2010/03/27

5分咲き

ナカメのサクラは5分咲きくらいでしょうか。



今日は土曜ですが、だいぶ花見のヒトで賑わってきました。






事務所の窓から見えるサクラの眺めです。
だいぶ咲いています。
川沿いはずっとサクラ並木ですが、街区によって微妙に咲き加減のタイムラグがあります。
周りのサクラに較べると事務所の前の通りは早いです。


今週末、来週末あたりがピークかなあという感じですが、ウチの事務所は来週末に花見パーティーの予定です。

まあ、今日は通りの賑わいを横目でみながらシゴトに勤しんでいる訳ですが・・・・。
来週が楽しみです。

2010/03/24

桜丘の現場の近くに東京農大の展示館があります。
建築家、隈研吾氏の設計で数年前に竣工したのですが、中に入ったことはありませんでした。

で、せっかく近いので一度行ってみようということで行ってみました。





石でつくられた縦ルーバーが全体を覆っています。
決してコストの高い建築ではなさそうですが、石とか金網とかを意外性のある使い方をして、全体に重くなりすぎない、適度なスカスカ感をつくっていて、そういうところが上手だなあ、という印象です。




東京農大というのは開学の祖が幕末に官軍に最後まで抵抗して函館の五稜郭で戦いを繰り広げた幕臣、榎本武揚だそうで、歴史と由緒のある大学です。


展示で面白かったのは全国に酒蔵で杜氏になっている卒業生がつくった日本酒がズラリと一同に展示してあるスペース。


             



なんでも日本で唯一の醸造を研究している学科があるらしく、蔵元の子息はこの大学でそういう研究をするらしいです。
ちょうど仏教系の大学にお寺の跡取りが集まってくるのに近い感じ、でしょうか。







ちなみに、入口前では竣工当時は無かった、にわとりクンの立像が出迎えてくれます。



ナレースワン鶏・・・・・。
闘鶏です。2m以上あります。でかいです。そして怖い。。。
 
 
足元にはその由来の説明がありますが、何故ここに設置されているのか、説明がされていません。
 
 
 
 
 

後姿も肩幅が広く、タテガミ(?)がなびいていて凛々しい印象。男前な感じです。


闘鶏だけに来館者を迎え入れるというよりは威嚇しているようにすら、見えます。
そして、隈さんの軽やかな現代建築と対比がややシュールですらあります。



でも、そうした微妙にシュールで、ド派手かつ威嚇するルックスが特攻服姿のヤンキー、を彷彿とさせるところに、ちょっとグッと、きます。。。。
 
 
 

2010/03/22

サクラサク

東京のサクラの開花宣言が出されましたが、ジムショが面する目黒川も一部サクラが咲き始めました。




まだまだチラチラ咲き始めといったところですが、これから2週間くらいはサクラが楽しめるかなあという感じです。




ナカメが一年で最も華やぐ季節です。

2010/03/18

南青山3

3月から南青山の現場が始まりました。



Tokyo English Life Line = 東京英語いのちの電話のオフィスのインテリアです。
名前のとおり、英語の電話相談な訳ですが、直接カウンセリングに来る方も多いようです。

大きな部分の間仕切壁が出来ていて空間の骨組みがだいたい見えてきています。
天井高が割と高いので、思ったより大きくてゆったりした空間になる感じでした。




カウンセリングの内容は他人に漏れるべきでない内容が多いので、オフィスの内装としては珍しく防音対策をしっかりとっています。


          

間仕切壁の間にグラスウールをきっちりと詰め込んで、かつ間仕切りの下地材も千鳥状に配置することで隣の音が漏れないようにしています。
一方で相談者の方が騒いでトラブルが発生するリスクもある、、、ので、万が一の為に大きな音は外部に聞こえるようにしてほしい、というリクエストもあり、完全な防音室にしないようにしています。
その辺のサジ加減というのはなかなか難しいのですが。。。


インテリアは工期が建築工事より短いので4月末には完成なので楽しみです。
また進捗に合わせてアップしようと思います。

2010/03/14

つぼみ

久々の中目黒の話題です。

目黒川沿いのサクラのつぼみがかなり目立つようになってきました。




目黒川のサクラ並木は有名ですが、川沿いに事務所があるので、サクラの開花には敏感になります。

まあ、花見パーティーをどのタイミングでやるか、、、ということが気がかり、という意味合いもあるのですが。

いずれにしても都会の中で季節を感じるアイテムは少ないし、寒い冬から春の訪れを実感できるので、開花が待ち遠しい限りです。


2010/03/08

桜丘4

桜丘の現場が着々と進行中です。

2月には珍しく、雨雪が多かったのでやや遅れているのですが、内装や電気や水廻り等の設備工事が始まっています。


屋根は既に工事が完了しているので、既存部分を含めて雨漏りの心配はなくなりました。
小さなボリュームですが、既存の建物からするとだいぶ道路側にせりだして来たので、通りから目立つようになりました。





2階にある洗面所やシャワーの直下の配管配線です。電気や給水、排水の管がまとまって見えてます。こういうのは出来上がった時には隠れてしまうのですが、キレイに納めてくれています。
見えないところもきっちり仕上げるというのが全体の良し悪しにつながります。




 断熱材が露出した内部の様子です。
屋根は通称スタイロフォームと呼ばれる押出法ポリスチレンフォームによる断熱材で、壁面はグラスウールという化繊系の断熱材です。

昔の建物というのはこういう断熱材の仕様が貧弱なケースが多いのですごく底冷えするのですが、昨今の建物はこういう断熱をしっかり取るので、温熱環境はかなり改善されています。

自分が前に住んでいた家も木造の古い家だったのですが、冬の底冷えは相当なものでした、暖房が効かないという。。。
そういう冬場の厳しさを経験していることもあり、また今回は1階が駐車場なので、床面もスタイロフォームにして断熱性能をあげることにしました。






終わりに、現場近くの世田谷公園の梅の景色です。
違う日に撮った写真ですが、雨上がりの晴天に満開の梅が映えてました。

まだまだ寒いですが、もうすぐ春ですね。。。。

2010/03/01

夜景@六本木

「医学と芸術」展の最終日だったので、久々に森美術館=六本木ヒルズの最上階に行ってきました。森美術館は年に1回くらい目玉になるような大掛かりな企画展をやっているので、たまに行くのですが、今回の展覧会はキュレーション=展示企画の勝利といいますか、「医学と芸術」をテーマに、古今東西の「医」そして「生と死」をテーマにした歴史の記録を蒐集してました。
ダ・ヴィンチの解剖図があり、陰陽五行に基づいた人体図あり、義足や脳波で動く車椅子あり、といった感じで多岐に渡ってテーマを掘り下げる深さには圧倒されるものがありました。
難しいアートではなく、広く誰しもが共有できるテーマなので、最終日ということもあってか大勢の人で賑わってました。カタログも買おうかなあと思ったのですが、この手の展覧会にしては珍しく品切れ、ということで再販をするそうです。そうした点からも「生と死」に関する関心の高さがうかがえます。



で、展覧会でアートを楽しんで、深く考えた後のお楽しみは展望台です。

高いところからの眺望を楽しむ、というのはある意味ベタな娯楽ですが、美術館とセットになっていて気軽に楽しめる点と、六本木は立地的に東京の中央に位置するので、銀座から羽田、渋谷、新宿とそれぞれのエリアの眺望が楽しめる点、というのが結構好きなところです。
今回は夜景を楽しむつもりで夕方近くに行ったのですが、ちょうどお月さまがキレイな時分でした。


東京タワーと月。これもベタなショットですが、低い位置にある月とタワーのある夜景というのは良くマッチします。明日が満月みたいですが、こういうコンビは初めてみました。
そのせいか、皆さん写真を撮ってました。



そして、ヒルズはほぼ360度方向の眺望を見られるので、良く見ると、自分が携わったケンチクを発見することが出来ます。


写真だとちょっとわかりにくいですが、画面の中央やや上寄りに見えている、ノッポな白いビルが原宿のH&M=自分の担当作品、です。(クリックして拡大すると見えるかと)
もはや都内では珍しくない、超高層建築群に較べるとごく小さな存在ですが、エリアのちょっとしたアイコンになっているかもしれません。デザインの良い建築というのは、周辺に新しく建つ建築に対して連鎖的な影響を及ぼしてそのエリアのデザイン的な質を上げることがあります。代官山や銀座とかがそういう例かもしれないですが、原宿に建つこの建物も多少なりともデザインの相乗効果をあげてくれればなあ、と思います。どちらかというとこのエリアの再開発系の建築では後発に属する方なので、むしろ先達の刺激のもとに出来た、ともいえるのですが、小さくとも建築という点が都市という面に良い影響を与える、ということは信じたいと思っています。