旧HPで掲載していたスペイン旅行シリーズの再掲です。
アップロードが止まっていたので久々にアップしました。
旅行に行ったのが昨年の1月なので、もう一年以上経ちますが・・・。
やっぱり海外の写真というのは「ブログ映え」しますね・・・。
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スペイン旅行の続きです。セビーリャから鉄道でコルドバへ。
コルドバは、これも世界遺産のメスキータ(=スペイン語でモスク)の見学が目的。
現在はキリスト教会として現役で使用されているのですが、イスラム時代から数度にわたる増築を重ねた列柱とアーチによる内部空間は圧巻です。
スペインのイスラム遺構全般にいえるようですが、内部に比べて外観は素気ない石積みです。その分、内部の壮麗さが引立つ印象です。外敵に対する防御としての意味合いからこうした閉鎖的な外観になっているのかもしれません。
また内部には各時代の建築要素が散りばめられていて、またところどころにある天窓からの光が迷宮的な内部空間にアクセントを与えています。
メスキータの廻りの市街地は昔のユダヤ人街で、往時の面影が残されています。
だいたいが土産物屋さんか、飲食店、ホテルになっているのは日本の観光地と変わらない光景、ともいえますが、それでも住居として使用されているものも多々あり、組積造建築の持続性は日本人にはなかなか想像がつかない点があります。
下の写真はアルカサスのホールの座席で眠る猫。ここの主なのか、座面のクッションが爪で破られています。トラ縞模様ですが、心なしか日本猫離れしているような・・・。
次にホテルの写真を。ホテルは中庭型のプランで、行った時は朝食用のホールになっていました。観光シーズンから外れていたので、お客さんががあまりいませんでした。ちょっぴりさみしい雰囲気。
そして最後にホテルの部屋からの眺め。夜中に目が覚めると、メスキータの塔の傍らに満月がぽっかりと浮かんでいました。多分数百年は変わらない風景のはずで、とても神秘的な眺めで、不思議な気持ちになった夜でした。