2011/06/26

通風

先週の東京は真夏のように気温が高かった訳ですが、我々の事務所も節電ということでエアコンの使用を極力避けましょう、ということにしています。

そんな時にはやはり窓を全開にして風を通すのが一番良いのですが、幸いウチの事務所は前後に大きな掃き出し窓があるので、風がある日は心地良い風が通ってゆきます。









写真の妖怪・一反木綿のような物体は、パーティションとして使用している手作りの和紙スクリーンです。風にあおられてフワリと舞い上がっているところ。

代官山の丘側から谷側の目黒川に吹き下ろすような感じで風が吹いてくるのですが、この位に風が通っている時は一番気持ちいいです。
ただしホントの真夏には風が止まってしまうので、いくら窓を全開にしても一向に涼しくならないのですが・・・。

設計においても窓の位置や大きさを適切にすることで通風を確保するのは重要な要素となるのですが、今年の夏は特にその大切さを身をもって実感することになりそうです。


扇風機も新調したので、今年の夏はエアコン無しでどこまで乗りきれるか、トライしてみようと思います。

2011/06/20

かめ

先日、目黒川の川面をなにげに眺めていたらカメがいました。






カモは見た事ありましたが、カメは初めてでした。

中目黒でもちょっと観察すれば色んな生きものがいるもんです。

2011/06/16

icecubes

光井純&アソシエーツ在籍時に主任担当として設計監理をしていた、The Ice cubes=H&M原宿の上階にレストランがテナントとして最近オープンしたとのことで、当時のプロジェクトの関係者の皆さんと一緒に行ってきました。






ロイクラトンリゾートというアジアンフード系のレストランでしたが、地上40mくらいの高さに10m超の大きな吹き抜けがあり、空間的な余裕と表参道・原宿界隈を一望できる眺望が得られるのでなかなか気持ちよいです。写真は吹き抜け部分を見あげたところ。


テナント商業ビルの設計の場合、設計段階でテナントは未定なので、入居するテナントの設計に関与することは滅多に無いのですが、入居した後に訪ねてみると色々意外な仕掛けをみなさん工夫していて、あーなるほどね、と思うことが多いです。このレストランの場合、小さなカスケードをつくっていて、水の音が空間全体に流れていたり、段差をつくって空間に変化をつけていたりして不整形な平面形状をうまく使いこなしていました。

ちなみにメシ食べている時に余震があったのですが、細長い搭状のプロポーションの割に揺れは少なめでした。制震壁という、粘性の高いオイルを仕込んだ壁(=水飴の入った容器みたいなもの)を仕込んでいたからと思われますが、下階のH&Mでも商品やマネキンの崩落とかは無かったそうで、ひと安心です。



建物の維持管理もテナントの運営も申し分なく丁寧に使われていて、いい感じなのですが、しいて難点といえばエレベータのスイッチでしょうか。。。






透明なアクリルのボックスの丸いポチがエレベータのボタンですが、わかりにくい、という評判もあるらしいです。まあ、確かにこうして写真で見てもなかなかわかりにくいですが・・・・。

とはいえ、ちょっとおしゃれなレストランにとって特別な感じがするのは大事なので、こういう演出もアリかと思います。(若干言い訳がましいですが・・・。)実際お店は平日にもかかわらず、お客さんが結構入っていたので繁盛しているのかと。価格も割とリーズナブルなところですし、原宿界隈で落ち着いてゆったり出来る飲食はなかなか少ないのでかえって流行るかもしれないです。


ということで、表参道・原宿界隈にお越しの際は是非お立ち寄りください!

2011/06/12

現調

久々の現場ネタですが、都内某所のマンションに改修の現調=現地調査に行きました。

築40年近いと思われる古いマンションの一室。






メチャクチャ古い訳ですが、木の壁とか銘木調のフレームとか山並みの描かれた襖とか寄木細工の床とか、レトロ感あふれるデザインにかえってグッと、きたりします。

3枚目の写真は網代状の型板ガラスの戸板ですが、こういう製品は現在はつくられていません。

まだ実際に改修するか未定ですが、こういう古いアジを生かして新旧融合、みたいなことが出来ればと思います。

2011/06/05

Infinity

ちょっとした告知になりますが、広尾のIn style Photograghy Center というギャラリーで写真展「Infinity」が開催されています。



出展者の1人、北島明は親戚でございます、、、ので是非ご覧いただきますようよろしくお願いいたします。

会期は6/12(日)までです。

水田

電車に乗っていて久々に水田の風景をみました。





海外から日本に戻った時はいつも思いますが、日本は緑と水が豊かな国だなあと実感します。
特に今の季節は新緑と水田の整然とした苗と水のコンポジションがキレイなものです。

日本では当たり前のこととしてこういう自然の恵みを享受している訳ですが、大変貴重な気候条件の恩恵である一方で、猛威をふるうこともある訳です。


凡庸な言葉になってしまいますが、自然との共生や持続性という課題は建築のデザインで今まで以上に重要な課題になると思います。

2011/06/02

常州にて

中国・常州で見かけた風船おばさん。








止まっていません、バリバリ走ってます。

もはや説明不要というか、、、中国の色んな面を表現している一枚だなあ、と個人的に思ったりします。