2010/10/31

はん亭

ちょっと久しぶりですが、もう10月最後です。

10月最後の話題は食欲の秋、ということで先日行った根津のはん亭を。





明治時代に建てられたお店らしいですが、根津界隈の風情とあいまっていい感じのお店です。


このブログであんまり料理を載せることは少ないのですが、会食の場で写真を撮る、というのは珍しい行為では無くなったとはいえ、その場のトークの流れを断ち切ることもままあるので、あんまり撮らない、というかんじです。今回はたまたま友人のOK(?)が出てちょっと料理の写真撮りました。







串揚げです。


季節の野菜モノとかカニとか、色々。出てくる度に店員さんが説明してくれるのですが、ほろ酔い気分で聞いているので、十中八九忘れてます。。。まあ、そういうもんです、楽しく美味しい記憶が残ればいいかと。・・・・言い訳ですが。


これも東東京エリアならでは伝統のあるお店で、西東京エリアにこういう古い味のある雰囲気のお店というのはなかなか無い。

たまに東エリアに行ってこういうお店に行くたびに東京は広いし奥が深いなあ、とか思ってしまいます。

ミシュランガイドで星付きレストランが最多なのは東京らしいですが、単に基準が甘いという訳でなくて、アベレージはやっぱり高いみたいです。
ジムさんとかもよく食は東京がNO1、みたいなことをいいます。
だいたい各国料理がまんべんなく食べられて、繊細な味付け&盛り付けでレベルが高いと。

なので、星付きでなくても美味しいお店はいっぱいあるし、まだまだ食の探検はしたいなあ、と思います。

ま、予算と時間が取れれば、ですけど・・・。

2010/10/20

小伝馬町

以前紹介した小伝馬町のデザインマンションの友人宅で大学の友人の集まりがあったので遊びに行ってきました。


帰り際に外に出てみるとオフィス街のひっそりとした街並みにちょうちん行列が。







なんでも「べったら市」というのが毎年10/19,20に開催されるらしいです。
ちょうど今日明日ですね。


写真はほろ酔い気分で外に出たトコロで撮ったので、ブレてますが、、、ちょうちんというのは祭り気分を盛り上げる格好のアイテムだなあと思います。突然空間の雰囲気を変えるといいますか。

スカイツリーもだいぶ高くなってきてますが、こういう伝統行事が日常生活に紛れているのが、東東京エリアの強みです。

2010/10/15

1周年

今月でブログを書きだして1周年です。

まあ、よく続いたなあと。
更新を適度にユルくやっているのが良かったのかもしれません。
内容もユルめですが・・・。

個人的に秋はジムショの決算や創立記念日、おまけに自分の誕生日とか色んな節目があって、月日の流れの早さを認識する、特別な日が多かったりします。

最近はやや時間的余裕が無い状態が続いていて、更新の頻度が落ちていますが、まあユル~く続けていこうと思います。


ウチのジムショともども、今後ともよろしくお願いします。

2010/10/04

黒部

いつの間にやら10月です。

ここのところブログのエントリーが減り気味ですが、なんというか小忙しい状況がここのところ続いている感じです。

ヒマよりかはいいのですが。


で、そんな状況の合間をみて行った長野の旅の続編。

実に30年ぶり(!)くらいに黒部ダムに行きました。




だいたいアクセスの方法が昔も今も限られていて、トローリーバス=電動バスでトンネルを15分くらい走って黒部ダムに至ります。





ちょっとレトロなトローリーバス。電車のようなバスのような、不思議な乗り物です。






で、黒部ダムの駅に着いて長い階段を昇っていって地上に出ると、



壮大な黒部ダム。
景気良く放水しています。




ずっと眺めていると千住博の滝の絵のような不思議と引き込まれるような光景が広がります。

30年くらい前の子供の頃に見た時は、ひたすらでかいダムと周辺の山の景色、目もくらむようなダムの落差に圧倒されていた気がするのですが、建築を勉強し、かつスカイスクレーパーが当たり前のように建つ都市の中に住んでいる自分が再びその光景に対峙してみると、なんだか小さく見えました。50年くらい前の大事業で映画になるくらいの難工事だった訳ですが、秘境が開拓されつくしてメガストラクチャーに見慣れた時代にいるとなんとなく感動が薄れてしまう、、、気がします。

逆に自分の感受性が鈍っているのかも、、、とかコドモの頃の自分との距離を感じてしまう、、、という思いもありました。


とはいえ、コドモの頃には無かった発見もありました。







ダムの脇にそびえたつ、擁壁と思われる構造物。それと滑り台のような船舶の停泊所。
ちょっと古代の神殿みたいで思わず萌えました。。。


で、更に何かに似ている、、、と思ったら、イタリア未来派の建築家、アントニオ・サンテリアのドローイングの世界に類似している、、、のではないかと。


そもそも未来派は、有名な未来派宣言の「機銃掃射をも圧倒するかのように咆哮する自動車は、《サモトラケのニケ》よりも美しい。」というマニフェストに象徴されるように、工業化社会の新しいテクノロジーの中に新しい美意識を見出したのが彼らの重要な視点で、当然工場や産業構築物もその称賛の対象であった訳でした。
なので、サンテリアのドローイングの都市は稀有壮大なメガストラクチャーでダム的でもある訳です。
で、更に言ってしまえば「工場萌え」「ダム萌え」「土木萌え」的な萌えの原点は未来派にある、、、ともいえるのでなかろうかと。。。そんな仮説も成り立つ気がします。


まあ、小学生の時分にはそんなトリビア的お楽しみの視点は無い訳で、そういう意味では良くも悪くも月日の経過も感じさせる再訪でした。





で、オマケでバスの駅にあった、レトロな食堂。






ちょっと、昭和の時間で止まっている、、、感じがしちゃいますが、こういう何気ない光景にもある楽しみを発見してしまうトコロにも、コドモ時代との距離を感じます。


でも、こういう楽しみを発見するとしたら、トシをとる、ことも悪いことではないなあ、、、とか思った黒部の再訪でした。。。

2010/10/02

イベントの告知

イベントの告知です。


ASJプレミアスタジオ湘南主催の「第3回建築家展in湘南」という展示会+相談会が10/10,11に開催されます。

開催場所は藤沢ですが、お近くの方は是非お立ち寄りください。
独立住宅や集合住宅、商業施設等々に関する展示がメインになるかと思います。
 
まあ、ウチの事務所は「プレミア」かどうか不明ですが、、、他の建築家の方々もそうそうたるメンバーがいらっしゃいますので、見ごたえのある展示会になるかなあ、と思っています。
 
 
なので、興味のある方はぜひどうぞ。