書類の決裁を待っている間、ふとキャビネットの上を見ると、こんなものが放置されていました。
・・・・・・ああ、地震でユラっと揺れた時にポンっと外れるから、「ユラポン」。。。
って、そのまんまのネーミングだろうがっっ!!
・・・・・と、突っ込みたくなる気持ちを抑え、思わず写真を撮りました。
だいたい消防系の設備というのはパッと見に製品の機能がわかりにくいせいか、ゆる系のネーミングがされていることが多い。
ツートップはなんといっても「オリロー」と「タスカール」でしょう。
基本的にそのまんまのネーミングですが、カタカナとしているところがミソです。
しかし、漢字変換すると「降りろー」、「助かーる」、、、ととたんにユルくなる。
とはいえ、設計者としては既に見慣れた、というか業界的にメジャーな製品なので、その辺のネーミングに対する違和感がマヒしています。社名でズバリ「ホーチキ」とかありますし。
ユラポン、もそうした消防設備系ネーミングの正統の系譜に属するといえますが、寡聞にしてはじめてその存在を知りました。
というか、べニア板の台座といい、剥がれかけたテプラといい、ブックエンドのようにされている置き方といい、放置されているに等しいその扱いにちょっと哀しみを禁じえません。。。
今後、大地震の発生が予測される関東地方ですが、はたしてユラポンの普及は進むのか・・・。
どうやら電源を復旧した時にショートして発生する火災を防止するための装置なのですが、数ある地震時のリスクからするとやや優先順位が低いかもしれないです。
ま、消防署で「放置プレイ」、、、を受けている訳ですし。
今後のユラポンの健闘を祈ります。。。