先日の人形町の続きです。
「山葵」で食した後に友人の住むマンションに案内してもらいました。
ヨコミゾマコトさん設計のデザイナーズマンション。
小伝馬町のオフィス街、飲み屋街の中に忽然とあります。
中央に立つヒトは友人の後姿です。勝手に載せちゃった。。。
住戸の中はメゾネット形式になっていて天井が高いです。
部屋の気積=空気の容量が大きいとそれだけで気持ちいいものです。
それと家具や荷物が多すぎないというのも余裕が生まれて良いなと。
モノがあふれている我が家をかえりみて思ってしまいます。。。
友人は北海道からの転勤なのですが、多くの荷物は札幌の家にそのまま残しているそうです。
生活の拠点が2箇所あるというのは気分が変わってよいだろうなと思います、うらやましい。
建物の顔となる、エントランスホールの様子。
ヨコミゾマコトさんというのは今や巨匠、伊東豊雄の事務所の出身の方ですが、師匠に較べると素材の使い方に特徴があります。
どちらかいうとポップというか、エロい、、、と思う。
エロい、というのは褒め言葉ですが。
なんというか、派手とかキッチュになる一歩手前で寸止めされている感じといいますか。
写真のように鏡面のステンレスにエッチング加工を施して微妙なパターンをつくっているのですが、壁も天井も鏡面にすると、それこそラブホテルになりかねない。
なのですが、照明の全体の明るさを抑制したり、白い床材にして、モノトーンでまとめることで派手になることを抑制している訳です。その抑制の加減が微妙なエロさを醸し出しているといいますか、なかなか上手だなあと思います。
にしても、場所がまさに都心なので、日本橋はじめ銀座、丸の内が徒歩圏内というのはいいなと思います。
都心回帰の動きというのはここ数年出ている訳ですが、街の魅力というのは用途が偏らず、いろんな機能や住む人の世代が混在している状態がよいので、そういう意味ではもっと都心のこういう地区に住宅や商業の用途が混在すると面白くなりそうです。
あとは都心の家賃がもっと下がればさらにいいんですけどね・・・。