久々に現場ネタです。
田園調布で以前やった住宅のリノベーションの追加工事をやってます。
規模的に小さい改修で、特に特殊なことは何もやっていないのですが、壁の色の塗り替えとかをやっています。
壁、天井をカーキ色にして、建具をチョコ色に塗り替えています。
元々の住宅が割とバタくさいというか、ちょっと洋風レトロな感じだったので、そのアジが引き立つような色味を加えています。
以前は特に特徴の無いベージュ色の単色だったのですが、塗装だけでもずいぶんと印象は変わります。
日本の昨今の住宅は特に色彩に対して無難であろうとしますが、近代以前の住宅でも意外と大胆な色を使っていることがあります。
擬洋風住宅なので、バタくさい色を選んだつもりだったのですが、実際はじゅらくに近いトーンの色なので、日本的にも見えます。
廊下のアーチ窓とかは当初のままなのですが、今見るとちょっと新鮮です。
元の空間がある味も持っている場合、その潜在的なポテンシャルを引き出してあげる、という作業もリノベーションの醍醐味ではあります。
住みながらの改修なので、お施主さんは大変だと思いますが、今週いっぱいには完了予定です。