2010/02/16

桜丘2

先日、桜丘の現場で木軸の建て方が始まっていたので確認しに行ってきました。




今回、増築工事なので後ろに既存の建物が控えています。既に外壁の仕上は撤去されていて、防水シートが露出した状態です。

基本的にこういう柱梁の部材というのは事前に所定の寸法や納まりに加工されていて(プレカットといいます)、現場ではその部材を組み立てていくだけなので、とても早いです。
規模にもよりますが、2,3日あればだいたい上棟します。


          

部材の接合部分のアップです。キレイに加工されています。




          

入口のアプローチ部分です。だいたいどんな空間になるか、枠組みが見えてきています。


こういう建て方の時というのは設計者は黙って作業を見守るくらいしか、なすすべがないのですが、高木親方をはじめとした職人さん達が大変なりに楽しそうに声を掛け合いながら作業をしていたので、安心しました。

建設の仕事に限らず、シゴト場の雰囲気の良し悪しは、シゴトの質や効率に影響します。そういう意味で、こういう雰囲気の良い現場であれば大丈夫かなという感じがします。

慣れ合いすぎてダレた雰囲気にならず適度の緊張感のあるシゴト場、というのが理想だと思うのですが、最近つとにそういう感情面や対人面でのマネジメントというのが重要だと感じているところです。

ウチの事務所でもそういう雰囲気づくりは大事だなあ、と思って自分なりに試行錯誤しているところです。まあ、ごく少人数なのでマネジメントという大袈裟なものではないですが。。。