2013/09/17

ディテール:みどりの1

今回は現場のレビューで紹介しきれなかった部分のディテールについてちょっと書いてみたいと思います。



今回は「みどりの」の住宅の窓につけたプリーツスクリーンについてです。

プリーツスクリーンは和紙っぽいテクスチャーの繊維を折り畳んだ素材によるスクリーンで、いくつかのメーカーさんが様々な製品を出しています。

なんとなく柔らかい光がつくられて、どことなく和っぽいテイストもあり、シンプルでもあるのでLHAでは良く使っています。










光が透けるとテクスチャーもうっすらと浮かびあがってなかなかキレイです。


「みどりの」は素地の木が多くシンプルな空間で、障子も何箇所かに使っているので、障子と同じように柔らかにコントロールされた光になるプリーツスクリーンを取り入れることで全体の光の質感を調整することを意図しました。結果としては上手くいったかなと思います。


プリーツスクリーンは基本的にカーテンの代わりに直射日光や視線をさえぎる訳ですが、最近は同じようなスクリーンで断面に空気層をつくって断熱性能を持たせたスクリーンもあったりします。



こうしたカーテンやスクリーンといった製品は建築のディテールではありませんが、インテリアの雰囲気に大きな影響があるディテールの要素なので、インテリアと合わせてセレクトすることが多いです。



プロダクトものは日々進化しているので、こちらも情報が遅れないように勉強しつつ、、、建築やインテリアの雰囲気に合わせて取り入れているところです。